―私は生まれたときからこうでした。
―私は確かに普通ではありませんが、それでも虐待されるいわれは無いはずです。
―人間は自分と違うものを排斥しようとする生き物なのでしょう。
―母はそんな私を唯一愛してくれた人でした。
―だから母を殺した者に罪を償わせたかった。
―ですが裁判所は、裁判官は、陪審員は、私を見て顔をしかめて判決を下しました。
―無罪と。
―私に何の罪があります?母に何の罪が?
―彼らは私が普通ではないから、無罪と言ったのです。
―法が裁いてくれないのなら、自分でやるしかないではありませんか。
―私が神からもらった、この力で。

                                        念動能力者サイコキネシスト アラン・エレクトラの調書



僕は『]V』

第六劇 『狩人たちの軽やかなステップ(後半)』

presented by Bonze様




―発令所


ミサトは通達を終え、準備を整えた。後は範囲に入るのを待つだけ。
ふう、と息をつくと、誰かに肩をたたかれた。

「ほらよ」

見るとビールの缶を持った釣鐘。

「ちょ、教官!職務中ですよ!?」
「ノンアルコールだよ。まあ、ビールには違いねえが。こっそり飲め」
「いや、でも・・・」
「いいからこっそり飲んどけ。お前は軽いノリの方がよく働くんだ
「きょうか〜ん」

ミサトは涙目でビールをあおる。

「くーー!よっしゃぁ!」

本当にスイッチが入った。




―第三新東京内某神社境内


「おお〜すごいすごい!あれが使徒か!」

言わずと知れた盗撮オタク、ケンスケは興奮していた。
目の前にNERVが秘密にしていた使徒がいる。
まるで自分が真実を暴く報道カメラマンになったような気分。

戦争を分かっていない、戦争マニアの最もダメな例と言えた。

戦争とはそもそも殺し合いである。
いかに大義や正義があろうと、人を殺すという事実に変わりはない。
筆者も銃器は好きだし実銃を撃ってみたいとも思いはするが、戦争にあこがれたりはしない。
彼の中で戦争とは、一種のゲームでしかないのだろう。

「すごいよ、すごいスクープだ!」

カシャカシャと写真を取り続けるケンスケ。自分の行為がどういうものかも理解せずに。
彼の行為は間違いなくスパイ行為である。機密保持の条項に反している。
それだけではない。彼は場合によっては戦闘の邪魔になる、つまり利敵行為を行うことになるかもしれないのだ。
さらにはシェルターの入り口を開け放ったまま放置、これはシェルター内の人間を死の危険に追いやる可能性がある。つまり殺人未遂なのだ。

だが彼はその事実に気づけない。彼は強さにあこがれる子供に過ぎないのだから




―発令所


「レイ、アスカ、敵が作戦範囲内に入るわ。準備よろし?」
『・・・問題ありません』
了解オーヴァーよ!』
「じゃあスタンバイして!」

必要な機材がそろえられ、準備が整えられる。零号機と弐号機を固定した射出用カタパルトがゆっくりと動きを止める。

「カウントいくわよ!60秒前!59!58!57!・・・」

数字が少しずつ減っていく。

「・・・31!30!29!28!27!・・・」

じっとりと手ににじむ汗をぬぐい、ミサトはただ前だけを見る。
第四使徒シャムシェルがゆっくりと行動範囲内に入っていく。

「・・・7!6!5!4!3!2!1!弐号機発進!

戦争が始まる。




―シェルター


シェルター内は静まり返っていた。
さすがにクラスメートが死ぬかもしれない、という事態にみな心を痛めていた。

それが度重なる盗撮で全女子から嫌われている少年であっても。

(人間もなかなか、捨てたもんじゃないね)

一人場違いなことを考えるサーティ。
静まり返った一団を押しのけ、鞄から取り出したノートPCを壁のプラグにつなぐ。

「何しとんねん?」
「いや、ちょっとね」

キーを叩き、碇家のサーティ専用サーバにインストールされたAI思兼Σオモイカネシグマに接続する。
ちなみにこのAI、ネットで知り合ったハッカー“電子の妖精”から譲り受けたものである。あまりの複雑さに人工生命の域に達してしまっているが。
向こうはどうやらこちらのことを知っており、情報収集とAIの人格形成の為に渡したようだが。

『やあサーティ、元気そうだね』
「ああ、もちろんさシグマ」
『で、今回は何?』
「第三新東京市の市街地にあるカメラの映像をつないでくれないかい?NERVのMAGIにばれないようにね」
『相手はMAGIか〜それはやりがいがあるね』
「まあ向こうは知的生命体レベルには達してない。そんなに難しくは無いだろ?」
『OK!まあ任せてよ』

周りの生徒たちが何事かと覗き込む中、シグマは次々と映像素子へ接続、ノートPCの3D投射カメラが空中に映像を描き出す。

その映像の中には、イカのような怪物と戦う真っ赤な巨人が映っていた。




―発令所


「アスカ、聞こえてるわね?指示通り派手に戦って!攻撃を避けつつ作戦ポイントまで誘導!」
『OK、OK!任せて!』

浮遊したまま鞭を振るうシャムシェル。
大きく跳び、大きく跳ね、大きくかわす弐号機。
ゆっくりと、だが確実にその場所は先の第三使徒サキエル戦の跡地へと向かっている。

「アスカ、その調子!」
「ポイントまで後1キロ!」
「聞こえた、アスカ!?もう少しだから!」
『でもミサト!そろそろ追いつかれそうよ!?』
「その辺のビルとか車とか投げてぶつけていいから!とにかく一発も食らわないで!」
『はいはい、任せなさいっての!』

倒壊したビルをつかみ、思いっ切り投げつける弐号機。
それは狙いたがわずシャムシェルに直撃し、少しだけたたらを踏ませた。

「弐号機予定ポイントに到着!」
「アスカ、少し近いわ!もう四、五歩下がって!」
『OK!』

数歩下がり、身を低くしてシャムシェルを待つ。

紫イカが第一ポイントを通過!」
「アスカ!プログレッシブナイフ装備!」
『了解!』
「レイのスタンバイは!?」
「予定地点で待機中です!発射10秒前!」

アスカがプログレッシブナイフを構え、左手を前に、右手を肩に添える。

紫イカ、予定ポイントへ到達!」
「アスカ!プログレッシブナイフ投擲!レイ、GO!」

ミサトの指示でシャムシェルへ向かう弐号機のプログレッシブナイフ。
シャムシェルは慌てて両手の鞭を振るい、ナイフをはじく。
その瞬間できる一瞬の隙。

使徒は攻撃と同時にATFieldを張れない。

シャムシェルの少し後ろの射出口が開き零号機が射出される。
零号機は出撃と同時にロックボルトをパージ、弐号機と共にドイツから持ち込まれたソニックグレイブが突き出され、その切っ先はシャムシェルのコアを真後ろから打ち抜いた。

動きを止めるシャムシェル、発令所から音が消える。

「青葉二尉!報告は!?」

静まり返った発令所に釣鐘の怒声が響く。
慌ててモニターを確認する青葉。

「パ、パターンブルー消失!使徒、沈黙しました!」

とたん湧き上がる歓声。抱き合う女子職員。
それに少し顔をしかめた後、釣鐘はさらに声を張り上げた。

「浮かれてんじゃねえ!子供たちを最優先に動かねえかこのボンクラども!」

その怒声に職員たちは慌てふためきながら作業を再開する。
戦闘組織ではなく研究組織であるNERVの、大きな欠点がこれであった。

ちなみにミサトとリツコはケージへ直行し、帰還した担当のパイロットをそれぞれ抱きしめ無事を喜んでいた。




―シェルター内


実際の戦闘シーンを見、勝利という結果に喜ぶ生徒およびその他。
トウジのみがケンスケの心配をしていた。

(ふむ、今回はなかなか。少しは進歩したってことかな?)

そんなことを心中考えるシンジ。
荷物をしまうと誰にも気づかれないように姿を消した。

「あれ?あいつどこ行きよった?」

唯一浮かれていなかったトウジのみがそれに気づいた。




―作戦部室


「うああああ、事後処理が〜アスカたちとパーッとやりたかったのにー」

書類の山の前で、ミサトはだれていた。

「そう言うなよ葛城、ちゃんと手は貸してやるからさぁ」
「彼氏の言うとおりだぜみっちゃん。さっさと終わらせて酒盛りにしようや」

加持と釣鐘がそれを手伝っている。

「みっちゃんは止めてください教官。それとこいつは元彼です」
「照れるな照れるな。両方とも未練たらたらなのは見りゃわかる」
「教か〜ん」
「照れるな〜」

ぶすっとしたミサトと飄々とした態度のままの加持。それに苦笑しつつ釣鐘は返す。

「いや真面目な話な、意地張ってないで素直になれや。こんな時分だ、素直になったときには手遅れ、なんてざらだからな」
「いやでも、教官・・・」
「そんなやつらを何人も見てきたんだ。そうならねえように精一杯やれや、な?」
「教官・・・」「釣鐘さん・・・」

少ししんみりとした部室。なおこの一件で二人はよりを戻し、三十路の親友の青筋を増やすことになる。
と、そこで釣鐘が妙な書類を目にする。

「おい、何だこの“民間人の被害”ってのは」
「「は?」」

それはケンスケの被害報告書だった。

被害内容は以下の通り。

>シェルターのメインフレームの一部のプログラムにエラー発生。
>プログラムエラーによるファンの誤作動により内部の酸素濃度低下および内部避難者の体調不良。
>シェルターの扉の開閉プログラムのエラーにより入り口が開かず。現在も避難者は内部で待機中。
>なお、本人は投擲されたプログレッシブナイフが起こした土砂に巻き込まれるも擦り傷程度。
>所持していた撮影装置のメモリに大量のエヴァと使徒の撮影データあり。

「・・・なんだこの馬鹿は?」
「あきれるしかないわね」
「命が惜しくないのか?」

呆れ顔の二人と違い、釣鐘が難しい顔をする。

「教官、どうしました?」

ミサトがいぶかしげにたずねる。その答えはある意味驚くべきものであった。

「こいつはどうして出てこれた?」
「は?どういう意味でしょう?」
「シェルターの管理システムはMAGIの派生ツールのはずだ。何故たかだか中学生ごときに突破できる?
「!!」
「加持特務二尉、保安部諜報部へ連絡を。俺がそいつの家に調査に行く」
「は、はい!」
「お前はこいつの身内がNERVに居ないか調べろ。居たら一時拘束、勤務状態をチェックしろ
「はい!」
「葛城特務一尉、赤木博士に問い合わせてあのガキが誰のIDでデータをのぞき見たりシェルター開けたりしたのかチェックしてくれ」
「りょ〜うかい」

二人と共に外に出、保安部へ向かう釣鐘。

「この際だ、膿は全部出してやろうじゃねえか」

にやりと、獣を思わせる笑みを浮かべた。


その後の調査でさまざまな不正がさらに発覚する。
特筆すべきは総務部の怠慢。
ケンスケの父親である相田総務課長が業務を家に帰ってまでしていた理由が、総務部長他上層部の職務規定違反であった。
部下に仕事を押し付け、自分たちは横領三昧。課長以下下位職員たちには、サービス残業の疲労で倒れるものまで居た。

釣鐘の行動は迅速だった。
伝を使い法律と経営の専門家を召集、最善の策をとらせた。
結果は以下の通り。

>総務部長及び不正の関係者は全員クビ。
>業務規定違反や豪遊と横領で出来た穴を埋めるため、多くの罰金。(特務機関だからこそ出来た行動)
>総務部長はいきなり無一文に近くなったが、誰も同情はしなかった。
>業務の改善のため、相田総務課長を相田総務部長へ昇進。
>しかし情報漏洩の責を取らせるため、給与20%カット半年 + 次期の賞与の取り消し。
>業務の持ち帰りを一切禁止。
>相田ケンスケへの警告と、撮影機材の一切使用禁止。
>半年間の自宅PCへの接触禁止。

以上が取られた処置であった。

なお、通達に向かったミサトにケンスケが

『エヴァのパイロットにしてください!』

と叫んだ瞬間、怒りのあまりミサトがケンスケを殴り飛ばした、というエピソードがあるが、それは脇へのけておこう。
彼女が説明したケンスケの行動のまずさを聞かされて、親子そろって真っ青になっていたのだから。




―技術部室


「ああ〜疲れた〜」
「あのくそガキャ、次は俺がぶん殴ってやる」
「教官が殴ったら死んじゃいますよ・・・」
「物騒だなあ」
「・・・人の部屋でいきなり愚痴言わないでくれないかしら?」

少し米神をぴくぴくさせるリツコ。

「まあまあ、あんまり怒るなよリッちゃん」
「そうよぉリッちゃん」
「小じわが増えるぜリッちゃん」
「・・・怒るわよ?」

青筋が浮かび始めたリツコに、さすがにまずいと感じたのかミサトが話しかける。

「ごみんごみん。で、何の用で呼んだの?」
「ふぅ・・・これ、見てくれる」

そういってモニターを三人に向ける。
映っていたのはシェルター内の映像。そして白いスーツの少年。

「!サーティ君!?」
「そ」
「何故彼がここに?」
「生徒の一人に聞いたらね、シェルターを開け放つ危険を述べた後、シェルターの入り口を閉めて中で戦闘映像を見せたそうよ」
「・・・なんですって?」
「方法は分からないけどね、彼、MAGIの映像システムに気づかれないようにハッキングをかけたのよ」
「そんな、無理よ!」
「現実は直視すべきだぁな。で、こいつはどこに?」

その質問にリツコはため息をつく。

「それが分からないのよ。見つからないの。中にも外にもね」
「・・・なんでもありなやつねぇ」
「後ね、例の出てきた馬鹿学生だけど、誰かに掘り起こされた後があるのよ」
「・・・じゃあ彼が?」
「そ。丁寧に周りを爆破してから掘り出してたわ」
「親切だなぁ、おい」

微妙な空気。

「にしてもほんと、どこ言ったのかしらねえ?」




―少し前、某神社


ケンスケは死に掛けていた。
土砂に埋まり、窒息しかけていたのだ。
と、突然響く地鳴りと爆発音。
気がつくと彼は外に引きずり出されていた。

「あ、う、あ・・・」
「さて、生きているなら重畳。しゃべれるなら十全といったところ」
「え、あ?」
「きみは生きて知るべきだ。己の罪を、ね?」
「う、え、うあ・・・」

ケンスケを救い出した誰かは、そのままゆっくりと歩いていく。
彼はそのままそので数分、外気にさらされていた。




―NERV関係者用病棟


ケンスケは後悔の中に埋もれていた。
ただの興味だった。興味本位で外に出ただけだったのだ。
そのれの行いの罪深さを知り、ケンスケはただただ悔いていた。
そして思っていた。

どうやってこれから友人と顔を合わせていこうか、と。




―NERV本部内


技術部室を出て、四人は歩いていた。
現状の打破と状況の改善のため。

「次の使徒だけど、どんなのが来ると思う?」

ミサトが投げた一言が彼らの議論を白熱させる。

「次なあ、多分遠距離攻撃型だろ」
「あら、なぜそう思うの?」
「あ?おいおいりっちゃん、んなの少し考えたら分かんだろ?」

どうやら釣鐘のリツコの呼び方はりっちゃんで決まりらしい。

「教官、どういう意味でしょう?」
「最初のが近距離および中距離けん制型、二つ目が中距離特化型。なら三つ目は遠距離特化型しかねえだろ」
「・・・教官、それは使徒同士が連携を取っているということ?」
「次が遠距離型ならな」
「釣鐘さん、それはあなたの予想?」
「このくらいちょっと考えりゃわかるっしょ?」
「そうかしら?ミサトは分かってないみたいだけど?」
「ああ、こいつに分かるわけない。直情馬鹿だし
「教か〜ん」

げらげらと笑う釣鐘。

「ちょっと考えれば分かるのよ。NERVのやつはアホばっかよな
「ひどいいいようね」
「実際頭悪いじゃんよ。そうだな、例えば・・・このNERV本部には使徒をひきつける何かがあるとかな」
「「「な!」」」

爆弾発言。釣鐘の一言は大きな衝撃となった。

「な、考えてねえだろ?でなきゃ使徒が来る理由がねえじゃん」
「あ・・・」
「あとはそうだな・・・エヴァは多分使徒のクローンか何か、とかな」
「なあ!」「「!」」
「・・・なぜ、そう考えるの?」
「りっちゃん、この地球上で人間が触れられるもので、あれだけ大きいまま人型を取れるものは俺は使徒しか知らんよ」
「それは・・・」
NERVはどうやら秘密にしたいようだけど、な」

それはあまりに大きな爆弾であった。




―国連関係某所


「さて、碇君。前回の零号機の起動実験の失敗の件、どういうことかね?
「は、その・・・」
君が総責任者だったそうじゃないか。なのに事後処理に君の名がないのはなぜかね?ん?
「いえ、そのですね・・・」
「まさか責任逃れかね?だとしたら問題だよ、貴重なチルドレンという戦力を殺しかけておいて」
「・・・」
「黙ってないで何とかいったらどうかね?」
「その通り。大体君はいつも無口でいかん」
「まったくだよ。大体なんだねそのサングラスは」
「そうそう。公式の場に色眼鏡とは何事かね?」
「だいたい君は・・・」
「いつもいつも・・・」

ゲンドウはお偉いさんにいじめられていた。




―もう一度NERV本部


「にしてもあれだな、そのサーティっての来てほしいな」
「確かに有能そうですしね」
「これであれだな、エヴァに乗れるなら最高なんだが」
「それは無いわね」

ずばり言い放つリツコ。

「どういう意味だ、赤木博士」
「詳しくは技術面の機密だから話せないけど、エヴァは母親に甘えるぎりぎりぐらいの年じゃないと起動しないの」
「なるほど。だから14、5歳か」
「あたしは聞いてないけど・・・」
「ミサトに話したらお酒の席とかでぽろっとしゃべっちゃいそうだもの」
「リツコォ〜」
「ああ、そりゃ言えてる」
「教か〜ん」
「まあ何にせよ手に入る情報の範囲でも、彼はまるで親を必要としていない。それどころか見限っているわ。起動確率にすら達しないでしょうね」
「へえ、それが起動の必要条件ですか」
「ええ、その要素は満たさなきゃならない。逆に言うとそれさえ満たしてれば起動するの」
「では30ぐらいでも親に甘えるような人であれば起動すると?」
「ええ、可能でしょうね。まあもちろんエヴァとの相性も大切だけど
「そりゃめんどくせえなあ。欠陥兵器じゃんか」
「ええ、サーティ君にも言われたわね」
「ああ、その節はどうも失礼を」
「いえ、事実だしそこまで・・・」

全員が歩みを止める。

「おい、さっきまでいたか?」
「いえ、気配すらしませんでした」
「まあ世の中不思議に満ちているということで」

釣鐘、ミサト、加持が振り返り銃を後ろに向け、リツコはその後ろに隠れる。

銃口の先に、なぜかいるサーティ。

「さて、みなさん。ビジネスの話しでもしましょうか」

サーティはおどけて肩を上げた。



To be continued...


(後書く)

Bonzeの60%は嵐で出来ています
Bonzeの30%はゴールドで出来ています
Bonzeの7%はエメラルドで出来ています
Bonzeの2%は毒舌で出来ています
Bonzeの1%はダイヤモンドで出来ています

成分分析でこんなのが出ました。
憧れの人は「笑うせぇるすまん」です。
だから幸せがにくいんです。

ケンスケはどうしましょうか?まだ未定です。

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