ネルフ NERV

第二話 Do Spiders Dream of Electric Sheep with Eight Legs ?

presented by ぶるー・べる様


(0)


(アズマ)、飲みに行くけど、どうだ?」
「今日はやめておく。」
俺はいつもの返事を繰り返す。
「そりゃぁ、残念。今度またな。」
「OK」

 俺は同僚と別れると、更衣室で着替え町に出た。さっきの誘いは断ったが、飲みたい気分なので行きつけのバーに向かう。この時間は開けたばかりでまだすいていた。カウンターに大男が1人いるだけだ。スツールが酷い悲鳴をあげている。奴もチタン骨格のサイボーグなのだろう。ああ、その通り俺もそうなのさ。
 バーテンは酒を出し、大男に断り俺の好きな曲に変えてくれた。俺は生身の頃からの習慣でビール、チェコのブドヴァル(バドワイザー)から始める。グラスのビールを一気に飲み干した時、大男が話しかけてきた。
「よければ、おごらせてくれ。同じので良いかい?」

 この男は別に変態ではない。俺のサイボーグ体が女性型の完全体(元の肉体が全くない体)なんだ。言っておくが、俺も少数派の異常性欲を持っているわけじゃないぜ。いや、あんたの好みは知らないし差別する気もないさ。俺の話だよ。警官だった俺は数年前、普通なら2階級特進するようなめにあったんだ。え? 殉職しかけたってこと、しかも俺の体はバラバラになったのさ。部分的に臓器移植するのとは違い完全体のサイボーグへの移植は本体の値段もだが移植料が天文学的なんだ。まあ、警視庁刑事部所属だった俺に払えるわけがない。ネルフが提示していた実験体の被験者に上司がねじ込んでくれたので生き返ったんだ。判ったろう? 大金をつかまない限り、いまの体でいるしかないのさ。

「あなたと同じスコッチもらうわ。」
笑うなよ。外見どおり振舞うのが一番トラブル少ないんだ。
「ストレートでいいのか? マスター。」
「気づいているでしょう。私、サイボーグよ。」
「まあな。血中アルコール濃度は調節可能ってか。」
「頂くわ。気を悪くした?」
「いや、横で飲んでてくれるだけで十分だ。」
ありゃ、風向きが変だな。生身の男ならここらで消えるんだけど、サイボーグのせいかな。こいつも完全体なのか? それにしては金持ちには見えないし、第一デザインが下品だ。
「どうせ今日は飲むつもりだったから、良いわよ。あなた名前は? 私は東サチコ。」
だから笑うなって。
「俺か? ジャックと呼んでくれ。」


(1)


 赤木ナオコはユイが副司令室にいるのを確認するとそのまま訪ねた。ユイは仕事をたいてい9課で片付け、広くて居心地のいい副司令室は碇家、ユイ、レイ、シンジの休憩室と化していることを知っているからだ。部屋に入り、シンジとレイに会釈して、ユイの向かいの椅子に座るとシンジがコーヒーを出してくれた。
「ありがとう、シンジ君。」
「いえ。ごゆっくりどうぞ。」
レイはナオコに気づかないかのように、何か勉強している。シンジもその隣に戻って何か課題を始めた。レイちゃんのお許しはまだでそうに無いわねぇ。エヴァの様々なテストでレイに恨まれちゃったもの、仕方ないかな。
「急用でも、ナオコさん?」
「そういうわけでもないけど、シンジ君とレイちゃんここで勉強?」
「え? ああ、公安の依頼の仕事請けたから、学校いけない日が出増えそうだから。」
「公安?」
「警視庁(第二第三新東京市を担当する)公安部外事3課(米帝担当)の手伝いよ。」
「あなたも?」
「レイとシンジだけ。」
「大丈夫?」
「スパイダーもつけるし、あちらもプロだから。」
「なにがあったの? 公安がネルフに助っ人を求めるなんて。」
「資金集めに犯罪を犯したサイボーグが完全体じゃないかって。」
「日本でもまだそれほどの数いないでしょう?」
「そうなの。だからアダム系のやつか小型使徒の可能性が否定できない。」
「ゼーレか。」
「そういうこと。」
ユイはコーヒーに口をつけると促すようにナオコを見て、うなじを示した。有線で話せということだ。有線とは補助脳の聴覚素子をお互い直接結線し通信する方法で機密性が高く、事実上盗聴は不可能とされている。
『ちょっと大げさじゃない? ユイさん。』
『有線まで”さん”は、いらないわ。盗聴器が2個あるからちょっとね。』
『じゃあ、あなたも”さん”つけないでよ。年寄り扱いはたくさん。それにしても知ってて外さないの? 盗聴器。 第一さっきの会話…… はっはぁー、相手に聞かせたかったのね。これで1つ貸しかな?』
『何のことかしら。で、御用は?』
『エヴァンゲリオンのことなんだけど、ちょっと手伝ってくれない?』
『何を? ダミープラグも完成したでしょう。変なことするとかえって汎用性が下がるわよ。それに人手も十分でしょう? リッちゃんも優秀じゃない。』
『ダミープラグは、殴り合いみたいなのなら、問題ないけどさぁ。武器を使ったり、2機、3機で協調した動きは、やっぱり無理みたい。』
『3機?』
『米連邦の4号機、頂いたわよ。』
弐号機、参号機は、LN所属国家のもので、ゼーレに属している。
『へぇー、強引ね。そうか、やっぱりパイロットも要るかな。でもレイは嫌がってたわよ。』
『シンジ君が引き受けてくれれば……』
『まあ、ナオコ、あなたって…… なんていえば良いか。』
『”おぬしも悪よのう”でどう?』
『それ、おもしろいわ。』
『ほめられちゃったよ。』


 ジャックは着替えてから帰る前にいつものように9課のハンガーに顔を出した。01がせっせせっせと02にワックスをかけている。
「おっ、03はおめかし終了かな。お出かけかい?」
「そうなのシンジ君とレイちゃんの護衛に02と私が行くのよ。」
「お? 少佐と01は出番なしか?」
「ジャックさん、少佐をデートにでも誘う?」
「ばか言え。俺は今から非番だ、出かけてくる。」
「「「いってらっしゃ〜い。」」」

 ジャックは足取りも軽く去っていった。
「ねえねえ、見た?」
「ああ。」
「何のことさ、03」
「ジャックさんの服よ。いつもの汚いのじゃなかったわ。」
「そういえば。」
「あやしぃー、ありゃデートだね。」
「少佐と?」
「司令が会議行ってるから、いま少佐は忙しいの。NERVも大事な時期らしいし。」
「へー。」
「じゃあ、誰と?」


(2)


 シンジたちは、公安の担当官と打ち合わせをしていた。緊張と驚愕で始まった捜査会議だったが、落ち着くと相手は気さくで優しい男だということがわかった。
「そんなわけで悪いが、シンジ君、レイちゃん、俺の本名や外事3課での名前は胸にしまっておいてくれ。」
「はい。」
「判りました。」
「スパイダーたちは今すぐメモリ消去だ。」
「え〜、ちぇ。」
「俺たちの偽名IDなどは明日も用意する。NERVほどじゃないが十分通用するやつをね。なんだい、スパイダー君  失礼、さん?」
「私たちの偽名は?」
「んーっと、悪いが今回はバックアップだよ。まあ強化外骨殻が出た時は頼む。」
「えー。」
「03、あとで酒でも飲もう。」
「うん、02」
「シンジ君、面白い同僚だな。」
「あはは。とりあえず、なんとお呼びすれば?」
「おっと、そうだった。俺のIDはできてる。進藤ツバサ。君達も苗字は進藤になるな。」
「それで、ツバサさん。被疑者の画像はあるんですか?」
ツバサはスクリーンを出し、説明を始めた。
「これを見てくれ。こいつらなんだが、どうもほぼ完全体らしいんだ。」
「3人組なんですか? 最初に4人とおっしゃってたと思うけど?」
「レイちゃん、記憶力良いね。そう、もう1人、君達くらいの外見の少年がいるらしいんだが、カメラは捕らえてないんだ。
 さてレイちゃんは覚えてるだろうけどもう一度言うと、第二と第三東京で彼らは現金の強奪を10件以上繰り返してきた。今までは汚れた金ばかりで被害届けは出ていない。それが今度第三新東京の仙石投資銀行を狙うらしいという有力な情報があるんだ。」
「公安がNERVに依頼してまで、逮捕に躍起になる理由が僕にはわかりません。」
「シンジ君の言うのも判る。今まで死んだ奴らぁ、まあクズだからな。しかし手元の資料にあるだろう。残虐でほとんど皆殺しなんだ。そいつらが今度は銀行を襲うんだぜ。……  まあ、実は。おい、スパイダー、2分間、聞かざるだ。」
「最悪ぅ。」
「実は、その3件目と6件目がな政府与党へ行くはずだった資金なのさ。」
「40億?」
「ああ、まあ秘密だ。変な顔しなくても、もうすぐ公安3課がかたを付けるよ。続けるぞ、うちに話が来たけど俺以外はかなりの部分生身なんだ。奴らの強さは怪獣並みだ。それでお願いしたわけ。」
「この5件目の強化外骨殻(アームスーツ)も彼らが破壊したの?」
「ああ、奴らも強化外骨殻を持ってる可能性もある。俺たちがだめなら軍に依頼しないといけない。」
「……」
「まあ、明るく行こうぜ。アジトは御殿場のマンション、静岡県警の警備課に話は通してある。明日から始める。敵が強化外骨殻を出してきたら箱根に入る前に叩く。
 そうそう、君達の隊長さんには頼んだけどちょっと変装しておいて欲しい。」
「私のことね。」
「まあな。でもシンジ君もしておいたほうが良い。」
「了解。」


(3)


 技術部では、ユイも参加して連日のようにダミープラグでの起動実験を繰り返している。パイロット用の実験の準備のためデータをとっているのだ。実験後の検討会を終えた後には、ユイ、赤木母子と伊吹マヤの4人が残っている。今後の予定を打ち合わせるためだ。
「今日で大体準備完了ね。ユイさん、パイロットの準備は?」
「今の仕事の対象がまだ動かないけど、情報では今週中に片付くから大丈夫よ。」
「あのー、私、聞いていて良いのですか?」
突然、知らない話題が出たのでマヤは心配になりたずねた。
「この部屋なら良いでしょう。それにまもなく任務も終わるでしょうしね。」
「でもユイさん、2人への危険が大きすぎるでは?」
「リッちゃん、あの2人にしか対処できない可能性のある相手なの。」
「でも、ユイさんは行かないんですか?」
「今回は公安の担当官に任せるわ。かなり強いサイボーグよ。使徒でも出なければ大丈夫。それより、有人で起動実験と連動試験するのは良いけど、その後の訓練とかは?」
ナオコがリツコに促す。
「それが、ユイさん。予算範囲内ではシミュレーション実験しか組めません。」
「わかった、この前日本政府が吐き出した修正予算を回しましょう。」
「ありがとうございます。」
ナオコは自分のタバコに火をつけ、頭を下げているリツコに箱をまわした。
「それにしても、金欠とはね。連盟(LN)側のネルフはどうなのかしら。」
紫煙をくゆらせ、ユイを見る。
「似たものね。それに今回の会議でネルフは組織として完全にUNとLNにわかれた。司令が帰国したら詳しく話してくれると思う。」
「ネルフ対ネルフもありえるな。」
ナオコの発言に驚いたのはマヤだ。
「え? 戦闘を?」
「二尉、通常兵器でもエヴァでも戦闘はありえる。」
「マヤちゃん、心配しないで戦闘するのは私たちよ。おそらく一度は戦うことになる。それは避けられないと思うわ。逃げたら相手の計画で全滅するだけなの。マヤちゃんが自分の今の仕事をしてくれるのが、私たちの助けになるのよ。」
「は、はい、副司令。」
「あら、リツコ。マヤちゃん、ユイさんに取られちゃったの?」
「母さん、なに言ってるの。前からよ。」
「先輩、そんなあぁ。」

 一通りの計画が立つとリツコとマヤは、通常の仕事を片づけるために戻っていった。ナオコとユイはどちらともなく残っている。ナオコは4本目でチェーンスモークの輪を断ち切り灰皿で火をもみ消して、独り言のように話し始めた。
「ネルフ対ネルフか、私たちに戦えるのかな? アダム対リリス、弐号機対初号機、惣流対碇、六分儀対冬月、葛城対赤木 …… 」
「どうかな。でも、座して死を待つわけにはいかない。」
「あなたは、いったいいつまで、この世界にいてくれるのかしら。」
「どうかしら、とりあえず使徒は放っておけないわね。」
「そのあと私たちは?」
「一緒に来る?」
「それは私の希望ではない。悪いけど私は、MAGIと行く。」
「私は、レイとシンジの希望を聞き遂げたいな。ところで葛城対赤木って、ミサトとリッちゃんでしょう? あなたは、どこにも出ていないじゃない。」
「私は、オブザーバーね。」
「何言ってんの、六分儀対(冬月+ナオコさん)でしょう?」
「んー。冬月司令か、渋いわね。アタックしてみようかな。」
「もう!」


(4)


 わざとゆっくり進めていたレイとシンジの偽IDでの転校手続きも終わってしまい、明日から登校という日になってやっと敵に動きが出た。半分登校を覚悟していたシンジはホッとした。インカムから指示が来る。
『ツバサだ。急いで高速IC付近まで移動して待ってくれ。敵は県道を使う可能性もある。スパイダーに乗るのは、マンション離れてからにしてくれよ。』
「リナ、了解。」
「シイナ、了解。行こう!」
「まだ着替えちゃだめよ。」
「えー!」
「ここから離れて、スパイダー乗るまで待ったほうがいい。」
「わかったよ。やっと脱げると思ってたのに。」
恨めしげにスカートを見ていたシンジもあきらめて上着を着た。外に出て、移動を始める。スパイダーは少し離れた道路を移動中だ。
「似合ってるのに。」
「勘弁してよ。」
「あら、2人でお出かけ?」
「こんばんわ。おばさん、そこのコンビニまで。」
「気をつけてね。」
「「はぁーい。」」

『どうだ?」
「はい。今2人とも乗り込みました。5分でつきます。」
『OK。敵は3人だ。4人目の少年はとうとう姿を見せなかったな。』
「リナです。強化外骨殻は?」
『あるぞ、それもでかい。米帝海兵仕様の旧型だな、ありゃ。俺じゃ歯がたたん。とにかく集合座標を確認しててくれ。』
「了解!」
「はい。」

 レイとシンジは集合地点に到着し身を潜めて指示を待つ。
「2人と2機、準備完了。」
『周辺は封鎖した。監視衛星の画像でも一般人はいない。思いっきりやれるぞ。確認する。敵は3人、外見は成人男2名女1名、女は既に強化外骨殻に乗り込んでいる。我々にとっては残念だが、慎重なやつらだ。6分で作戦開始だ。2人で強化外骨殻をやってくれ。残りは何とか足止めしてるから。』
「「了解。」」

「シイナ?」
「あ、うん。外骨殻だけど、ツバサさんからの映像では武器はガトリングだけだけど、スパイダーを軽く貫通しちゃうから、ぼ 私たちには脅威なんだ。」
「ひぇー、穴だらけか。水飲んだらシャワー状態だね。」
「02、ふざけないで。でも見てみたいわ。」
「シイナの話聞いて。」
「いいかな? 2人とも。対してこちらのチューンガンは敵さんの装甲には通じない。」
「トホホ、僕達って無力。」
「だから何か手を考えてくれてるわよ。」
「うん、02と03はそれぞれ1発だけだけど、HEP(粘着榴弾)が装填してある。十分近づいて撃つんだよ。命中すれば楽勝さ。私とリナが対戦車ライフルで牽制する。」
『ねえ、ツバサさん大丈夫かな。』
『ベテランなんだから、技術的にはね。でも早くやっつけよう。』
『能力は?』
『自分自身が危ない以外は止めろって、母さんに言われてるじゃない。』
『うん、わかった。』
『ねえ綾波、どうしてさっきまで電通(電脳通信)じゃなく口頭だったの。』
『シイナって、呼びたかったから。』
『ああ、しまった。』
「うふふ。」


 ツバサは、苦戦している。なんだよあいつら、皮膚組織の下は装甲じゃないか。あれじゃアンドロイドって言うか、小型の強化外骨殻だぜ。HVAP(高速徹甲弾)も真正面じゃないと兆弾しちまう。おかげで皮膚と皮下組織が削げ落ちて、酷い面だ。ああ、気持ち悪い。まだかよ、お嬢ちゃんたち。(かわいそうにシンジはツバサの中では少女らしい。)
 俺が有利なのは、スピードだけだぜ。といっても弾より早いわけじゃない。くそ、マガジンもうないぞ。とりあえず、引きつけながら逃げるしかないな。
「ちっ!」
しまった挟まれたぞ。
「へへ。」
「さあ、観念しな。誰に頼まれた、お」
嫌な音と共に2人の頭部が消えた。
「遅れてすいません。」
「大丈夫ですか?」
「お嬢ちゃんたち、おそいよ。そっちは?」
「02が大破しましたが、無事です。敵の女性体も捕らえました。公安の人に渡しましたよ。」
「さあ、行くか。行きつけの店でおごるよ。そっちの姉さん(03)も飲みに行くか?」
「ええ。私、被弾したからシャワー見せてあげる。」
「?」

 少年が1人、宙に浮かんだまま全てを見ていた。
「強いねぇ。雑魚じゃ、力は見せてくれないんだね。しょうがないなあ。」


(5)


 しばらくたった休日の第三新東京市、ショッピングモール近くのオープンテラスにレイとシンジの姿があった。
「ねえ、碇君ごめんなさい。機嫌直して。」
「……」
いつもレイには優しいシンジが怒っているのにはわけがある。服を買うのに付き合って出てきたシンジに、レイは自分の服を選びながら『これシイナにどうかなあ?』『これ買ってあげようか?』を連発したのだ。さすがにシンジ、五回までは平然としていたが…… というわけ。そのシンジの視線がレイからそれた。めったにないことなのでレイは驚いた。
「どうしたの?」
「あれ、ジャックさん。」
「あら。」
「買い物かなあ。」
「あの服装、デートね。」
シンジはまさかとは思ったが、ユイが来る可能性を考えた。

「おーい、こっちだ。」
ジャックが叫んでいる。

「あ、叫んじゃったよ。」
「相手の人かわいそう。」
「あれ?」
「ああ!」

「なんだ、レイ、シンジ! お前ら!」
さすがのジャックも驚きあわてている。でも2人の視線は別の方に向いていた。気づいたジャックは諦めたのか。
「まあ、隠すつもりはない。東サチコさんだ。おまえらも飯を一緒に食うか? おい、どうした?」
サチコと2人はにらみ合うような形だ。
「「ツバサさん!!」」
「嬢ちゃんたち!」



To be continued...


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