天使と死神と福音と

プロローグ

presented by 睦月様


これは少年と死神の物語


曰く、黒いマントを着て、黒い帽子をかぶっている。
曰く、殺し屋=死神である。
曰く、その人間がもっとも美しい時に、一瞬で苦痛もなく殺す。
曰く、神出鬼没である。
曰く、名前はブギーポップ(不気味な泡)

《碇シンジ》
ぼくが彼、いや・・・彼女かもしれない。
とりあえず彼・・・と出会ったのは8歳のときだった。
今でも覚えている。
これ異常なく平凡で退屈で・・・ぼくの人生を変えた日・・・運命の夜・・・

その日、ぼくは預けられていたお父さんの知り合いのおじさんの家の庭にあるプレハブ小屋で寝ようとしていた。
何故プレハブ小屋なのか・・・おじさんはぼくのためって言っていたけどそうじゃない。
文字通り子供だましと言うこともあるけれど、あの時のぼくは冷めた子供だった。
「妻殺しの息子」そうまわりから言われていたぼくをおじさん達がうとましく思っていたのは知っていたし、”経験”から子供心にいろいろ諦めていた。
・・・正直あまり思い出したくない。

その日も日課のようになった動作で電気を消した。
一人っきりのこの部屋になってからずっと変わらない習慣。
きっと明日も同じだろうと思いながら布団に入ったのを覚えている。

深夜・・・
ゆっくりと眠りに落ちそうになったとき、<それ>はやってきた。
奇妙な感覚・・・わけのわからない衝動にぼくははっきりと目を覚ました。
<それ>は例えるなら泡我湧き出すようなイメージでぼくの中で大きくなっていき・・・ついにははじけた。
その瞬間<なにか>がぼくの中に生まれた・・・いや、入ったと言うのが正解かな?
よくわからない

ぼくは当然びっくりしたさ、けど叫ばないですんだ。
なぜかって?
<なにか>があんまり素直にぼくの中にはいったから、違和感がなかったんだ・・・
でも、次の瞬間自分に起こった事に叫ばなかったのは完全に奇跡だったと思う。

(おや?君は私が出ているのに自我があるのかい?)

なんて言葉が頭に響いた。
自動的な口調で男か女かもわからない声が・・・

「だ、誰?どこにいるの?」 

ぼくは飛び起きて部屋の中を見回した。
後にぼくはこのプレハブにいた事に感謝する事になる。
プレハブじゃなかったらおじさん達に気づかれて精神病院にでもやっかいばらいされていたかもしれない。
いきなり無人の部屋で誰かを探すなんて普通は幻覚症か精神異常を気にするだろう。

(落ち着いてくれないか?僕は君のなかにいる。それにもう夜だし騒ぐのはよくない、そうだな・・・頭で考えればお互い伝わるよ。)

8歳のぼくは声の言うとおりに頭で考える事にした。
疑うということをまだよく知らなかったのがよかったんだと思う。
おかげでパニックにはならなかった。

(あなたはだれですか?)
(これは失礼した、大家さんに自己紹介もしていなかったね、僕はブギーポップだ。以後宜しく)
「ブギーポップ,,,」

最後の言葉だけは僕の口からこぼれた。
そのときのぼくは彼・・・ブギーポップとの出会いがこれからの自分の生き方を変えてしまうとはまだこのときのぼくは知らない。

落ち着いてから、ぼく達はお互いの事を話し合った。
その結果、ぼくは彼についていろいろな事を知ることになる。
たとえば・・・

1、彼はぼくの体にとりついて間借りしている事、幽霊とは違うらしい、どうやら大家とはこのことを言っていたようだ。
2、彼は人間じゃない事、人に取り付いている時点で人間とは言いがたいとは思う。
3、彼は世界の敵と戦っている事・・・極め付けだった。
その当時好きだったヒーローをイメージしたとしてもしょうがないとおもう。
4、彼は世界の敵がいないと出てこない事、そのまま正義の味方みたいだと後になって思ったが、その時はまだ・・・自分が巻き込まれるとは思っていなかった。
そして最後に、普通は彼が出ているときには体の持ち主は眠ったような状態になるのになぜかぼくはそうならない事、これはぼくよりむしろ彼のほうが驚いていた。
彼にとっても初めてのことだったらしい。

全ての話しが終わったあと・・・

(なんでぼくなんですか?)
(僕にもわからない、自動的なんでね)
(でも、ぼくは戦いなんて出来ません。無理です)
(戦うのは僕だよ、君の体を借りないと何も出来ないがね)
(いたいのはいやです。)

ぼくは怯えた。
それも仕方ないとは今でも思う。
学校でいじめの対象だったぼくは怪我や痛みに臆病になっていた。
戦うという事・・・それはもっと痛い事だとわかっていた。

(そうか、まあ・・・本来君は戦うということを知らずにすんだはずだしね、僕は君が協力してくれないとこの体を自由に動かすことも出来ないらしい。そうなると使命がはたせない、こまったねどうも)

ブギーポップは緊張感のない声でつぶやいた。
感情の篭っていない声で言われても説得力は無いし、子供のぼくにはその重要性がわかるわけがない。
世界の危機、世界の敵などテレビのブラウン管の先の話としか思えなかった。

(使命って世界の敵と戦うって事ですか?)
(そうだよ、自動的なこの身にはそれしかないんだ。)
(・・・・・・怖くないんですか?)
(さてね、君らの言う恐怖はないかもしれない)

ブギーポップの声は自動的だった。
感情が含まれていないので彼の思いも図り知ることは出来ない。

(・・・・・・強いんですね)
(どうだろうね、僕のは強さじゃないよ。自動的なだけさ、君のほうがはるかに強いじゃないか)
(え!)
(僕のような得体の知れない者が同じ体にいるのに受け入れている。もっと取り乱すと思ったんだがね」

全くその通り、考えてみればいくら子供だったからといってもよくあの時の彼を信用したものだ。
得体が知れ無い所じゃなかったのに・・・思い出すと苦笑してしまう。

(君はもっと自信をもっていい)
(そんな!)

覚えている。
あの時、ぼくははじめて誉められて真っ赤になっていたんだ。    
今でもあの嬉しかった気持ちは忘れていない。

(シンジくん、僕に力をかしてくれないか?)

彼の言葉はいままで通り抑揚というものがなかったがその言葉に込められた<何か>は確実にぼくに届いた。

(ぼくは・・・怖いです。戦うのが・・・でも、強くなりたいです。世界の敵にも負けないぐらい強く、もう逃げなくていいように・・・)
(逃げるのはいやかい)
「はい」

ぼくは言葉に出してこたえた。
きっとあれが運命の選択だったんだろう。

二人の間にしばらく沈黙が続いてから・・・

(ありがとう、シンジくん。君はすでに十分に強いらしいね)

思わず顔を上げると壁掛けの鏡の中の自分と目が合った。
そこには自分であって自分じゃない顔が映っている。

(君のような人がいるからこの世界はかろうじてバランスを保っていられる。自動的なこの身ではあるが君を必ず守ろう。)
(ブギーポップさん)

その瞬間、部屋の鏡に写ったぼくの顔は一生忘れないだろう、
フッとやさしげな微笑・・・その時、確かにブギーポップの本当の笑みをぼくは見た。


Five years later


「何の冗談だこれ?」

そうつぶやいてシンジは椅子の背もたれによりかかり天井を見上げた。

「もう5年か,,,」

気分転換に昔の事を思い出す。

シンジはあの運命の日から5年間、世界の敵に反応して現れるブギーポップと一緒に世界の敵や合成人間と戦っている。
本来ならブギーポップだけで戦うらしいのだが、なぜか今回のシンジを宿主とした場合はイレギュラーが起こった。
シンジの体はシンジ自身が起きてないとブギーポップはシンジの体を使う事が出来ない、しかも二人の精神がシンクロしてないと本来の実力を発揮出来ないというおまけまでついていた。

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5年前・・・

(この格好に意味があるんですか?)

8歳のシンジは鏡に映る夜色のマントと同じ色の帽子をかぶった自分を見てそう言った。
かなり奇抜な格好だ。

(ん?別に意味はないがお約束というやつかな、似合っているじゃないか、後は黒いルージュを塗って終わりだ)
(・・・・・・)

幼いシンジはブギーポップを変わった人だと思った。
それは成長した今でも同じ。
ファーストインスピレーションと言うのは偉大だ。

最初の頃、シンジは戦いに怯えていた。
8歳の子供が命のやり取りをする戦場に放り込まれればそうなって当たり前、しかも相手は世界の敵や合成人間などというでたらめな存在なのだ。
一般の、しかも子供が相手をするには無茶がすぎる。

シンジが死ななかったのはすべてブギーポップのおかげだった。
彼は自分とシンジの約束を文字通り必死で守り。
不自由な体でシンジを守りながら敵をたおし、シンジの体が傷つけばたとえ毛ほどの傷でもシンジに詫びた。

(なんでそんなに守ってくれるんです?使命のためにぼくが必要だからですか?)
(「そんなことはない」と言えば嘘になるね、実際に僕は君の体を借りて使命をはたしているから)
(・・・・・・)

ブギーポップは左右非対称の笑みをしていた。
最初に見せたあの柔らかな笑顔をするのはかなりまれなことだと気が付いたのはすぐだ。

(でも君を守ると言った約束も本当だよ、君は迷惑かもしれないが僕は君と出会えたことをうれしく思う。)
(どうしてですか?ぼくは足を引っ張ってばかりなのに)
(君は自分で思っているよりずっと強いよ、はじめて会った時からね)
(そんな・・・)
(シンジ君、君はこんなに怖いのに逃げない・・・なぜだい?)
(・・・あの日にげるのはやめたんです。)

シンジは拳を硬く握って答える。
それはあの日に自分で決めた決意・・・

(逃げるのも勇気だと思うけどね、そんな君だから守る価値があるんだよシンジ君、君が君である限りあの約束は有効だ。)
(ぼくにそんな価値は・・・・)
(僕にとって君は守る価値のある人だ。それじゃ不満かい?)
(・・・・・・いえ・・・・・・・・ありがとうございます・・・・・)

シンジは泣いていた。
自分には価値があるんだと言われたのははじめてだった。
自分が自分を信じるよりずっとゆるぎなく自分を信じ価値があると言ってくれた人ははじめてだった。

たとえようも無くうれしかったのを覚えている。
その日からブギーポップはシンジの親友であり兄になったのだ。

その後、シンジは自分を鍛えた。
少しでもブギーポップの負担を減らせるように・・・戦いの合間にブギーポップから戦闘技術を学び、実践を経て自分のものにしていく。
彼とのシンクロも練習し、ついにはどんな戦闘にもシンクロが乱れることなくブギーポップの力を100%維持できるまでなったっていた。

そのせいかどうかわからないが、ブギーポップとかかわって数年後、シンジが一つの能力をつかえるようになっていたのは驚きだった。
これはさすがにブギーポップも予想外だったらしくむしろシンジよりも驚いていたほどだ。

「・・・さて・・・っと」

そこまで思い出したシンジは、気分転換はおわりとばかりに天井から目の前の机に視線を戻した。
正確には机の上にあるものにだ。

シンジの顔が複雑な物になる。

「一体、何のつもりだ父さん?」


シンジは目の前の物について考えていた。
目の前の物とは机に乗っている自分宛の手紙、その中身だ。
差出人の名前は碇ゲンドウ・・・自分の実の父であり十年前に自分を捨てた人間だった。

最初に見た時の感想・・・「胡散臭い」

シンジは少し考えた後もう一度それらを確認した。
手紙の中身は4つ

父からの手紙{内容:来い ゲンドウ」
真っ赤な無地のIDカード
第三新東京までの切符{日付、座席指定 片道}
写真一枚{知らない女性が悩殺ポーズでご丁寧にここに注目なんて胸にチエック付き}

「・・・馬鹿にしてるのか舐めてるのか微妙なところだな、特に手紙と写真」

シンジは4つをもう一度確認してそう結論した。
差出人が自分の父なだけに頭が痛い。
自分の遺伝子提供者は「来い」と言う言葉だけで自分を呼び出すつもりだろうか?

しばらく頭をかかえてからシンジはこの手紙の本当の意味を考えた。

「まずこの手紙だな」

シンジはわざわざ声に出して確認していく
自分の考えを整理するためだ。

「まるで電報のようだな、詳しい話をする気は無いということか?そして何年も疎遠にしていた人がいきなり連絡をとってきた場合かなりの確率で面倒事に巻き込む意図がある。選挙とか商品を買ってくれとかね、これもその類か?」

一瞬父が自分を引き取るというパターンが浮かんだが、ありえないと打ち消した。シンジは{現実主義者}だった。
10年自分を放って置いた父がいまさらそんな事をするとは思えない。
ありえないことに期待をするほど子供でもなかった。

「次はIDカードか、これはかなりの機密にかかわるという意味だな、そうでないならカードのいる場所じゃなく外で会えばいい」

シンジは赤いカードの意味をそう判断した。
どうやら父は秘密にしなければならないような事をしているらしい。
それがろくでもない事じゃないのを祈ろう。

「そして切符は1番わかりやすいな、片道だけって事は帰す気は無いってことだね」

往復ではなく片道の時点であやしい。
行けば問答無用で何かに巻き込むつもりのようだ。
横暴なのか小さいことを気にしないのか微妙なところだがわかりやすくていい。

「第三新東京市・・・か、今度遷都されるとか言われている場所だな・・・少なくとも観光に来いってわけじゃないだろうし」

そしてシンジは最後に女性の写真に目をやりしばらく考えた。
少なくとも写っている女性に見覚えはない。

「この写真だけは意図がよくわからないな・・・そもそも誰だこれ?」

シンジは写真を手に取り裏返す。
そこには{葛城ミサト}という名前と自分がシンジを迎えに行くというようなことが書いてある。

「つまりこの写真だけは別の人が入れたということかな?ということは犯人はこの写真の人か?父さんとどういう関係だ?」

疑問が次から次に湧き出す。
さっきまでの三つよりはるかに難解だ。
意図が読めない。
シンジはもう1度写真の人物を観察した。

「10年ぶりの親子の手紙にこんな写真しこむあたりかなりず太い神経してるな、しかも写真のチョイスからかなりのーてんきな人物と見た。中学生だから喜ぶと思ったんだろうか?」

そう言ってシンジは写真を机に戻した。
シンジも中2だ、それなりに女性に興味はあるがこういうのは警戒心が先に来るので食指がわかない。

「さて、つまりこの手紙の本当の内容は[重要で面倒な事を押し付けたいから第三新東京市まで{来い}、一度来たら帰すつもりは無い by{ゲンドウ}]そしてこの写真が[第三新東京市に来たら私が迎えに行くから待っててね、仲良く・し・ま・しょ]てとこかな?何考えているかが読めない分むしろおっかないな・・・」

シンジはゲンドウからの手紙が意味するところを裏の事情まで正確に読み取っていた。
この数年でブギーポップと一緒に戦ってきた中で培った洞察力と直感、結論から言えばその二つが同時に警報装置のブザー並に危険を訴えている。
はっきりと嫌な予感がした。

「5年も会ってないが、親父どのは案外わかりやすい性格をしているらしね・・・さて、どうしたものだろうか・・・」

そうつぶやいてシンジはどうするか考えた。
今まで連絡もしなかった父がいきなり呼び出すあたり面倒事とは自分にしか出来ない類の事だろう、しかしブギーポップの事は自分以外知らない。

「だとしたらあくまでぼくという一中学生にしか出来ない事となるけど・・・見当もつかないな・・・」

シンジは机に置かれている物を見ながら考える。
この手紙、裏を返せば理由はどうあれ父が自分を必要としていると言う事実だ。
10年間見向きもしなかった自分を・・・

しばらくじっと考えた後、シンジは決断した。

「見なかったことにしょう」

シンジはぼそっと呟いた。
声は低いがかなりはっきりした決断だ。

「大体10年もほっといて命令みたいな手紙で呼び出す事自体ふざけている。親父どのには世間の厳しさを知っていただこう」

そう言ってシンジは机の上の物を手にとる。
全く未練は無い。
全部まとめてゴミ箱に放り込もうとした時、聞きなれた声が頭に響いた。

(ちょっと待ってくれないか、シンジ君?)

シンジはその言葉に動きを止めた。
ゆっくりと壁掛けの鏡を振り返ると鏡の中には左右非対称の笑みをうかべた自分がいる。
ブギーポップの顔だった。

「ブギーさん、出てたんですか?いつから?」
(シンジ君が手紙の分析をしていた時だよ、真剣だったんで声をかけずらくてね)
「そうですか、恥ずかしいな・・・でもブギーさんが出て来たんならどのみち同じでしたね」
(いいのかい?)
「もともと気が乗らなかったですし、それにまた世界の敵が現れたんでしょう?第三に行ってる暇なんてありませんよ」
(それなんだがシンジ君、その第三に行ってくれないか?)

ブギーポップの言葉にシンジの顔が怪訝なものになる。
どうやらただ事ではないようだ。
父ではなくブギーポップに言われたのでは行かないわけにも行かないが・・・

「・・・説明してもらえます?」
(今回僕はその手紙に反応して現れた。)

シンジはあわてて手の中でくしゃくしゃになっている手紙を見た。
ゲンドウが送ってきた面倒事の招待状・・・それにブギーポップが反応したと言うことは・・・

「どういうことですか?」

予想は出来るがシンジはあえて聞いて見る。

(その手紙に[世界の敵]のにおいがしみついている)

シンジは愕然とした。父の手紙に[世界の敵]のにおいがしみついているそれはつまり・・・

「父が[世界の敵]なんですか?」
(それはわからない、移り香かもしれない。しかし彼か彼の近くに[世界の敵]がいるのは間違いないだろう]
「・・・わかりました。ぼく、第三新東京市にいきます。」

シンジの決断は早かった。
そこに迷いは微塵もない。

(ありがとう、そしてすまない。もし君の父親が[世界の敵]なら・・・)
「ブギーさん・・・・・・・・・・・・大丈夫です。ぼくは戦えます。」

シンジはそう言って鏡に向かって微笑んだ。
柔らかな笑いはあの日、死神が浮かべた微笑みに似ていたかもしれない。

(すまないね、シンジ君)

鏡の中のブギーポップにはそれ以上の言葉が無かった。
二人の間に無粋な言葉を重ねる必要はない。

次の日、駅前に一人の少年の姿があった。
片手に私物の入ったバック、反対の手に大きなスポルディングのスポーツバックを持った学生服の少年だった。

まっすぐ前を見る少年の黒い瞳に戦う戦士の光が宿っていることに気づいたものは一人もいない。
ただ少年は自分の戦場へ向かって歩を進めるのみ・・・戦場の名は第三新東京市・・・天使が舞い福音が鳴り響く戦場に少年と死神はなにをもたらすのか?その答えは物語としてここにつむがれる。


これは少年と死神の物語






To be continued...

(2007.05.19 初版)
(2007.06.02 改訂一版)


(あとがき)

この作品は別サイトに投稿していた自分の処女作ですが、両サイトの管理人さんに許可をいただいてこちらにも置かせてもらうことになりました。
すでに完結している物ですが週に一章分の更新で行こうと思っています。
理由はオリジナルが200話超えているため一気に投稿したらながちゃんさんが大変だろうということに加えて、誤字の見直しとかもあるためです。
オリジナルよりも一話分を長くしてまとめていくつもりですのでよろしくお願いします。

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