碇シンジの合法ロリルートへの道 (not18禁)

プロローグ

presented by 紫雲様


 視界に映るのは、遥か先まで続く緑の地平線。それに接するのは透き通るような青空。所々に綿飴の様な白い雲が浮かんでいる。そして中天には太陽が鎮座する。
 肺に飛び込んでくるのは、ヒンヤリとした、でもとても美味しい空気。公害等とは全く無縁な自然の空気。
 「ああ・・・このままお昼寝したいなあ・・・」
 耳に飛び込んでくるのは『ヒュゴオオオオオオオオオッ!』という凄まじい効果音。更に服の裾が『バタバタバタアッ』と大きな音を立てつつはためく。
 肌を切り裂く様な圧力を皮膚に感じながら、シンジは叫んだ。
 「って、何で上空に転移させるのさああああああ!」
 『一人前になる為の試験』
 そう敬愛する師匠から告げられ、シンジは試験会場と呼ぶべき場所へ強制転移させられたのである。
 ただ、まさか遥か上空へ放り出されるとは欠片ほどにも想像していなかったのだが。
 「逃げちゃ駄目だ逃げちゃだめだ逃げちゃ駄目だ・・・って、そんなこと言ってる暇ないじゃないか!このままじゃ死んじゃうって!」
 ただ重力と言う名の鎖に縛り付けられたシンジは、対抗策を打つ暇も無く轟音とともに叩き付けられた。

碇シンジの合法ロリルートへの道(not18禁)
~完~
















 「そう思っていた時もあったよねえ。でもまあこれはこれでラッキーだったのかなあ」
 自分のお尻の下で下敷きになっている『刃物を手にした人間だった肉塊』を見ながら、奇跡的に掠り傷で済んだシンジは周囲をキョロキョロ見回していた。
 周辺には、元は豪華絢爛な彫刻や塗装が施されていた筈の木材が散乱している。すぐ傍には13歳ぐらいに見える少年が1人。やたらと細かい龍の刺繍が施された服を身に纏って、シンジを呆気に取られたように見つめていた。
 そんな少年の腕の中には、ゴホゴホと咳き込んでいる少年が1人。こちらは若干年下らしく見える。そしてこちらもまた、同じような服を纏っていた。
 そんな少年達から数メートル離れた所には、腰を押えて呻いている老人が1人。その更に周辺には、いかにも『兵隊です!』と言わんばかりの男達が槍を手に取り囲んでいた。
 ただし、呆気に取られたかのように呆然としていたが。
 「君達大丈夫?怪我は無いかな?」
 「・・・は、はい!大丈夫なのじゃ!」
 「そう、それは良かった・・・って、駄目じゃないか。ほら、額。薬を塗ってあげるから動かないで」
 手製の応急手当キットの中から、師匠の友人から譲り受けた高濃度の酒性の入った瓶を取り出し、清潔な布で手早く少年の手当てをする。
 その行為に、少年は呆気に取られ―次の瞬間、ボッ!と顔を赤く染め上げた。
 「よし、こんな所かな。あとは放っておいても大丈夫。男の子だし、傷は勲章みたいな物だから」
 「・・・僕、女なのじゃ・・・小さいけど・・・」
 「・・・はい!?」
 ヒューッと吹き通る一陣の風。そんな光景に、周囲の兵士達は槍を突き付けてはいる物の、やはりどう対応したら良いのか分からず困惑気味である。
 そんな兵士達の中から、数名の影が姿を見せた。
 「ちょっと、そこのオジサン!アンタ、何者!恐れ多くも皇帝陛下たる劉弁様の姉君であらせられる劉協殿下に慣れ慣れしく!言葉使いも不敬の極みよ!」
 「・・・オジサンって、それは無いんじゃないかなあ・・・」
 鏡を取り出し自分を見直すシンジ。そこに映っているのは、高校生ぐらいのシンジであり、伸びた髪の毛を無造作に後ろで束ねている顔であった。
 「・・・それでは失礼しまし」
 「逃がすかあああっ!」
 兵士達の中から姿を見せた、勝気そうな眼鏡の少女の号令に従い、兵士達が一斉にシンジを捕縛しようと詰め寄る。
 だがその動きは止まらざるを得なかった。
 シンジの手が無造作に2人の少女に伸ばされようとしたからである。
 「くっ!陛下を人質にしようなんて、何て卑劣な!」
 「・・・君、周りからドジッ娘って呼ばれてない?」
 シンジの言葉に、少女の両隣にいた小柄な少女は苦笑しながら、胸に晒しを巻いた少女は溜息を吐きつつ頷いてみせる。
 「ちょっと霞!月!何であんな奴の言う事に頷くのよ!」
 「いやだってなあ。あの男が離れた所で包囲すれば良かったやん」
 「詠ちゃん、霞さんの言う通りだと思うよ?」
 「あのさあ、仲良く歓談中の所悪いけど、別にこの子離しても良いよ?最初から人質にするつもりなんて全く無いし」
 その言葉に慌てて振り向く一同。そこには埃を叩きつつ立ち上がったシンジの姿があった。
 身長190cmまで成長したシンジは、それだけでも段違いの威圧感がある。周辺の兵士達より頭2つ分は大きいのだから、それも当然と言えば当然である。
 服は黒を基調とした、質素な動きやすい服。長旅を前提としている為、ポケットがいくつかついており、耐久性を重視した造りである。
 その腰の後ろには、交差させるように長さ50cm程の棒の様な物が2本。互いに交差するように、帯へ差されていた。
 「何や!?えらいデッカイ兄ちゃんやなあ!」
 「あ・・・そうか、そうだよなあ。ここじゃあ、僕の方がおかしいんだよなあ」
 修業時代、シンジの傍には彼より立派な体格の持ち主はゴロゴロしていた。その筆頭は師匠の親友である。
 しょっちゅう、手作りの酒を一抱えもある甕ごと、両肩に1つずつ持参してくるその親友は、誰よりも笑顔の似合う男であった。
 「ま、いいや。ところで、僕を捕まえる気?逃げ出すなんて簡単だから、別に捕まっても構わないけど」
 「アッハッハ!兄ちゃん。そないなこと言うもんやあらへんで。しっかし、おもろい兄ちゃんやなあ。その腰の鞭と言い、そのガタイと言い・・・なあ、詠。ちょっとぐらい構わへんやろ?」
 「霞?」
 「詠。騙されたらアカンで。アイツ、それなりにやりよる。ウチほどやないとは思うけど、少なくとも武官級の実力はある。それが天から落ちて来たんや。気になるんは当然や」
 霞と呼ばれる少女が、ブオンッと愛用の飛竜偃月刀を振りかぶる。
 「どや?」
 「手加減してよね?情けない話だけど、僕、個人戦闘技術は本職じゃないからさ」
 「なんや?武官やないんか?」
 「せいぜい護身術程度だよ。あんまり期待しないで欲しいな」
 腰の鞭を抜き、両手で1本ずつ構えるシンジ。大地を両足で踏み絞め、まるで巌の様に霞の前に立つ。
 師匠の酒好きの親友。その親友を武術の師としたシンジは、その背中に追いつこうとしたのである。
 そんな修業の中、いつまで経っても追いつけない背中に憧れ、そして身に着けた戦闘スタイル。
 「さ、やろうか」
 「行くで!」
 
 激しく散る火花と金属音。唸りを上げて迫る飛竜偃月刀の一撃は、手加減しているとは言え、当たれば容易く人間を唐竹割にするほどの破壊力を秘めている。
 そんな一撃をシンジは2本の鞭を使って凌いでいた。
 薙刀の様な形状をした飛竜偃月刀は、基本的に遠心力を活かした攻撃を主軸とする。故に大振りの一撃が、自然と大きくなる。だからこそ、相手に避けられないように速さを求められる事になる。
 そんな暴風の様な攻撃を、シンジは軽い故に攻撃速度に優れた鞭を同時に2本、偃月刀の真横へ叩き付ける事で攻撃の軌道を逸らし、致命傷を凌いでいる。
 しかし、シンジの両足は最初の位置から微動だにしていない。
 「かったいなあ。兄ちゃん、ホンマ硬すぎやで」
 「何を言ってんだか。せいぜい護身術程度だって」
 「これが護身術やって?冗談も大概にしとき。さっきから嫌な予感がビンビンしよる。兄ちゃん、絶対に切り札隠しとるやろ?」
 ニヤッと笑う霞。対するシンジも『何を当たり前の事を』と笑い返す。
 「このまま続けたいとこやけど・・・なあ月、詠。この兄ちゃん、連れ帰らへんか?」
 「霞!?」
 「詠ちゃん、私は賛成しても良いと思うけど。この方、陛下を人質に取る事も出来たけど、そういう事してないでしょ?悪い人じゃないと思うな」
 「月がそう言うなら・・・でも、アンタはどうなのよ?」
 ジロッと睨む詠。対するシンジはアッサリと鞭を腰に戻す。
 「お言葉に甘えさせて貰うよ。それと僕はシンジ。そう呼んで貰って構わない。知り合いは皆そう呼ぶから」
 
洛陽、宮廷内―
 宮廷の謁見室。そこに一同は揃っていた。
 「じゃあ、まずはボク達から改めて自己紹介させて貰うわ。僕は賈詡。姓は賈、名を詡、字を文和。そして隣にいるのが」
 「私は董卓。字を仲穎と申します」
 ペコリと頭を下げる少女。小柄な分、可愛さを感じる態度である。
 「改めて、やな。うちは張遼文遠。神速とも言われとる。また時間が出来たらやりあおうやないか」
 その言葉に続くように3人の人影が進みだした。
 「私は華雄。字は無いが気にしないでくれ。しかしあの霞が気にいる程とはな、私も手合せ願いたい物だ」
 「・・・恋の名前は呂布・・・でも恋で良い・・・」
 「恋殿!いきなり真名を預けるとは何事ですか!?そこの不審人物、絶対に恋殿の事は恋と呼ぶなですよ!それはともかく、私の事は陳宮と呼ばせてやるです」
 「はいはい、宜しくねお嬢ちゃん」
 陳宮の頭を撫でながらニッコリ笑うシンジ。対する陳宮は『子ども扱いするなです!』と脛に蹴りを入れようとするが、腕力とリーチを活かしたシンジへ届かせる事が出来ず、歯噛みする事しか出来ない。
 「くうう!素直に蹴られろです!」
 「こらこら、ねね。陛下の御前だぞ」
 「しし、失礼しましたです!」
 慌てて気を付けする音々。そんな音々を咎める事も無く、玉座の横に立つ少女が口を開いた。
 「僕は漢王朝皇帝劉弁の姉劉協なのじゃ。奥で寝ていて姿を見せぬのが、皇帝にして僕の弟の劉協と申す。父が亡くなったばかり故に戴冠は済ませておらぬがな。それと先程は僕達を救ってくれて本当に感謝しておるのじゃ」
 「いえいえ、偶然でそれほど感謝されるのも居心地が悪いですから」
 「・・・そうか、ならばそれ以上は止めておくのじゃ」
 何となく寂しそうな劉協の表情に、傍に居た月が悲しそうに顔を俯けさせる。
 「それと皆さんが名乗ってくれたのですから、こちらも名乗らせて頂きます。私はシンジ。姓は碇と申します。字はありません」
 「む、では真名を持たない異国の出身かや?」
 「ええ。皆さんに分かる様に言うと、東の海の向こう側にある、島国の出身です」
 こちらに来る前、予備知識として真名について説明を受けていたシンジだからこそ、少女達の真名を口にする事をしないで済んでいた。もし知らなければ、本来の素直な性格故に、間違いなく口にしていたのは確実である。
 「今はどこかに仕えておるのかのう?」
 「師匠から一人前と認められる為の最終試験の真っ最中なんです。これがまた、難問でして。下界に降りて、私が認めるだけの功績を挙げて来い、なんて無茶な事を言い出したんですよ」
 フウと肩を竦めるシンジ。そんな中、シンジの言葉を聞き逃せなった少女が3人いた。
 その内の1人が、互いに目配せしあった後、口を開く。
 「アンタ、下界ってどういう意味?」
 「そのまま、の意味です。正式には蓬莱島所属、九天応元雷声普化天尊門下道士。道士としての名は師匠の姓を譲られて、聞シンジ、ですね」
 その直後、ブフウッと噴出す詠と音々。周囲は訳も分からず困惑するばかりである。
 「ちょ、ちょっと待つです!まさか、あの聞仲太師の直弟子だと言うのですか!?」
 「あ、やっぱり知ってたんだ」
 「当たり前です!実質、最強の仙人じゃないですか!易姓革命、その裏で起きていた仙界大戦において、彼1人の為に崑崙12仙の内10人が討たれたばかりか、三大仙人の1人元始天尊すらも敗れたのは有名な話ですよ!」
 どよめく一同。目の前の少年―最早青年と言って良いのだが―の師弟関係は、驚愕以外の何物でもなかった。
 「まああくまでも師匠が化け物なだけであって、僕までそういう目で見ないで下さいね。僕はひ弱な一般人ですから」
 「ちょい待ちいや。ウチと打ち合える時点でひ弱な一般人やあらへんで」
 霞の言葉に、段上にいた劉協がクスッと笑う。
 「なあ、月っち。思ったんやけど、シンジを引き入れんか?」
 「霞!?」
 「まあ話を聞きい。シンジは師匠に認められるだけの功績を挙げないといかん。ウチらは陛下と月っちを守るだけの力が欲しい。それは2人の身を護ると言う意味だけでは無く、2人の理想―民に平穏を齎し、争いを無くす事を叶える事も意味していると思うんや」
 「・・・確かに一理あるけど、本人はどうなのよ?」
 視線を向ける詠。
 「そうだなあ。別に協力自体は問題ないよ。人助けなら、師匠も納得してくれるだろうしね。ただ道士としての力を振うつもりはないよ。あくまでも、1人の人間としての協力になるから。道士として参加した日には、間違いなく師匠に制裁されちゃうし」
 怒り狂う師の姿―ほぼ100%の割合で『た~い~こ~う~ぼ~おおおおおおお!』と叫んでいる―を思い出し、ブルッと身を震わせるシンジ。師が怒る回数=蓬莱島が沈んだ回数である為、その怒りの強大さは恐怖以外の何物でもないのである。
 「洛陽が地図から消えます」
 ボソッと呟かれた一言に、少女達のコメカミをコミカルな汗が一滴滑り落ちる。
 「・・・シンジよ、そなたの師匠はそんなに恐ろしいのかや?」
 「師匠を敵に回すぐらいなら、私は他の蓬莱島の関係者全てを敵に回す方を選択します。まだ逃げ切れる可能性がありますから。実は私の生まれ故郷に、こんな有名な言葉が有るんです」
 ゴクッと唾を呑みこむ少女達。
 「大魔王からは逃げられない」
 「自分の師匠を大魔王扱いかい!」
 「張遼さんは師匠の事を知らないからそんな事が言えるんですよ!太公望師叔が師匠を怒らせるせいで、何度蓬莱島が沈んだと思ってるんですか!」
 「沈んだのですか!?」
 少女達にしてみれば、仙界は極楽のようなイメージがあった。常に温暖で、花が咲き乱れ、食べ物に困る事の無い、平和な楽園。
 しかし、その幻想は妄想と化した。
 少女達にとって、仙界は常に闘争に明け暮れる、修羅の世界だと。
 「僕が・・・僕が最終試験をどれだけ待ち望んでいた事か。これで師匠の恐怖から逃れられる。もう師匠と太公望師叔の板挟みに悩まなくて良いんだ!哪吒さんと雷震子さんと天化さんの三つ巴の喧嘩の余波に巻き込まれなくて良いんだ!太乙真人様に捕縛されて実験材料にされなくて良いんだ!楊戩様と趙公明様にどっちが美しいか迫られなくて良いんだ!そう思うと、僕は、僕は生きていて良かったと感じたんです!」
 「・・・シンジ、可哀そう・・・恋はシンジの味方・・・」
 「人の情けが身に沁みる・・・」
 崩れ落ちるシンジを、恋が支えながら『良い子良い子』と頭を撫でる。その光景に玉座へ座っていた劉協が『隣におれば・・・』と悔しそうに歯噛みする。
 「と、とりあえず仙界の事情は置いておくとして。話は変わるけど、シンジ。アンタ、道士以外として出来る事はあるの?」
 「それなら、まあ幅広く。料理を筆頭に、家事全般何でもござれ」
 「って、そうじゃない!何で家政婦を雇わないといけないのよ!武将として役立てる事を言えと言ってんのよ!」
 「まあそれなら、政治については師匠に。戦略・戦術は太公望師叔に。武術は飛虎さんに。医療知識は太乙真人様に」
 シンジの説明に、どよめきが上がる。殷王朝歴代30代の父親役を務めた聞仲、六韜三略を著した名軍師太公望、殷周両軍において個人戦闘技術においては最強と言って良い開国武成王・黄飛虎、そして崑崙12仙の1人太乙真人。全てその道のスペシャリストである。
 「とは言え、一流にはなれなかったけどね。僕にそこまでの才能は無かったから。せいぜい器用貧乏止まりだよ」
 「いやいや、それでもどんな事でも出来ると言うのは強みや。ところで他には?」
 「・・・師匠から女狐限定退治用の罠設置技術。太公望師叔からは7代に渡って後ろ指を指されるぐらいの小悪党の遣り口。飛虎さんからは妻を喜ばせる夜の営み実践編。太乙真人様からは毒薬知識とモルモット捕縛技術」
 「「「「「「ちょっと待てい」」」」」」
 一斉に入るツッコミ。反応していないのは恋1人である。
 「あとは楊戩様から女装のイロハLesson1から5まで。武王様からはプリンちゃんと懇ろになる方法初級編から上級編と、その後で責任を求められない方法について。哪吒さんからは父親を絶望の淵に叩き落としてから抹殺する方法実践編。文王様からは息子のハンバーグを食べても無表情を貫く方法、それから紂王様からは誘惑に負けない強い心の作り方について」
 「何ですか、その役に立たない知識は!と言うか、最後の紂王のは本当に効果があるのですか!」
 「いや、一応紂王様名君だし。そもそも妲己が使った誘惑の宝貝・傾城元嬢は基本的に抵抗不可だから。あれ、人間どころか仙人でも耐えられないし」
 『太上老君様が保管してるのも仕方ないよねえ』と1人納得するシンジである。
 「で、僕は何をすれば良いのかな?」
 「・・・とりあえず陛下付きの侍従で頼むわ」
 呆れかえった詠には、それしか口に出す事が出来なかった。



To be continued...
(2014.05.03 初版)


(あとがき)

 紫雲です。新作をお読み下さり、ありがとうございます。
 と言う訳で、今回はシンジ君の董卓ルートに参加する馴れ初め話となります。個人的に好きなキャラは翠と蒲公英なんですが、何故か董卓軍に参加となりましたw月、可愛いから良いんですけど。
 まだ出てきてはいませんが、一刀は別の陣営に参加しています。いずれは出番がありますので、もうしばらくお待ち下さい。
 ちなみに霞がシンジに興味を持ったのは、天の御使いの噂を聞いていた為です。ただシンジが『僕、外国の人間で仙人見習いだから』と、いきなり明後日の方向へ話をブン投げてしまった為、シンジは天の御使いとしては見られていません。
 話は変わって次回です。
 命の危機を助けられた劉協は、淡い想いをシンジへ抱く。その為に、少しでもシンジと一緒の時間を作り出そうと『政治について教えて』と頼むのだが、シンジは劉協を王宮の外へと連れ出す事に。そこには劉協の知らない現実が待ち受けていた。
 そんな感じの話になります。
 それでは、また次回も宜しくお願い致します。



作者(紫雲様)へのご意見、ご感想は、メール または 感想掲示板 まで