予告編

presented by 紫雲様

　出会ったのは静寂に満ちた夜の公園。
　己が求めた伴侶に再会するべく、家路へと急ぐ青年。
　記憶にない母を求め、逃げ出してきた子供。
　２人が出会った時、全ての歯車が動き出した。

　僕はみんなを護りたい。僕は今までみんなに護られていた。今度は僕が護る番だと思うんだ―
僕を殺すのは弐号機、つまり君なんだ、アスカ―

サトリの眼を持つ少年―遠野シンジ

　やっぱり、アタシ、サードとは組めないです―
　今のアタシ達なら２分あれば本部を壊滅できるわ―

　私は遠野君の傍にいたい。あなたが消えてくれるなら、それは私にとって嬉しい事。だから作戦から降りるのを、私は引き留めるつもりはないわ―
　エヴァに乗ったら、使徒より先に本部を破壊してあげる―

　シンジ君、必ず助けるからね―
　あらあら、可愛らしいお客さんですねえ。ささ、中へ入って下さいな―

　でも、いつか信じてくれる日が来るまで、見守ってあげようと４人で決めたんだ―
　そうだな。俺達３人なら、問題ない―

直死の魔眼を持つ死神―遠野志貴

　これは相当根深いですね―
　あの時、シンジ君は見たそうです。自身の『死』の未来を―

埋葬機関第７席―『弓』のシエル

　小賢しい理屈や大義名分は大人の領分なの。シンジみたいな子供が、それにつき合う義務はないわ―
　ごめんね、シンジ。それでも私は、姉としてあなたを連れ帰らないといけないの―

混血の盟主にして一児の母―遠野秋葉

　怪我はない？シンジ君？―
　大丈夫よ、だから心配しないで―

死神の子を宿す女性―巫淨翡翠

　シンジ、遅いわよ、どこ行ってたの？―
　ちょっと、アンタ達、嫌がる女の子に何してんのよ！白昼堂々、痴漢どもが！―

少年の想い人―有間都古

　にーに、にーに、おでかけするの？―
　パパとねーねは、おかいものなのー！―

遠野家次期当主―遠野春奈

　ママー、だっこー！―
　ぼくもおみやげほしい！ロボットほしい！―

『弓』の一人息子―レオ

　怖さよりも好奇心の方が強いから平気なのよね―
　マヤ。上司としての命令よ。すぐに逃げなさい。いいわね？―

技術部部長―赤木リツコ

　僕やシゲルにとって、サード・インパクトの阻止は、目的ではなく手段でしかないんだよ―
　自分が卑怯に思えましてね―

作戦部部長補佐―日向マコト

　酒の飲みすぎで、肝臓でも壊したのかい？葛城は―
　アスカとレイが、現在、反逆罪で営巣に放り込まれている―

　葛城一尉か、サードチルドレンはどうした？―
　待ってくれ！シンジ！頼む、助けてくれ！―

NERV総司令―碇ゲンドウ

　ほう？どう問題ないのか、この老骨にも分かるように説明して貰えるかね？―
　全NERVの職員に、この愚かな老人の遺言として受け取ってもらいたい事がある―

NERV副司令―冬月コウゾウ

うう、止めてよリツコ―
　そこは加持に頑張ってもらったわ。特殊監査部部長権限でね―

作戦部部長―葛城ミサト

　すまない、２人とも。俺も改造はされたくないんだ―
　子供たちを不幸にしておいて、大人だけがのうのうと幸せになれと？―

　先輩、最近機嫌が良いですね？良い事でもあったんですか？―
　公私ともに充実？・・・先輩、まさか・・・―

発令所付きオペレーター―伊吹マヤ

　ああ、この前の騒動で妹が入院してな。それに付き添っとったんや―
　日向さん！お願いや！転校生に、いや遠野に会わせて下さい！―

級友―鈴原トウジ

　パパのパソコンに残っていた名前と同じだからね―
　写真、撮らせてくれないか？モデル料として、売上の２割渡すから―

級友―相田ケンスケ

　みんな、何で返事しないの！助けてあげるのが当たり前でしょ！？―
　・・・少しは乙女心を理解しなさいよね―

級友―洞木ヒカリ

　碇の息子は、一体、何をしたというのだ―
　ついに残る使徒は最後の一体、タブリスだけとなった―

　おや、これは予想外だったよ。まさかエヴァも無しに来るなんて―
　生と死は等価値なんだよ、僕にとってはね―

最後のシシャ―渚カヲル

To be continued...
（2010.06.06 初版）

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