遠野物語

基本設定

presented by 紫雲様


遠野物語はエヴァと月姫のクロスですが、月姫の遠野家(秋葉)ルートとのクロスになっています。
何で遠野家ルートなんだ、何でまた月姫なんだ、と思われる方も多いと思います。
自分で色んなSSを調べてみたのですが、月姫クロスは割とあるんですが、27祖ルートばかりなんですよね。なのに遠野家ルートとのクロスは見かけないんです。
だったら、遠野家ルートとクロスしちゃえ!と安易に考えたのが遠野物語になります。
・・・決してマッド赤木VSマジカルアンバー琥珀を書きたかった訳じゃないです。信じて下さい・・・
あと2chの某スレッドの493で書かれたネタは、初心者の私には難易度が高すぎますwご期待に添えなくて申し訳ありません。

念のため『月姫の遠野家ルートとは何ぞや?』という方用に、ざっと説明だけさせていただきます。知っている方は舞台設定まですっ飛ばして下さって問題ありません。

まず月姫そのものについては、堕天使の帰還の基本設定2で説明しておりますので、これについては省略。遠野家ルートについて説明します。

舞台となる三咲町を、遥か昔から管理してきた遠野家。この遠野家には秘密があった。
それこそ『遠野家には魔の血が流れている』という秘密であり、一族の本家である遠野家は、特に濃い血が流れていた。その為、『魔の血』に負ける者も多かったのである。
そんな血に負けた―『反転』した者達を、遠野家の当主は『狩る』事を義務付けられていた。
志貴は遠野家に呼び戻されて以来、毎夜、自分が人を殺す悪夢を見るようになる。そして悪夢同様に、街中で起こる殺人事件。
自分は殺人鬼なのでは?疑心暗鬼に陥る志貴。やがて明らかになる遠野家の本当の子供であり、反転しながら狩られなかった四季の存在と、志貴の関係。
かつて四季に殺された志貴を救ったのは、妹・秋葉の持つ、命を共有する異能『式神』。そして反転してしまった秋葉の危機を救うべく、志貴は決断を下す。
『自分が死んで、命を返せばいい』
全てが終わり、秋葉が目を覚ました時、志貴の姿は消えていた。

原作(月姫遠野家ルート)登場人物紹介
 遠野志貴(高2?男・マイペースな性格)
 父親・槇久の急死により、遠野家当主の座に就いた妹・秋葉により、預けられていた有間家から遠野家へと帰ってきた。だが帰還して以来、毎晩のように自分が人を殺す夢を見るようになり、夢通りの殺人事件が起きている現実に、徐々に追い詰められていく。
 本当は遠野家の人間ではなく、七夜という暗殺者一族の当主、七夜黄理の一人息子。
 
 遠野秋葉(高1?女・ツンデレかつ武闘派)
 父親・槇久の急死により、遠野家当主の地位を継いだ少女。
 幼い頃、ある事件で死んでしまった志貴を救うべく、幼いながらも力に目覚め、自らの命を共有させる『式神』の力を発現させる。
 それ以来、彼女は自分の命(生命力)で、秋葉自身と志貴、2人分の命を支えなければならなくなってしまう。
 混血としての能力『略奪』も発現させており、熱や生命力等を奪う。また自身の髪の毛を、自由自在に操る事も出来る。長さも伸縮自在。
 
 巫淨琥珀(17前後?女・表面上は陽気)
 遠野家で働く割烹着の少女。料理と医薬担当。破壊魔。
 ある理由によって、妹・翡翠とともに槇久に引き取られ、悲惨な人生を送ってきている。
 その心には狂気が宿りつつあり、復讐を果たすべく暗躍する事になる。
 だが翡翠とかわした『かつて渡されたリボンを、志貴がちゃんと琥珀に返したら復讐を諦める』という約束に、心のどこかで期待している二律背反な心の持ち主。
 
巫淨翡翠(17前後?女・寡黙)
遠野家で働くメイドの少女。清掃担当。炭水化物から致死性毒物を作り出す天才。
琥珀の双子の妹。かつて琥珀が自分を守るために、槇久の犠牲となった事を理解して以来、持って生まれた明るい性格を心の奥底に沈めてしまった少女。
琥珀の復讐を止めたい、琥珀を助けたいと思っているが、自分には不可能な事も理解しており、志貴に一縷の望みを託す。
幼い頃は、志貴と最も仲が良かった少女。

遠野四季(17前後?男・本当の遠野家跡取り)
魔の血に負けて反転した為に、友達だった志貴を殺し、父・槇久によって地下に幽閉された少年。その後、成長した彼は琥珀によって地下から解放され、槇久を手にかける。
混血としての能力は『拒死性肉体』。致命傷を負っても、そのまま生きていけるように体を作り変えてしまう能力。その派生として、血液を自在に操る事も出来る。

シエル(外見18前後?女・聖堂教会埋葬機関の暗殺者)
かつて死徒27祖番外位ミハイル=ロア=バルダムヨフォンの転生先とされてしまった少女。『世界』の秩序復元による異常なまでの肉体復元能力と、黒鍵による戦闘技術、加えてロアの保持していた魔術知識を武器とする暗殺者。二つ名は『弓』
性格はお節介焼きを自称するほど。好物はカレー。
小さい頃はケーキ職人になるのが夢だった。

有間都古(小6・女・極度のあがり症)
メルティブラッドから参戦。志貴がお世話になっていた、有間家の一人娘。
もともと習っていた八極拳が、タタリの事件によって吸血鬼をも滅ぼしうるほどの力を発揮してしまう。
志貴を『お兄ちゃん』と慕い、秋葉と妹の座を巡って争う事になる。
原作者曰く『突撃チャイナガール』『なんちゃって八極拳』

専門用語解説
 感応能力:琥珀と翡翠の能力。平たく言えば、自分の力を他人に分け与える力。特に琥珀と翡翠は、体力だけではなく精神すらも強化・補助する。方法は体液(主に血液)を相手に与える事。
 七夜:遠野家のような魔との混血を狩る暗殺者一族の名前。退魔士ではあるが、純粋な魔との相性は悪く、混血を相手にした場合、もっとも有利に戦える。なので純粋な魔の代表格と言って良い死徒27祖を狩ってしまう志貴は、あきらかに例外中の例外。
聖堂教会:ヴァチカンの裏側。特に異端という存在を熱狂的に排斥し、異端狩りに特化した巨大部門の総称。埋葬機関はその中でも、異端狩りのエリート(通称:代行者)部隊のような物。
紅赤主:混血が魔の力を最大限に発揮している状態。いわゆる先祖返り。この状態を長く維持し続け、戻れなくなった者を『反転』した者とよび、遠野家当主は狩らねばならなくなる。反転すると、大抵、精神も壊れてしまう。

ここまでが月姫(秋葉)ルートの大まかな流れです。この数カ月後の後日談の中で、志貴の帰還が描かれることになります。

舞台設定
 ・志貴の帰還は2011年という設定。この年に、10歳のシンジは遠野家に引き取られ、遠野シンジとして生きていくことになります。
 ・基本的に本編再構成クロスオーバーとなります。AEOEでも逆行でもありません。原作第1話開始前からの再構成です。
 ・オリジナル登場人物は、月姫関係の子供世代と、碇ユイの父親(シンジの祖父)。
 ・登場人物の強さ比較
 ⇒志貴≒秋葉≒シエル>シンジ≒都古≒加持≒ミサトがおおまかな目安になります。
 ただし、この強さはあくまでも生身の戦闘力です。エヴァと使徒を加えるとそれぞれの関係が3竦みになる感じです(チルドレンはエヴァに乗れば使徒に勝てる、使徒には秋葉やシエル達ですら勝てない、チルドレンは秋葉やシエル達には勝てない、みたいに考えてください)。
 
エヴァサイドの登場人物の追加設定(2015年時点)について
遠野シンジ(旧姓:碇)
⇒主人公。いくつか設定が加わっています。
・魔術の才能(RPG風に表現するなら、最大MPが並みの魔術師の10倍)
・投影魔術と各種戦闘技術(師匠はシエル)
・不幸(当社比400%増量)
・悲惨な過去(ゲンドウに捨てられてから10歳まで、ずっと虐待をうけてきた)
・自分の命に価値を見出していない(自分<他人。Fateの衛宮士郎と同じ)
・サトリの魔眼(視界範囲内全てに対して無差別発動)
・ボケ役(ツッコミ役はアスカ担当)

惣流=アスカ=ラングレー
⇒メインヒロインの1人。
・第3使徒サキエル襲来前に日本へ来ており、三崎町でシンジと会っている
・白兵戦闘技術は、NERVドイツ支部作戦課職員を、単独で病院送りにするレベル
・先天性失言発生装置内蔵娘

綾波レイ
⇒メインヒロインの1人。
・のちにペンペンの飼い主となる
・今回も感情の発達は早め

葛城ミサト
⇒アンチ対象?
・堕天使の帰還では、作戦部長補佐として最後まで戦闘にでていましたが、今作では途中でしばらく退場。使徒戦争の裏側で活躍していく予定。

碇ゲンドウ
⇒アンチ対象?
・アンチらしい展開ですが、最後は・・・この最後を幸福とみるか不幸とみるかは、その人次第ではないでしょうか・・・

日向マコト
⇒作戦部長補佐→作戦部長→2代目NERV総司令と出世頭
・ミサトの代わりに、作戦部長一尉に出世。使徒戦争の指揮官として戦っていく。
・出世する代わりに、彼には女性と縁遠い未来が・・・青葉とどちらが幸せだろうか?

赤木リツコ
⇒ゲンドウの懐刀→シンジと共同戦線を張る同盟者
・シンジの提案に乗り、ゲンドウをモノにするべく暗躍する
・ヤンデレ属性
・マッド(ブラッドパターンMの片割れ)

月姫サイドの登場人物の追加設定(2015年時点)について
有間都古(16才高校一年)
⇒序章(遠野家編)と番外編で登場
・シンジにとっては初恋の女の子
・志貴の女性関係を目の当たりにし、軽蔑気味というか呆れ気味
・彼女にとってシンジは弟
・メルブラ時代の八極拳は健在

遠野志貴(21歳)
⇒遠野物語のハーレム担当。愛のアイコンがあるのは、全てこいつのせい
・シンジの兄。家出したシンジを遠野家に引き取る
・正妻(秋葉)現地妻(シエル)内縁の妻(琥珀・翡翠・朱鷺恵)とハーレム形成
・秋葉との間に春奈、シエルとの間にレオ、翡翠は妊娠中
・シンジ曰く『同時に5人の女性を愛することができる人』

遠野秋葉(20歳)
⇒帰還した志貴と結婚。春奈を妊娠し、学校は中退。遠野グループ総帥として活動
・シンジの姉。
・志貴のハーレムについては、武力制裁の代わりに黙認(?)状態

巫淨琥珀
⇒シンジ達、3人のチルドレンを支える保護者
・シンジの姉。レイにとっても姉となる。
・もう一人のブラッドパターンM
・番外編においてはマジカルアンバー琥珀として暴れまわる(確定事項)

巫淨翡翠
⇒遠野家メイドさん
・シンジが使徒と戦う理由の一つ。シンジの姉
・サキエル戦時は妊娠5カ月ぐらい

シエル
⇒シンジの戦闘技術の師匠
・志貴が自分の代わりに連れてきた、戦闘の先生。シンジの姉
・『弓』の呼称は、SEELEメンバーすら脅かす
・日向の補佐役として、ミサトの一時退場と同時に本編へ本格参戦
・琥珀と並んで、チルドレンの保護者となる

乾有彦(21歳)
⇒三崎警察署刑事課勤務の刑事。原作では志貴の親友兼悪友。
・彼が21歳で刑事というのは御都合主義です。突っ込まないでくださいw
・刑事課なのに、少年課の仕事を回される可哀想な人
・活躍の場は序章のみw

各種アイコンについて
 エ:エヴァ二次創作です。
 再:本編第1話開始前から変更しています。
 ク:月姫遠野家編とのクロスオーバーです。
 並:神ではありません。結構、うちのシンジ君は死にかけます。プロット上では最低3回・・・その場のノリで増えるかもしれません。あくまでも攻撃面に特化しているだけですので、生命力(HP)は一般人と大差ありません。
ア:ミサトは無能です。ゲンドウ鬼畜です。シンジは結果として不幸ですw
 毒:マジカルアンバー琥珀って毒電波でしたっけ?
 シ:本編はとてもシリアスです。
 笑:笑い要素は番外編にお任せします。というか番外編は笑いのみです。
 痛:少しだけあります。
 残:少しだけあります。結果だけ書くような感じですが。
 綾:『私がお婿さんに貰ってあげる』全てはこのセリフに込められております。
 惣:遠野家編(序章)からやってくれます。ホント素直じゃない娘です。
 愛:全ては志貴のせいです。絶対、シンジに悪影響与えてますねw
猫:番外編をお楽しみに。

話数ですが、遠野家編と本編合わせて20話前後、番外編は3話の予定。
堕天使の帰還よりも話数は少ないですが、一話当りの文章量は2〜3倍なので、ボリュームとしては前作と大差ありません。
多分、週に1話ペースで更新するので、年末から年始にかけて最終話をアップできると思います。
最後まで頑張りますので、また生温かい目で見守ってください。
よろしくお願いします<m(__)m>



To be continued...
(2010.06.06 初版)


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