無茶苦茶なクロニクル タイプ-エヴァ

第一話 佐山の息吹

presented by sara様


注意:終わりのクロニクルは完全に無視しています、キャラや武装、その他諸々は採用しますが、そもそもUCATすら出てきません、もしかしたらエヴァすら破綻しているかもしれないとです。

 

後、毎度のことですがこの作品のクロスの数は洒落になっていません。

 

つまりはタイトル通り無茶苦茶です。

 

 

年がら年中真夏の天候に晒され、いい加減暑さが原因で生態系変わっているんじゃないかと疑いたい2015年の最中、日本には明確に雨季はないけど水関係はどうなっているんだろうと、疑問が浮かんだり、真水の貯水率ただでさえ低い国、水不足は深刻な社会問題とかなっていたり、その手の細かいところは突っ込まないのがお約束というものかも知れない。

 

人一人見当たらない道を歩く人達、その姿は遠目からも目立つなんてものではない、誰もいないのだからそれを気にするものを奇異の視線を投げかける相手もいない、いや、居たところで気にするような連中でもないが、そもそも気にするのならまっとうな格好で天下の往来を歩くはずだ、気にする感性が破綻しているから衆目の目を無視できる。

 

他人の価値観などアウトオブ眼中な連中、そういう人達って必ずしも目立つ外見しなければならないと決まってないと、己の個性を溢れんばかりに主張しているだけで。

 

主張の仕方が幾分間違っているようないないような。

 

銃刀法違反は個性の主張では済まされないような、其の点に関してのつっこみは「何、気にすることはない。私が法律だよ」とのたまいそうな奴が独り(誤字にあらず)いるので気にしないほうが賢い、気にすると毒される。

 

因みに空気感染するので目撃したら全力で待避する様に。

 

面子は高そうなスーツ姿の少年、白衣を着た美人×2、美少女×3、メイド×2、白衣の異物、これだけでも奇抜の連中だろうが、特にメイドとか白衣とか、メイドとか白衣とか・・・・・・・・異物とか。

 

白衣の異物はスルーの方向で、存在そのものをスルーしても大いに構わない(そりゃー、ひどいんじゃないかなぁ。白衣の異物(以後大城)の抗議だが受け付けません)、つーか存在そのものが害悪だ、主に公序良俗方面に。

 

他の面子も常識汚染率という未知の単位系にてかなりの高水準だったり。

 

高そうなスーツ姿の少年、佐山シンジ、学生服姿で髪をオールバックにしている目付きの鋭い少年、何かを達観している冷たさと、よく分からない情熱を併せ持っていそうな微妙にエロそう。

 

外見的特長をあげつらうのならば、いたって普通荷物も無し、但しこの面子の中に存在出来る時点で十分異端であり、なまじ外見的個性の低さが内面の個性の激しさを予感させる、見た目はまともであるが、見た目は。

 

お次にメイドさん一号、Sf、メイドさんである以上装備はエプロンドレスとカチューシャ、編み上げブーツ(この辺が作者の趣味に合致)、銀髪の髪を後頭部で結い上げている美人さん、人形のように無表情な(この辺が一番目の子供とかぶっているような気がヒシヒシとする、ずれているあたりとか)美人さん、因みに彼女も手ぶら・・・・な筈。

 

美少女三人、先頭を歩くシンジとSfのすぐ後ろを歩いている。

 

右から、霧島マナ、山岸マユミ、新庄運切、いたって普通のファッションに身を包む美少女三人、但し彼女たちは彼女たちで目立つというか目立ちまくるというか、それぞれ手に持っているものが銃刀法違反というか、因みに持っているのは、大剣(V-SW)、槍(GSP-2)、ゴッツイ杖(Ex-St)、彼女達の体格を多いに無視したサイズではあったが、このサイズのもので殴られたら撲殺必至ってぐらい、勿論そんな得物は刃物でなくても銃刀法違反である、もしくは危険物所持。

 

銃刀法違反チックな得物を除外すると見た目はまともである、公衆の往来に武器を携帯して歩く精神をマトモと分類できるのであれば。

 

で、残りの白衣トリオ、美女二大城一、赤木ナオコ、赤木リツコ、大城一夫、美女二人は二十代半ばくらいの姉妹のように似ている二人で大城は棺桶に片足突っ込んでいそうな眼鏡を掛けた爺さん、五十年はくたばりそうにも無いが。

 

しつこいようだが爺のほうは存在スルーでもかまわないっての、必要なのは美女、美少女、メイドさんのみ、端的に変態っぽい爺さんで十分、もしくはギャグキャラ、因みにギャグキャラ属性不死保持。

 

三人は目の前を歩く五人の後方数十メートルの辺りをふらつく足取りで付いてきている、ふらふらゆらゆらぐだぐだと彷徨うような足取りで、その背に自分の体重よりも重いんじゃないかなぁと簡単に推測できる荷物を盛大に背負って、因みにふらついているのはその背中の重量と体力がいい感じに拮抗しているからだろう、地面と荷物のサンドイッチになる時も近そうだ、というか数十分に一度はサンドイッチになってくれているものだが。

 

因みにこの三人が大層な荷物を背負っているのは罰ゲーム、何の罰ゲームなのかはまったくの謎だが、この三人がろくでもないことをやらかした罰という意味合いが濃いとだけ名言しておく。

 

最後の一人は白衣トリオの後方、メイドさん二号、八号、赤毛のメイドさんで顔立ちはやはり人形のように整って無表情で死に掛けの三人を眺めつつ歩いている、無論のこと彼女も手ぶらであった。

 

 

 

 

 

「シンジ様、本日はどこに行かれるのでしょうか。本日のご予定はまだ承っておりません」

 

Sf君はどこに行きたいのかね。聞いてみるとしよう。それにしてもSf君行き先くらいは事前に確認するものだよ、今の今まで知らないでついて来たのかね」

 

Tes. Sfが行き先を希望する場所はシンジ様の行く場所です。Sfが知る必要はありません。今問うているのは単に知的好奇心からであります」

 

「ふむ、優秀だねSf君。なかなかの忠誠心だ。それにしても最近の自動人形は好奇心などを持っているのかね、これは一つ勉強になる」

 

「お褒めに預かり光栄です、感謝の内容はFTISf応援係までメールで頂けると幸いです」

 

「後程送っておこう、そして最初の質問だがどうやら脳が腐っている山猿がいるようなので目をさまさしに行ってきてやるのだよ、山猿の巣窟たる穴倉に。穏便に容赦なくね、強烈な一発を叩き込んでやれば腐った脳も解けて崩れて空っぽになるというものだ。他のヒヒ爺にもやっておきたいところだがあの爺どもは・・・・・・・・くくくくっ」

 

Tes.人間の脳が解けて崩れてしまえば機能停止に陥ると判断しますが。それに他のヒヒ爺とはどなたのことでしょうか」

 

「何、そのほうが世界の為だ。それにあの山猿はろくな思考をしないようだから一度なくして最充填させてやるほうが効率的だよ。過激に穏やかにね。それが効率的というものだよ。それにSf君ヒヒ爺とは私の戸籍上の祖父や奥多摩にいる武力馬鹿のことだ。以後彼らの呼称はヒヒ爺で十分だ、覚えておきたまえSf君」

 

Tes.飛場竜徹様、佐山薫様、ヒヒ爺と登録しました」

 

と微妙な連立会話で先頭を歩くシンジとSf、無表情の少年とメイド、そして会話の内容からはたで聞いていると戦慄がおきそうな風景、何気なくスルーできる人はすでに脳がやられている、色々な観点から。

 

まるで違う内容を二人して同時に会話しなくてもいいだろうに。

 

 

 

 

 

事実後方では。

 

「・・・・・・・・・・・佐山空間が展開されている」

 

「何でSfさんはシンジ君と会話できるのでしょう。後あれは佐山菌が蔓延しているんじゃないでしょうか、それに空間ではなく恐らくレベル4(エボラ出血熱クラス)の病原概念だと。移動型の」

 

「あの魔女の作品らしいからSfって。類友?」

 

「ですかね」

 

と二人の美少女が目の前で展開されている毒素よりもよっぽど有害そうな奇天烈会話に対するコメントを送っていた主にマナとマユミ、残りの新庄のほうは黙して語らず明後日のほうを見て歩いていたりする。

 

(何で新庄は会話に参加しないのかしら(意訳、させられないのかしら)、それに新庄は妙に表情に哀愁漂わせてるし)

 

(お二人の会話が理解できてしまうのが、なんとなく悲しいのでは。それにシンジ君とのお付き合いも長いようでしょうから何か言って後で揚げ足取られると思っていらっしゃるのかも)

 

(私達大丈夫かしら)

 

(大丈夫でしょう。シンジ君は新庄さんで遊ぶのが大好きですから。私達の揚げ足を取るくらいならばこじ付けて新庄さんで遊ぶと思います。それに新庄さんもノリがいいですから)

 

(佐山に汚染されきっているのかしら)

 

(泥沼に嵌るのが新庄さんですから)

 

(なーる)

 

表向きの会話と裏での小声での会話が繰り広げられたりしていたりする、因みに新庄はマジに最後まで何のコメントもしなかったりする、隣の小声の会話を拾っていれば全力で講義したのかもしれないが、自身の精神の健全さを立証するために。

 

無駄だろうが。

 

 

 

 

 

最後に後方、白衣荷物運搬トリオ+one

 

「シンジ君は相変わらずセメントじゃなぁ。それにしても、儂今回は時に何かした覚えがないんだがなぁ、何で背押っとるんじゃろうなぁ。確かに何もしなかったが。うん、確かに何もしていない(・・・・・・・)なぁ」

 

Tes.生きておられます」

 

「生きていることが罪ー」

 

「大城様、生きていることが罪ではありません。私の自己判断は別ですが」

 

「それは鬱陶しいからとっとと失せろと言外にいっているのかなぁ」

 

「言外という時点で言っておりません。被害妄想ですか大城様」

 

「それ言っているのと同じー」

 

大城と八号が漫才、本人間ではセメントな会話なのかもしれないが客観視で漫才を繰り広げながら、この異物はまだまだ余裕があるようだ。

 

「それよりも、私は何でこんな荷物を背負わされている理由すら判らないんですが。大城全部長、母さんと貴方は今回何をやらかしたんですか。というか、さっきの呟きは何です、何もしていないって、何かしたから私まで背負っているんでしょう。説明してください。さもなくば死んでください」

 

「リツコ君までそんなセメントなこと言うしー」

 

一番小さな荷物、重量的には大城の十パーセントダウンといった感じ、彼方此方から銃口だの剣の柄などが覗いている、を背負いながらほとんど隣でふらついている爺に対して、詰問する、そもそも何故今ここで聞くのかとは突っ込まないで頂きたい、話の都合上である。

 

因みに彼女は二十歳過ぎの見目麗しい黒髪の美女である、白衣常着だが、白衣の下は何故かサファリルックであったりする、彼女は銃刀法違反がなくとも警察に任意同行を迫られるかも。

 

「うん、リツコ君。私は確かに何もしていないんだなぁ。多分、何もしていないからこんな目にあっているんだと思わないでもないがなぁ。聞きたいかね」

 

「ええ。聞いてから報復を考えますから」

 

「報復ってなにかなぁ、というか報復が前提」

 

「当たり前です、因みにお注射です」

 

「何の注射か聞いてもいいかなぁ」

 

「赤木家秘伝の妙薬です。どんな風邪からでもたちどころに回復いたします。過去私が母さんに試されました」

 

「副作用はあるのかな」

 

「おや、副作用があることが前提ですか。身の程を理解しているんですね大城全部長」

 

「やっぱり、あるのかなぁ」

 

「副作用といっていいのかは理解に苦しみますが。服用後、三日昏睡し目を覚ましたら。親族友人一同が目の前にいました。ただそれだけです、母さんがそれから一年は私の奴隷となりました以外は。熱も目が冷めたら全快していました。事実上世界唯一の風邪の特効薬です、命の保障はいたしませんが」

 

「激しく遠慮したいという要望は聞き届けられるのかなぁ。それと話さないという選択肢」

 

「話の内容によります。後話さないのでした、赤木家秘伝の自白剤を試します。成分は秘密ですが、幸せな気分になれるお薬です、薬事法は知りませんし、後遺症も知りませんが。そもそも黙秘される時点でお注射を打っても構いませんか。逆らうようですし」

 

「それは麻薬とかいうんじゃないかなぁ。それにしてもリツコ君も中々セメントだなぁ。で、やっぱり黙秘権はなし」

 

「いえ、これがナチュラルです、お注射と自白剤どちらがよろしいですか。黙秘権など口にされますようですから先ずどちらか一方を」

 

という、佐山空間並の会話を展開していたりする、なお大城は内容をきりきり吐いた。

 

詳細として、リツコの母、ナオコが趣味にしている研究で何事かをやらかしたらしい、その何事かはシンジの怒りに触れるもの、それもかなり。

 

事実ナオコは大城の二倍量の荷物をしょって歩いている、体重の二倍ではききそうに無い量、最早人が歩いているというよりは荷物が歩いている、因みに彼女も二十代中盤に見えるのだがその辺は親子ともども赤木家秘伝の老化防止剤らしい、銘は「絶対若年」、成分は絶対無敵と乙女の願い、類似品で豊胸薬「女の願い」もあったり、現在FTIケミカルにて末端価格十万二千ドルにて販売中(粉末十グラム)

 

で、その被害がリツコと大城にまで至っているのは大城に至っては当たり前である、必然である、ある意味共犯である、実験内容を知りながら黙認していた。

 

リツコに至っては一蓮托生、母親の罪が娘にまで伝染、正確には娘による監視網の強化のための罰則。

 

罰則を食らいたくなければ「自分の母親の始末ぐらいは自分でつけたまえ。何家族だろうと容赦はいらない。不出来な親を嗜めるのも子供の仕事だよ。徹底的に完膚なきまでにね、私は祖父からそう習ったものだよ。その直後に千日戦争に突入しかけたけどね。因みに勝ったのは私だ」らしい、この言葉が吐かれるのは荷物もちが終了してからだったが、この罰ゲームで一番割を食っているのは勿論リツコ、何もしていないのだから。

 

話を聞いた後、リツコVSナオコ毒舌セメントガチンコ殴り合い合戦、銃砲に手をかけることすらある凄惨な親娘喧嘩、ある意味一方的な苛めが開催されたとか何とか。

 

因みに大城の黙認理由はナオコからの賄賂、美少女ゲーム三十本セット+美少女期赤木リツコ写真集(盗撮版)コスプレ仕様(一部合成、でも制服はともかく体操服とかスク水とかをどうやって盗撮したのだろうか背景的には学校なのだが)何たる母親だろう、外見年齢的には姉妹にしか見えないが、その写真をエロ爺に渡すのは、バレたら、千日戦争開催は必至か。

 

 

 

 

 

で、話は飛ぶというか飛ばさないと話が進まない、頭上を戦闘機が飛び交い、爆撃の音が鳴り響く中珍妙な集団は歩行を進め、彼らの目的地、第三新東京に位置する謎の組織、今回のターゲット、そして向こうのほうから鴨がネギ背負ってきたようなタイミングで招待状まで届いた場所、ネルフ本部、地上入り口、ある意味異形の9人が前に勢ぞろい、守衛さんが妙な目を思い切りこちらに向けている、正確には困惑の目だろうか、こんな連中が避難警報発令中に門前に現れたら当惑する、先ずは現実を否認して眼をこすることが初動かな?

 

装甲車からライフル持ち出して突入を敢行しようとする軍人さんのほうが判りやすい、判りやすいからといってそちらのほうを歓迎するとは限らないだろうが。

 

いやもしかした歓迎するかもしれん、こんな連中よりかは幾分かましだろう、テロリストも他国の軍隊も、理解が及ぶのは理解が及ばないよりも扱いやすいのだから。

 

敵ならば討てばいいから。

 

敵で無いならどう対処したら良いのだろう、こんなの。

 

「碇ゲンドウ!!!ネルフは一方向から包囲されている!!!速やかに出てきたまえ!!!

 

「佐山君、それ包囲って言わない」

 

理解が及ぶとか及ばない以前に理解したくない存在となると尚更だ。

 

「何、些細な問題だよ、新庄君。それに挨拶は大きな声ではっきりとが基本だ。

――さぁ、碇ゲンドウ、早く出てきたまえ。早くしないと挨拶をするぞ!!!おはよう御座います庶民ども!!!!!いかん、超人的に人がいいので貴様だけではなく広く民衆に挨拶してしまったではないか。どうしてくれる!!!

 

どうしたらいいのだろう、突っ込みを入れるべきか。

 

「そもそも聞いているの前の守衛さんしかいないんじゃないかなぁ。周り避難警報が出ているからいないわけだし。それに周りに人がいたらそんな大声迷惑だよ」

 

「何、周囲に人がいれば偉大な存在を眼にして恐れおののくだろうね。ふむ、確かに迷惑かもしれない、恐れるのだから。だが支配者を正しく認識するに必要なことだね。恐れた後は偉大な存在に対して涙を流すことだろう」

 

因みに唯一少年の口上を身内以外で聞いていた守衛さん達の総合見解、もしくは統一見解――馬鹿が来た――間違っていないが、シンクロ率100なんだろうなぁと思ったり、後、どうでもいいが、新庄も突っ込むところが違うような気が激しくする、彼女は彼女で激しく佐山空間に侵されているのかもしれない、因みに馬鹿に対する耐性が無い守衛さんは対応に困っていたりする。

 

それと比較して新庄運切対応できているだけで君は既に佐山空間の住人だ、彼女は彼女で相当な常識知らずだと思える。

 

勿論のことだが彼の叫びを彼が呼んだ碇ゲンドウに聞こえているわけも無かった。

 

なお、この後は比較的マトモな大人、傍目には白衣にサファリスーツ、体の大きさ並の荷物という外見的な怪しさ+行動の奇怪さの総合点だけならシンジ以上のリツコから、シンジに送られてきていたIDカードを示して守衛さんに手続きを取り、迎えが来ることになり、迎えの人間(適当なのでAさん)に付いて案内されていくことになる。

 

 

 

 

 

はてさて、ではこの面子が案内の先導の元、目的地に辿り着くまでにこの連中のもう少し詳細な紹介をしていきたいと思う。

 

そもそも彼等はシンジ曰くの山猿に一発叩き込みにこの地に来たわけでもない、そんな暇でもないし、馬鹿の山猿がどこでサル山の長を気取っていようとどうでもいい、手紙があろうとなかろうと用が無ければ無視する、それぐらいの性格をシンジは保有している、煩わしい時間を自分から招き入れる寛容さも、災いを招聘する慈悲もない。

 

そもそも災いには蹴りを加えるよりも精神的に抹殺するタイプである、ナチュラルに。

 

では何故来ているのか、しかもシンジを筆頭にけったいな連中を引き連れて。

 

実は一人の少女の我侭から始まっている、正確にはシンジ達が籍を置いている会社のオーナーからの命令だが、私事での命令なので我侭もいいところ。

 

Tes.オーナーよりのご命令です。『面白そうだけど面倒臭そうだからあんた槍とってきて』だそうです。−以上」

 

命令書を持ってきたオーナー付き自動人形から命令を下されたわけだ、なお自動人形の名前はノア。

 

まぁ、シンジにしろ、リツコにしろ、大城にしろ、その我侭担当で雇用されているので文句は言っても仕事はするのだが、因みに勤めている会社の名前はFTI(フォーチューン・テラー・インダストリー)、「幸運語り工業」と奇妙な和訳をされる会社名、ニューヨークに本拠を置く世界最大のコンピューター産業の支配者、世界のOSの九割を支配しバイオ、医薬、工学、兵器、さまざまな分野で頭角を現し上場以来数年で株価三万パーセント上昇を達成し上昇を続けている、経済界のモンスター(実際に三万パーセントを連続上昇させる会社なんてあれば経済崩壊を起こすかもしれませんが、なにせ一株百万だったとして三億、それがあがり続ける、止まらない、こんな銘柄があれば誰もここ以外では買わなくなってしまうので他社の株価は軒並み低迷してしまうだろう。その辺はファンタジーなのでスルー。一応日本でも公開価格から三万パーセント以上を上昇させた企業はいるにはいるがそれは上場以来である、今は三万とはとてもいえない、因みにYで始まるIT会社、他にも三万がないとは言わないが短期間ではここしかないと思える。因みにその会社の公開価格、初値売出しは二百万だったり。つまりは上場来高値六億円、正確には株式分割という手法が取られているので六億円の価値がある株数を一株が元になったというもの。この三百倍を得た投資家はいなかったと思える。他長期的には一時期のセブン&○ホールディングスとか)

 

だがその実態は完全に謎に包まれている、NYの本拠にしても事務所が一つあるだけでその経営規模に合致したビルなどはまるで無く、オーナー、CEO(最高経営責任者)共に謎に包まれている(因みに謎の多い会社の株なんて誰も買いません、ある程度公開されていないと粉飾決算や何やらの疑いが出るから。どれほど業績が良くてもその裏づけが必要となります)。

 

唯一トップ級で交渉の席に出てくるのは秘書長の女性が一人、それが表向きのFTI最高責任者、裏側ではオーナー自ら率いるDIRTY FACE、曰くトレージャーハンター、世界の遺跡という遺跡を好奇心のままに練り歩き、オーパーツを収集する集団、金銀財宝には目もくれず失われた文明、ロストテクノロジーを収集する限定的調査を繰り返す神出鬼没な遺物捜索者。

 

手に入れたオーパーツを解析しロストテクノロジーをFTIという窓口から世界に流す、そしてその技術は一線を画し、その技術を持って世界一線級を独走する。

 

ある意味反則、裏技だ、通常が企業努力で開発する技術力を完全にパクッテいる、まぁ、分析解明の努力をしているのは確かだ。

 

シンジ達が所属しているのはDIRTY FACE、しかも実行部隊、リヴァイアサン―海龍―アジアを専門とするチーム、因みに子猫様が自分で狙う獲物は場所の関係なく、チーム名はナインヘッド・ドラゴン―九頭龍―

 

そして次の獲物として狙われていたのがネルフ本部本拠とされている古代の遺跡の一つ地下遺跡、自然に構築されたとは疑わしい広大な地下空間、その空間が意図的に製作されたとするならば古代超文明が関わっているのは疑いようが無い、ある程度その遺跡に対しての調査をオーナーが面白半分に行い、面白そうなものがあると判断したところで、件の組織の長からの手紙である、渡りに船どころか、豚が鶏背負ってライオンの群れに飛び込んできてくれた、因みに手紙は勝手に検閲されて、オーナーVS佐山のガチンコバトルに発展したりしなかったり。

 

食いつかない道理はない、餌が向こうから来て、食べてくれといっているのだから。

 

因みに今のところの狙いは“裏死海文書”、“ロンギヌスの槍”(一応の疑問としては何故キリスト殺しロンギヌスが使った槍の名前が使われているのか、確かに神殺しの代表のような槍ではある。神を殺したという概念武装にもなっているだろうが)。

 

シンジは指揮兼実行、新庄、Sfはシンジのサポート、マナ、マユミは前衛、赤木親子は遊撃、探索、調査、大城は部長の筈なのにシンジには囮やトラップの確認に使われていたり八号に真剣に命を狙われたり、因みに彼らの調査とはかなりアグレッシブであるので悪しからず、物と知識さえ手に入ればいいとさえ考えている節が在る。

 

悪行を積み重ねているわけではないが。

 

 

 

 

 

因みにこのお話に子猫様、親猫様、大学生パパさん、中学生財閥総帥など等は出るかどうかは微妙、出たらパワーバランス凄いことに、特に中学生財閥総帥(今更作者がそんなこといいますか)

 

 

 

 

 

で、唐突で、ミサトなどちっとも出てきてもいないのだがエヴァケージ、勿論真っ暗、いつも思うがこの演出(既に決め付け)、びっくりさせる以外の効果はないと思える、そしてここにいる面子は普通の感性などはしていない、至極まともだと主張する輩はいるが。

 

でも自分のことを正常だと断言できる時点で少々危ない。

 

其のまともの基準が佐山法典なので思いっきり主観的なマトモ、客観性ナッシング、因みに佐山法典とはハムラビ法典並みにセメントなのであしからず。

 

「ふむ、大きなお人形だ。これほどのサイズは伊勢で見た鎧武者以来だったかなSf君。なんとも懐かしいね、あの鎧武者に一撃でのされたのは誰だったか、確か奥多摩の山猿三世」

 

Tes.昨年以来となります。飛場竜司様です、武神でかかりましたが出会い頭の一撃で一発で。よろしければ詳細のほうは後ほどSf執筆記録ノベル、不可解摩訶不思議ドッキリラブラブin伊勢、飛場様悶絶編を参照くださいませ」

 

「時にSf.君誰と誰がラブラブなのかね」

 

Tes.シンジ様と新庄様です。付け加えますとオーナーのご両親のも少々、修羅場ですか?」

 

「あの二人は放って置けばいい、夫婦喧嘩は誰も食べんよ。商品化はコメディでならいけると思うが、ヒットはナレーターの努力だね?」

 

「ねぇ、突っ込むところそこじゃないと思うんだけど。っていうか勝手に人の肖像権を侵害してんだよー」

 

「ふぁ〜」

 

「おっきい」

 

「・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・・」「・・・・・・・・・・・・・・」どうやら荷物が重すぎて言葉も出ないぐらいに疲労していたらしい、表情から何かしらコメントしたそうだが、今は床とサンドイッチになっている「冷たい床が気持ちいいとのたまっているあたり暫く復活できないだろう」、なお新庄の抗議は当然のごとくスルーされた。

 

微妙に生暖かい眼でマナとマユミが新庄に視線をやらないでもなかったが。

 

八号はご丁寧に大城の上に直立していたり、大城はピクピクと痙攣していたり、まぁ、絶対に死なないんだろうが。

 

そして恒例の山猿の唐突な挨拶「貴方がシンジ君ね。あたしはここの作戦部長葛城ミサト」とはならないようだった、挨拶をしてくる赤ジャケットの女、因みに彼女が照明の指図をしたわけではない、微妙に「変な演出するんじゃないわよ。私が痛い人みたいじゃない」と呟いていた。

 

つまりは彼女は自分の上司を痛い人だと思っていたらしい。

 

「何だね、葛城女史。そう言えば疑問なのだが私はここの山猿に会いに来た筈なのだがここに通されてしまって、更には痛い演出だよ、これは何かの手違いかね、それとも新種の歓迎の意を表すものかね、それならばここは異なる礼節が働いている場所と認識してもいいのだろうか」

 

痛い演出のあたりで引き攣った様な表情を浮かべたが単語の中で引っ掛かるものでもあったのか訝しげに。

 

「ねぇ、山猿って誰かしら」、間髪いれず、「私の父親、もしくはここの総司令官のことだよ、葛城女史。貴女の上司だね。それに私を招待したホスト、彼が私の応対に出ないというのもおかしな話だろう、出したまえ、もしくはで出てきたまえ、山猿!!!出てこなければ口にするのがおぞましい手段に出るぞ!!!

 

この点だけ見ると、父親より痛いのは息子のほうだろうと万人が思うだろう、勿論ミサトの感性からどういう結論が出たのか、いい勝負ね、この親子、其の結論がありがちかもしれないが、付け加えると引き攣りに加えて後頭部に漫画汗が。

 

「司令は現在別室にいるわ、・・・・・・というか口に出すのもおぞましい手段って」

 

まぁ、疑問に覚えなければ先ほどの発言を彼女の現実認識能力が棄却したということになるのだろうが、佐山の名を持つもの相手には適当に発言は認識時点で棄却したほうが精神衛生に大変よろしい。

 

「ははは、何を言っているのかね。葛城女史、いつ私がそんな不穏な発言を」

 

「いや。今さっき」

 

「ははは、おかしい事もあるものだね。葛城女史、難聴かね」

 

因みに、これからしばらく論争になるが、何故かミサトは納得してシンジを山猿のところに案内してしまうのであった、よくよく考えると、何故論争で自分が納得したのかわからなかったりするのだが、その時は理不尽トークに負けてしまったのだろう。

 

因みに、山猿が現れていないのは、彼らが早々についてしまったので、未だ戦時のお歴々と作戦司令室に定型ポーズでモニターを睨みつけていたからだったりする、一応シンジは事前に迎えは要らないと連絡していたのでは在るが。

 

連絡内容としては「あー、此方は碇ゲンドウと名乗る山猿に怪文書を送られた佐山シンジというものなのだが。どうも私にはこの文書からは要領を得る読解力を得ていない。つたない知識を使い、来てほしいのだと理解したのだがね。迎えが在るそうだが不要と断っておこうか。余計な気遣いは不要としてこちらから出向かせてもらおう。時間は明言できないが」となり、先の門前のサプライズ発言で到着を知らせていたのである。

 

因みにこの言葉は、電話で言いたいことがあるといった後にメールで送りつけたもので、一応は迎えが不要だというあたりまでは相手に伝わっているのかもしれない。

 

なお、それ以後どのような手段を使っても彼と連絡をとることが不可能だったりするのだが、ミサトは迎えにいっていないのだし、山猿にまで伝わっているかは知らん。

 

因みにミサトは終始床の冷たさに悦に入っている三人、一部一人が侍女服の赤毛の女性に踏みつけられて痙攣している、を無視していた、余り係わり合いになりたくなかったのだろうし賢明な判断だとは思うが、作戦部長としては思いっきり問題なのではないだろうか、見るからに怪しいのだから、人として係わり合いになりたくないのは良く分かるが。

 

 

 

 

 

で、山猿の居城、別名サル山の頂点、総司令執務室。

 

至るまで様々な抵抗、つまり今は会えないとされていたが弁舌も爽やかに、屁理屈を捏ね回して、理不尽を振りかざし、独自常識を構築し、佐山空間を展開し、面会に漕ぎ着けた、因みにまだN2すら使用されていない以前に強羅絶対防衛線すら突破されていなかったりする、時間的にはたっぷり余裕がある。

 

総司令室に入った直後、因みに入室したのはシンジとSfのみ、わかりやすく言うと、突っ込みもストッパーもいない暴走状態永続型、他の連中は荷物の携帯物が物騒すぎて幾らなんでも入室拒否された、というかここの内部まで持ち込めたことですら脅威だ。

 

まぁ、そんなどうでもいい些事はおいて、いまさら細かいところに突っ込んでいてもしょうがない、突っ込むところは既に山と積まれているし。

 

「ふむ、なんだね。この部屋は何かの薬物でも保存されているのかね、光を嫌うような。それとも私の視覚障害かね、どうも薄暗く、目の健康を害しそうな感じがいい具合なのだが、私の視覚障害というならば不自由を感じているのは私だけだろうからね。どうだねSf君」

 

Tes.私の視覚素子にも同様です。私は暗所であろうと行動の妨げとはなりません。なお薬物反応は見つけられませんでした」

 

「暗視装置に、分析装置かね。色々搭載しているものだね、多機能で結構なことだ。だが私は人間でありこの薄暗さは視覚の健康を損なうのだがその点はどうしたらいいのだろうか」

 

Tes.どのような場所でもご奉仕出来る完璧無比がFTI製自動人形のモットーです。シンジ様の健康問題に関しましては今更と存じます」

 

「至極健康的な生活を送っていると自負しているよ。他者の追随など許さぬほどにね。何処かの格闘爺ほどでもないが。あそこまでいったら人間というより野獣だからね」

 

Tes.健康を信条とされる方は、薫様と七十二時間耐久爺孫、チキチキ勝敗決定無限バトルなど致さないと思われます」

 

因みにそれは種目選ばずで行われた凄絶なる孫と祖父の家族喧嘩、種目は大食い(途中で妨害競争となり殴り合いに発展)、飲み比べ(左に同じ)、殴り合い、チキンレース(両者激突)、スリの獲得競争(犯罪です)、デイトレード一日利益競争(裏をかこうと必死になるがやはり妨害競争に突入)、トラップサヴァイヴァル、並の人間なら後ろに手が回るか、最低限入院措置が必要な荒れ果てたものだった、被害額は相当なものだったとか。

 

ツーか、結局殆どが殴りあい。

 

「あれはあの爺が悪いのだよ。いつまでも負けを認めないからね。明らかに私が勝っていただろう。私の脳内記憶にはヒヒ爺が敗北を認めず負け犬の如く吼えていた様に記憶している」

 

Tes.勝敗は確か十三勝十四敗で負け越していたと記憶しています。裏代表作たる自動人形Sfは正確性も無比を誇っています。映像記録を参照なさいますか」

 

「では、その正確性に誤りがあるようだね。あれは私の二十七勝で完封だったのだよ」

 

Tes.薫様も同様に申しております。ですが私の正確性は完璧です。ご証明いたしましょうか」

 

「そうしてくれたまえ、手段は任せる」

 

Tes.

 

なお一連の会話は、この総司令室に入室した瞬間から山猿の机の七メートル手前に至るまで致された会話であり、その間よく響く二人の声に突っ込むこともできない山猿と電柱が二人を見つめてい、山猿は相変わらずのポーズで、電柱は少し引き攣った笑みを浮かべて。

 

Sfは一礼しスカートにの端をつまみ上げ一礼する、その際にスカートの中から出てくるは数多の金属製の部品。

 

「それでは皆様ご覧ください、この装備品」

 

数多の部品は中空で踊り、組み合わさり形を成す、二メートルを超える長大な鉄の塊、カノンと見まごうばかりのライフルのような銃身が六本束ねられた姿を持つ、余りに剛健、余りに破壊的、ただ破壊のためだけに作られた芸術。

 

破壊だけの一点特化。

 

「ガトリングガン。本日ここにご用意致しましたこれで。これによって満足にご奉仕できると判断致します」

 

腰を落とし、いや通常彼女の細腕では決して支えることの出来なさそうな重量を誇る凶悪な重火器を構え。

 

「そして続く我名は“在るべき婦人”(Sf)−私は私の在るためにご主人様にご奉仕いたします。ご主人様のお望みのままに日常の退屈に刺激の効いたスパイスを奏でるFTI裏代表作Sfのエキセントリックな演奏を皆様お楽しみくださいませ。観客はホストですが」

 

この時点で、山猿は表情を変え、だが動けない、電柱はかなりの高速、確か六十近かったと思うのだがなかなかの健脚で逃亡を開始。

 

中々生汚い老人、もしくは生存本能が旺盛な。

 

「まだまだ未知なる機能で毎日を楽しく演出するSfの本日のご奉仕、様々な角度からお楽しみ下さいませ、主に肉体で―では―お見知りおきを」

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ

 

引き金が引かれ、射出される弾、そして轟音(なお、この部屋は完全防音)、毎秒数十発、毎分千発を超える銃弾の豪雨が山猿に向かって射出させる、一発一発が必殺の破壊力を込めて、破壊の螺旋を描いて飛翔する、そしてSfの足元にばら撒かれる薬莢。

 

但し、その一発でさえも山猿には掠らせてもいない、まぁ、机は完膚なきまでに打ち込まれているのでその破片が傷つけていたりはするのだが、数百の弾は一発も人体に当ててはいない、制御すら、反動の制御すら不可能なモンスターを扱って。

 

約一分間の砲撃が終わり、残ったのは煙を放つ、銃の射撃の際に生じる硝煙と銃身の過熱による大気の揺らぎ、そして山猿を囲むように三日月形に床を穴だらけにされ、離れたところで腰を抜かしている電柱。

 

「さて、シンジ様。Sfの正確性ご覧になって頂けたでしょうか」

 

「うむ、やはり優秀なようだね。だが私は敗北したという記憶はトンとないのだがね」

 

Tes.敗北を認め成長することが懸命だとSfは具申いたします」

 

「ふむ、最近の自動人形は主人に説教かね」

 

Tes.それがご主人様のためならば致しましょう。Sfには教育プログラムも搭載されています。Sfはご主人様の健やかな幸いの為に働きます」

 

「本当にいろいろ入っているものだね。一つ確認したいのだが、その教育プログラムの名前と発案者は誰かね」

 

Tes.結城美沙様です。商品名は“無敵パパ教育計画改訂版、従順なる奴隷部下調教計画”となっています」

 

「即刻削除したまえ、いいね、即刻だ」

 

Tes.このプログラムは美沙様の確認コードが必要となっております」

 

「そうかね、それは残念だ。どうしたら消えるのだろう殴ったら消えるかね」

 

「無理だと自己判断いたします」

 

と、Sfはガトリングガンをスカートの中に戻しつつ、入るわけねぇだろという突っ込みはスルーするとして、世の中突っ込んで知りたがっちゃいけないですよー、あはー。

 

二人の奇妙な漫才は再会されていた、やはり止め役がいないと永続するのだろうか、それにしても無様な格好で今や混乱の局地にいる山猿はどうするのだろうか。

 

 

 

 

 

「さて、つかみの挨拶は先制打としてテンプルに叩き込んだところで。碇ゲンドウ、この度のそちらの用件に関しての交渉を始めようか」

 

動転しているか恐怖に固まっている、元自分の父親に対して、そう言ってのけた。




To be continued...

(2005.07.16 初版)
(2005.12.31 改訂一版)


(あとがき)

改訂版、少々気に入らないところや書き換えたいところ、それに続きを書くにあたって作者の脳内整合が微妙に狂っている,これが一番重要、で少々ギャグテイストを増大させての改訂版になりました。
八号君が登場していたり、台詞だけノアが出ていたり、名前だけエロ代表のセブンthG代表代理が出ていたり、大城の扱いが悪くなっていたり。
さて、追記しますと終わりのクロニクル、完全読破。
よって次回からも新キャラを参戦させようかなーとか。
誰が良いですかね。
一番、ワムラビ
二番、ヒオ・サンダーソン&ダン・原川
三番、戸田命刻
四番、4thG草の獣

作者(sara様)へのご意見、ご感想は、メール または 感想掲示板 まで