ARMORED CORE NINE BREAKER 〜Raven's Sky〜

設定集@ 世界観・企業・専門用語編

presented by 与吉様


・世界観:プロローグ

『大破壊』から十年。
人々は十年前に起きた『大破壊』により地下都市『レイヤード』へと移り住んだ。
それから五年後、再び人類は地上に進出した。
そこで彼等人類が目にしたものは荒廃した大地。
地に転がる無数の異形。
真紅の異形達……『大破壊』を引き起こした彼等は完全に機能を停止していた。
人類は再び地上の開拓を始めた。
地下世界『レイヤード』で企業同士の争いを防ぐ為に武力を持ったレイヴンズ・アークは世界の中心となった。
地上に進出して5年の月日が流れるも、企業同士の争いは終わらず、
再び人類はターニング・ポイントを迎えようとしていた。







・企業

レイヴンズ・アーク:世界の中心となった中立企業。
基本的には傭兵『レイヴン』とその依頼主との仲介役を務める中立企業。
地下世界『レイヤード』で企業同士の争いを防ぐ為に持ったAC部隊によってその勢力を高めた。
市民からの人望も厚く、世界で1番安定した治安を保つ。
その他収入源としてレイヴン同士1対1の対戦が行われる『アリーナ』も開催している。

ミラージュ社:世界で最も大きい規模を持つ大企業。
実質世界でNo1の勢力と軍事力を持つ。
ACパーツも販売しており非常に高い需要がある。
レイヴンズ・アークには関与せず、No2企業であるクレスト社と対立している。
専属レイヴンに旧アリーナで上位ランカーであった『ジャック・O』を抱えている。
なお、企業間で最も発言力が強く、
OAE(企業管理機構、つまり国連の様なもの)の意見を無視した行動を取る事がある。

クレスト社:世界でNo2の勢力と軍事力を持つ大企業。
ミラージュ社には劣るものの高い軍事力で土地を開拓する。
ACパーツの販売も行っており、実弾系のパーツを主に販売している。
OAEの判断を促し、かつ高い働きを見せる事から最近では非常に高い評価を民間人から受けている。

キサラギ社:世界で最も大きい研究機関。
一応は企業と言った形を取っているが、どちらかと言えば研究機関である。
世界で一番の技術力を持ち、表立って他企業と対立する事は少ない。
裏では生物兵器の開発や人間を使った様々な非人道な実験を行っている。

OAE:企業管理機構。
平たく言えば国連の様なもの。
大中小の全企業の代表が意見を出し合い、民間人の代表者がそれを纏めて全体の方針を決める。
ミラージュ社の強い発言力と軍事力に逆らえず、結果的にミラージュ社の横暴さを認めてしまっている。

ナービス社:『大破壊』前に存在した四つ目の大企業。
『新資源』を発見し、それを欲したミラージュ社と対立した。
クレスト、キサラギの二社と手を組みシェルター都市『ベイロードシティ』を拠点にしていたが、
テロリストやミラージュ社の攻撃、クレスト・キサラギの裏切りによって企業としての力を失う。
その後は地下の赤い異形達の襲撃を受け、ベイロードシティもろとも完全に壊滅した。







・専門用語

レイヴン:傭兵の事。名の由来は渡り鴉から取っている。
この世界で唯一自由を約束された存在。
しかし、依頼がなければ収入もないのでそう言う意味では不自由ではある。

AC:アーマード・コアの略。
この世界で最も汎用性が高い戦闘機械。
元はCored MTと呼ばれ、コアシステム……コアを中心とした機体構成システムからそう呼ばれていた。
いつからか人々がARMORED CORE(装甲する核)と呼び続け、いつしかそれが正式名称になった。
全てのパーツのOS(オペレーティング・システム)は統一されており、互換性がある。
頭部、胸部(コア)、腕部、脚部、ブースタ、FCS、ジェネレータ、ラジエータ、
インサイド(肩内部)、エクステンション(肩側面部)、右肩、左肩、右腕、左腕と言う部位によって構成される。

MT:マッスル・トレーサーの略。
一般的に作業用機械の事を指す。
一部戦闘に特化したものもあるが、それらも含めて『MT』と呼ばれる。
(コアシステムを搭載していない限りMTに分類される)

OB:オーバード・ブーストの略。
ACのコアパーツ背部に装備されている高出力ブースタ。
爆発的な加速と瞬発力を生む替わりにエネルギー消費が高く、発熱も高い。

EO:イクシード・オービットの略。
ACのコアパーツ背部に装備されている自立攻撃兵器。
一機または二機のEOが本体と独立して攻撃を行うシステム。
実弾とエネルギー弾の二種類のタイプがあり、本体とは目視出来ない程細く頑丈なワイヤーで繋がれている。
その為、本体より一定距離以上離れる事はない。
なお、エネルギー弾EOはコアに収納しておく事で弾が回復する。事実上の弾数無限である。

企業:企業と言うよりは『国』と言って良い規模の団体。
この世界には明確な『国家』はなく、それぞれの企業体が独立している。
大企業三社に合わせレイヴンズ・アークおよびその他中小企業も合わせると五十以上の企業がある。

生物兵器:読んで文字通り生物兵器。
キサラギ社が開発した生物兵器『AMIDA』は敵機に取り付き、自爆する特性を持つ。
そこに生物としての生存本能はなく、ただ敵を破壊する為に造られた悲しい存在である。
なお、頭部パーツの『生態センサー(バイオセンサーとも言う)』を完備していないとロックオンする事が出来ない。

大破壊:文字通りの大きな破壊。
エヴァンゲリオンの世界で言う所のセカンド・インパクト。
これにより地上は荒廃し、人々は一時的に地下に逃げ込む事になった。

レイヤード:いつ、どこの誰が造ったのかも分からない地下世界。
数階層に別れた構造をしており、長らく人が足を踏み入れなかった事で非常に暗く、汚い。
大破壊後、人々はこの地下世界に逃げ込んだのだが、五年で地上に出た。
なお、最下層には巨大な集積回路らしきものが鎮座しており、
何故こんな巨大なものが必要だったのかは、不明である。

赤い異形:名称不明、おそらく誰も乗っていないであろう赤い無人兵器。
それをMTと呼称すべきなのかは誰にも分からない。
起動すれば目標物に対しての体当たり……特攻を行う。
地下の古代施設に管理されていたものと思われるが、キサラギ社の一部の強行派が起動させてしまい、
大破壊が起きた。
人々が地上に進出した際には全て機能停止しており、今だ詳しい事は解明されていない。







(あとがき)

設定集@、世界観・企業・専門用語編をお届けしました。
最初はネタばれの部分も書こうかと思ったのですが、まだ時期が早いと思い、割愛しました。
設定集A、人物編をお待ち下さい。



(ながちゃん@管理人のコメント)

与吉様より「ARMORED CORE NINE BREAKER 〜Raven's Sky〜」の設定集@を頂きました。
このドキュメントの性格上、今後も何回か改変されると思いますので、その都度お目を通されたほうが良いかも知れません。
特に元ネタをよく知らない方は・・・ですかね。
さあ、本編へと進みましょう♪
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