序章
第三新東京の危機
presented by 蜜柑ブタ様
2015年。現在。
セカンドインパクトが起こる、約20年前……。
当時子供だった大人達は、あの頃よりは夜眠れるだけマシになったと呟くほどの、騒乱の時代があった。
水爆大怪獣ゴジラを始めとした、怪獣と分類される巨大生物達が人類と戦いを繰り広げていた時代である。
ゴジラを筆頭に始まった戦いは、終わりを見せない。けれど、それでも知恵を絞り、手と手を繋ぎ結束した人類は絶滅してなるものかと怪獣達と戦い続けた。
そんな時代の最中に突如として降りかかったが、セカンドインパクトと呼ばれることとなる大災害だった。
この大災害は、災害が起こる20年前に地球防衛軍の尽力により南極に封印された大怪獣ゴジラを南極もろとも消滅させ、さらには、それまでいた怪獣達をも消し去ったかのように怪獣が姿を消すこととなった。
かつて青かった海は赤く染まり、海面上昇、地球の軸のズレ、それは、世界滅亡に匹敵する傷を残した。
それでも人類を始め、多くの生命は生き延びようと適応した。
その適応により、突然変異か、ミュータントと呼ばれる特殊能力と優れた身体能力を持った人類が現れ始める。
怪獣の消滅と共に、縮小された地球防衛軍により、M機関というミュータント専門組織が作られ、セカンドインパクトの爪痕を復興させるために力を尽くし、ミュータントへの偏見はそれほどかからずなくなった。
地球の軸のズレにより、四季が消え、年がら年中夏となった日本では、今の時代に絶対的な権力を持つネルフという組織が第三新東京という新しい都市の地下に建設された。
怪獣と戦うという大義名分を失い、縮小されていく地球防衛軍に代わる世界を牛耳る組織としてネルフは、その権力と惜しみも無く振るい、賛否両論を生んだ。その横暴さゆえに、地球防衛軍の時代を知る大人達からは多くの反感を受けることとなる。
地球防衛軍の復活をという、一般人のデモも、政界や軍部での動きもあったが、ネルフにより潰されたのは言うまでもないだろう。
対怪獣のために作られた多くの兵器は、その破壊力を言い分に、一部を除いて多くが解体処分された。これ見よがしに兵器を解体する現場を放送するなど、かつて地球防衛軍の科学や技術者として人類のために貢献してきた者達を泣かせ、地球防衛軍の牙を奪うことで、旧き時代の守護者達をネルフは、あざ笑う。
その背景には、ネルフという隠れ蓑を作ったゼーレという秘密結社があったのだが、一般人がその存在知ることは無い。彼らは古き時代から人類の文明に関わってきた存在だ。死海文書と呼ばれる預言書を使い、人類を導き、操ってきたのだ。
しかし、彼らの預言書に記されていない存在があった。それがゴジラを始めとした怪獣だった。
怪獣がいた時代、彼らの手を離れて地球防衛軍を結成して戦い続けた人類。その長い時代はゼーレにとっては、暗黒だっただろう。しかし、人類を守るためには自分達の影響を一切受けない地球防衛軍の存在に頼らざる終えなかった。その反動が、セカンドインパクトの後に地球防衛軍へと牙を剥いた。
ゼーレにとっては、自分達の信じる預言書の通りの時代がようやく戻って来たと喜ぶときだった。
だが……、その喜びは、間もなく絶望へと代わるのだ。
南極と共に消滅したと決めつけ存在を忘れ去ろうとしていた、怪獣王ゴジラの存在。
そして牙を抜かれ、徐々に消滅させられようとしていたが、ただでは転ばぬとその時に供え続けていた地球防衛軍。
それは、第三新東京を目指すように動く、現代兵器で最強を誇っていたN2地雷ですら屠ることができなかった使徒と呼ばれる超生命体の出現と、エヴァンゲリオンなる、ネルフが用意した最終兵器が投入される時に始まる。
***
真っ暗な夜中。
銀と赤に彩られた、ゴジラを模した新型対怪獣用兵器に乗る、赤と金の混じった髪をした男が、打ち震える。
海より第三新東京へと上陸しようとする100メートルもある黒い巨体の怪獣の咆吼に。
歓喜に震える。
『…ムグ…。椎堂ツムグ! 聞いているのか!?』
「……なに?」
『さっさと返事をせんか!』
通信機からのうるさい声に、椎堂ツムグと呼ばれた赤毛の男は、やーれやれと肩をすくめた。
「浸らせてくれてもいいじゃん。」
『こんな状況を喜ぶのは、世界中探してもお前だけだ! それよりも準備は整っているのだろうな!?』
「終わってるよ。あとは、運んでもらうだけ。」
ツムグは、コックピットに設置されているヘルメットを被りながら言った。
頭を全部覆えるヘルメットの後部には、奇妙な管や線が繋がっている。
『起動準備を開始します。』
そんなアナウンスが聞こえ、コックピット内の様々な計器が動き出し、光が灯る。
『シンクロ率、起動範囲内到達。DNAコンピュータ正常稼働。動力、異常なし。』
『機龍4式コード・フィア型。起動完了!』
対ゴジラ兵器、機龍4式の目にカッと光りが灯った。
***
一方そのころ。
「35年ぶりか…。短い平穏だったなぁ。」
「バカ言うな。セカンドインパクトがあったんだぜ?」
「ああ、悪かった。さっきのは訂正するぜ。」
「まあ、おまえの言い分は分かるぞ、熊坂。俺らは、最前線で怪獣と戦ってきた同志だからな。」
「何をやってる! ゴジラがすでに東京湾に侵入したんた! ミュータント部隊の配置を急がせろ、熊坂!」
高い階級であることを示すバッチを付けた軍人が熊坂ともう一人の軍人に怒鳴った。
軍用トラックの中では。
「いよいよ怪獣王とご対面か…。怖いか? 尾崎?」
「…正直、怖いよ。でも戦わなければ沢山の犠牲が出てしまうんだ。逃げるわけにはいかない。」
尾崎と言われた青年は俯いてはいるが、その目には強い意志を宿していた。
「おまえらしいな…。」
「風間、ムチャだけはするな。嫌な予感がするんだ。」
風間と呼ばれた青年は、尾崎の様子に呆れていたが、尾崎は顔を上げて風間に向ってそう言った。
「そんなの関係ない。戦うだけだ。」
「風間!」
「尾崎…、“カイザー”だからっていい気になるなよ。」
「二人とも落ち着いてください!」
同じトラックに搭乗している仲間が二人を止めに入った。
『総員に次ぐ! Gが東京湾に侵入! 熊坂の指示に従い、配置に付け!』
『ミュータント部隊出撃せよ!』
M機関は、この日をもってミュータント達が社会奉仕する組織という皮を脱ぎ去った。
***
碇シンジは、自分が今置かれている状況に激しく後悔していた。
今、なぜこんなことに自分が巻き込まれているのだと?
彼が乗る、いや乗せられているエヴァンゲリオン初号機の眼前には、使徒と呼ばれる異形の生物が立っている。
第三新東京のネルフ支部に来るまでに、目撃した。自分が今乗っているエヴァンゲリオンなる存在を圧倒した、あの使徒という怪物を。
会いたくも無かった父親・ゲンドウに呼び出され、ミサトという女性に案内された場所で、いきなり乗れと言われたのだ。初号機に。
何年もほったらかされて、子供である自分にかけられた第一声がそれだったのだ、シンジは当然反発した。
そしたら帰れと言われ、そして傷だらけの青い髪の少女が運ばれてきて、ゲンドウは冷徹に彼女にもう一度だと命令していた。
その痛々しい姿に、シンジは立ち止まり、そして使徒からの攻撃でぐらつくネルフの天井から降ってきた建物の一部から少女を守ろうとした、すると初号機が守るように手を出し、振ってきた物から助かった。ミサトはソレを見て、なぜかイケる!っと言っていた。
シンジは、痛々しく、苦しんでいる少女を抱えたまま、その少女の姿に心が痛み、逃げちゃダメと自分自身に自己暗示を掛け、渋々ではあるが乗ると言った。
14歳という若き少年であるシンジは、いきなり人類滅亡をかけた戦いに放り込まれ、わけの分からぬまま、そして流されるままでいるしかなかったのだ。
LCLという液体に苦戦しつつ、出撃準備が整い、あとはリフトオフだけとなった時だった。
どこからともなく、凄まじい咆吼が聞こえた。
使徒がビクッとなり、キョロキョロと周りを見回し、シンジもその咆吼がなんであるか分からず周りを見回した。しかし、どこかで聞き覚えがあるものであった。
そうだ、実習授業で見せられたビデオ映像で……。あれは……、確か…。
一方、咆吼を聞いたのはシンジだけではない。
もちろん戦いを見守ろうとしていたネルフにもばっちり聞こえていた。
副司令官である、60代の冬月は、顔面蒼白になって腰を抜かしかけていた。
「どうしたのだ?」
ゲンドウが訝しむ。
「い…、碇……。そんな…、馬鹿な……、あれは……、あれは35年前に南極で封印されて、セカンドインパクトで死んだはずでは…!」
冬月は、現実を理解したくないといわんばかりに首を振り、震えていた。
「あれとはなんだ?」
「そうか、おまえは当時13歳だったな…。しかしそれぐらいの年代なら覚えているはず…、いやそんなことは今はどうでもいい! それよりもっ」
『報告! 高濃度の放射線量を感知! 測定値計測不能!』
『東京湾より、なにかが上陸しました!』
「モニターに映せ。」
「よせ、碇!」
淡々と指示を出したゲンドウに、冬月が思わずまったをかけた。
そしてモニターに映ったのは…。
100メートルをはあろうかというほど巨大な黒い怪獣が、第三新東京の周りを囲う山を乗り越え、武装ビルをなぎ倒しながら使徒と初号機に接近していく光景だった。
「ああ…、あああ……、ご…ゴジラ…!! ゴジラだ!!」
冬月は、ついに床にへたり込んでしまった。
ゲンドウも、幼い頃の記憶が蘇り、汗をかいた。
司令塔のところがこんな状態である一方、ゴジラの恐怖をあまり知らない若年層が閉める指令室では……。
「な…なんなのよ! あの黒いの!? 新手の使徒!?」
「あれは…、怪獣?」
「怪獣って…、リツコ? あの怪獣?」
「そう…、セカンドインパクトが起こる前、世界中で現れていた巨大生物よ。あの鱗…、背びれ…、水爆大怪獣と呼ばれるゴジラと一致するわ。」
リツコはすぐにパソコンを開き、データを照合した。するとネルフのスーパーコンピュータであるMAGIが、完全一致と答えを出した。
「生きていたの?」
リツコが知る限り、南極に封印され、セカンドインパクトで南極もろとも消滅したとされていたゴジラが、今、自分達の前に現れたのだ。
「放射能数値、更に上昇!」
「ああ!!」
次の瞬間、歩きながらゴジラが口から放射熱線を発射した。使徒めがけて。
使徒は、横に向かってスライディング回避を見せ、ギリギリで熱線を回避した。放射熱線が着弾し、大爆発が起こる。そして射出機に固定された初号機が爆風で煽られ、シンジはその熱さと衝撃に悲鳴を上げた。
ゴジラは、口を閉じ、さっきのスライディングで倒れている使徒を睨んだ。
使徒は慌てて起き上がるが、それよりも早く、ゴジラの手が使徒の頭部の上辺りを掴んだ。
ゴジラは、軽々と使徒を持ち上げ、そして片手で使徒を叩き付けるように投げつけた。使徒は大きくバウンドし、何度か小さくバウンドしながらも転がって止まった。使徒は、ヨロヨロと起き上がる、先ほどの一撃で体中がやられたのか、四肢がグニャグニャだ。
そんな使徒にゴジラが接近すると、使徒は、ビクッと震え、逃げようとするようにグニャグニャになった手足で胴体を動かす。
しかし、無慈悲。
ゴジラは、使徒の顔を掴むと、そのまま再度持ち上げ、後ろの方へ再び叩き付けるように投げた。
『うわあああああああああ!?』
シンジの悲鳴と共に、バウンドして吹っ飛んできた使徒が初号機に衝突し、射出機がひん曲がり、初号機もろとも倒れた。
重なるように倒れた使徒と初号機。使徒は、ゴロリッと初号機の上から転がり落ちた。そしてヨロヨロと起き上がる。
ゴジラは、その使徒の背中を見つめながら背びれを光らせた。
その直後だった。
無数のミサイルが飛んできて、ゴジラの体に着弾した。
ゴジラは、ギロリッと空を見上げる。
すると、赤と銀の巨大兵器が搬送用のジェット機から切り離され、第三新東京の地に落とされ、着地した。
「こっちと遊ぼうよ。ゴジラさん。」
機龍4式コードフィア型、通称機龍フィアが、使徒を蹴っ飛ばして初号機から距離を離させた。
ゴジラは、なんのつもりだ?っと言いたげにピクリッと眉間を寄せた。
機龍フィアに蹴っ飛ばされて結構遠くまで転がった使徒は、ヨロヨロと起き上がり、逃げようとする。
それを見たゴジラは、逃がすか!っと言わんばかりに背びれを光らせて、熱線を吐いた。
今度こそ使徒に命中した熱線は、使徒を燃やし尽くし、最初よりも強力な爆発となって第三新東京に大穴を開けた。
「お見事ーー!」
機龍フィアに乗っているツムグが拍手した。
それに反応してか、ゴジラがギロッと機龍フィアを睨む。
その目を見て、ツムグは、ゾクゾクと震えた。喜びで。
「その目だよ…。ずっと待ってたんだ。ゴジラさんが必ずココへ来ることは分かってた! その全てを焼き尽くす怒りに燃えた炎が欲しかったんだ!!」
ツムグは、狂ったように笑う。
そのツムグの笑いに気づいてか、ゴジラが突進してきたため、機龍フィアで受け止め、ジェットを吹かし、初号機から引き離すようにゴジラを後ろへ押しやった。
一方でネルフは、いきなりのことの連続でポカーンとしていたが、やがて初号機に群がる黒い人影達に気づいて慌てた。
「ちょ、ちょっとぉ! 初号機になんかされてるわよ!」
「あれは……。」
「国連からの緊急連絡あり! モニターに映します!」
オペレーター達により、国連の者達の顔がモニターに映された。
『こちら国連軍と戦自の共同司令部。ネルフに告ぐ、今すぐエヴァンゲリオンを退避させろ。もしくはパイロットを下ろした後、エヴァンゲリオンを自爆させるなりして粉々に破壊しろ。』
いきなりとんでもない指示が入った。
「どういうことよ! エヴァを退避させるどころか、破壊しろですって!? 天下のネルフに向ってなんてこと言うのよ馬鹿じゃないの!? 何の理由があってそんな…。」
ミサトが噛みつく。
『ゴジラは、使徒とエヴァンゲリオンを破壊するために第三新東京に上陸したのだ! エヴァンゲリオンがある限り奴は第三新東京に来るぞ!』
「話にならん。」
ゲンドウがひと蹴り。すると国連の者達は顔を歪めた。
『ならば、決裂だ。M機関のミュータント兵達が今、パイロットだけでも保護するべく活動中だ! そちらが何もしないのなら、こちらが動くしかないのだから文句はあるまい。』
「なっ! やめさせろ!!」
『これまで偉そうにふんぞり返って、好き勝手してきたことを後悔するがいい!』
そして通信が切れた。
「M機関ですって? じゃあ、あれは、ミュータント達? ただの奉仕組織じゃなかった?」
リツコが初号機からエントリープラグを引っ張り出して、シンジを保護している黒い兵士達を見てそう呟いた。
エントリープラグ内でぐったりしていたシンジは、運び出され、近くに待機していたM機関の医療チームに委ねられて第三新東京から遠ざけられた。
『エヴァンゲリオンのパイロット保護完了!』
『了解! 総員! 戦闘配置につけ!』
保護活動を終えたミュータント兵達が、大型バズーカや、大型メーサー銃を担いで、走り出した。
「さーて、あの少年の保護も終わったし。本腰入れようか。ゴジラさ〜ん。戦ってね?」
ツムグは、バキボキと手を鳴らし、それから操縦桿を握り直した。
つかみ合っていたゴジラと機龍フィアだったが、機龍フィアの腹部が開閉し、絶対零度砲が発射された。たちまちゴジラの体が凍るが、ゴジラは、ビックリしたものの、すぐに氷を割り、機龍フィアに頭突きをかました。そして機龍フィアの片目が割れ、オイルが涙のように流れ出る。するとパッと手を離した機龍フィアが僅かに距離を取り、グリンッと回転して尻尾による攻撃を与えてゴジラを吹っ飛ばすがゴジラは体制を整えてすぐに着地した。
「うーん、やっぱり強度もパワーも足りないか…。」
そう呟くツムグは、ビービーとなる計器に表示された破損箇所と負担の数値を見ていた。絶対零度砲もさっきの一発でダメになった。
「これ以上は、無理か…。尾崎達に指示しまーす。ゴジラさんの足止めお願い!」
そう言ってツムグは、機龍フィアを後退させて倒れたままの初号機の傍に来た。
ゴジラがうなり声を上げながら接近しようとすると、第三新東京の建物に登った尾崎達の攻撃が目や鼻などの急所に当たり、ゴジラは僅かに怯んだ。背中を向けている機龍フィアに接近しようとすると、戦闘機やメーサータンクが攻撃してきて足止めをくらった。ゴジラは、ギリッと歯を食いしばり、邪魔だとばかりに蹴散らした。
「ハッチをこじ開けて〜。」
壊れた射出機の部位を、無理矢理に更に破壊し、ぽっかりと空いた射出機の穴に、初号機の足を掴んで引っ張っていくと、そのまま逆さまにして放り込んだ。それを見ていたゲンドウが狂乱していたが、伝わるはずもないし、ツムグは分かっていたが無視した。
「よし、オーケー! 邪魔な物はなくなった! これより、ゴジラさんを海に帰すから!」
『機龍を壊すんじゃないぞ! 機龍だけは無事に戻せよ!?』
「分かってるって。」
そう言ってツムグは、機龍フィアを操縦してゴジラに振り返り、迫ってきたゴジラに掴みかかって、それから強化ワイヤーを何十本も出してゴジラに巻き付けた。
ゴジラが暴れるのも構わずそのままジェットを吹かして飛び上がり、ゴジラごと浮き上がると、猛スピードで海へと向かった。
それから夜の夜明けを迎え始めた海の上を飛行し、太平洋辺りでワイヤーを切った。そしてゴジラは、海に落下した。
「ゴジラさんを帰しました〜。これより帰投します〜。」
歌うように報告して、ツムグは帰路についたのだった。
こうして35年の月日を越えて復活したゴジラとの初戦は、辛くも人類側の勝利で終わった。
To be continued...
(2020.08.23 初版)
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