死ね






































                 死になさい












































                      死んで







































              すまないけど 死んでくれ








































                                      ごめんね 死んで









































 これが・・・・・・・・・・・彼女のためなんだ 










































                                            死ねよ








































               命令なの・・・・さよなら










































     何度 繰り返されただろう?







                 何度 裏切られただろう?







                             何度 同じ轍を踏んだだろう?











                         何度 信じただろう?


















                                 なんで・・・・僕は・・・・




































            アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
             あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
           アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
                あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
      アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
                     あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
             アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
               あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
 アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
                         あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
                              アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
                あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
  アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
               あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
                       アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
      あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
 アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
   あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い
                        アカイアカイアカイあかいあかいあかい赤いアカイアカイアカイ
       あかいあかいあかいアカイアカイアカイあかいあかいあかい紅い






































何度繰り返せばいい?

















                                       答えなんて・・・でない































                   それでも、今度こそは・・・・と































                       願わくば
















                     彼の行く道の先に




                     幸せが待っていますように・・・・・・・






















月の夜に咲く福音という名の運命

第三話 誰?

presented by 鷹使い様




















 シンジは学校の屋上にいた


 辺りを見回して、此処には自分と自分を呼びだしたであろう二人しか居ないことが解った


 (ん〜と、やっぱり殴られるのかなぁ・・・)


 割と危機感のない考えをしながら呼び出した二人に向き合うシンジ


 「確か、相田ケンスケ君と鈴原トウジ君だよね?どしたの?」


 「碇、お前があのけったいな奴っちゅーのはホンマか?」


 シンジの問いかけとトウジの質問はほぼ同時だった


 「いや、違うけど?(そもそもけったいな奴じゃあ伝わらないって)」


 おそらく、使徒を倒した奴のことだと推理し、返事をするシンジ


 「ホンマか!?ホンマに違うんか?」


 シンジの回答に間髪入れずに問い返すトウジ


 端から見ても何かおかしいのがありありと解る


 「ちょっと・・・どうしたの?」


 流石にシンジにもそれは伝わる


 問い返すが返答はない


 「・・・・・・・・」


 無言で、ただ時間だけが過ぎていく








 「儂にはな、妹がおるんじゃ・・・・」


 暫くしてトウジがぽつりぽつりと話し始めた


 「この前・・・何か妙な・・・変な奴が来たじゃろ?」


 (使徒のことだな。)


 シンジはその話を聞きはじめて、すぐに表情を変える


 「その・・・その時にな、儂・・・妹と避難シェルターに向かうときにはぐれてしもてん・・・
  でも・・・でもな、その後、女の人が妹を連れて帰って来てくれてな、怪我も何もなかったんじゃ・・・」


 それがどうしたんだよ、と言いそうになるケンスケだが、シンジはそれを手で制し続きを促す


 「で、な、妹が帰ってきてから少し様子がおかしかったんじゃ・・・・
  なんて言うか・・・そう、空を見てボーっとし続けたり、いきなり笑い出したり・・・・
  最初は怖い目にあったんじゃろおもて、何もいわんかった。
  けどな、二日前TVで・・・ほら、あのけったいな奴・・・
  アイツがTVに出たんじゃ・・・戦自からの真実の記録とか言う番組で・・・・・」


 此処で補足しておこう


 今回、使徒との戦闘の際、民間にはネルフによって情報規制と情報操作が行われた

 大義名分は民衆の暴動を防ぐためである

 使徒にネルフが負ければ人類全滅

 その事実を前にして平静を保っていられる人間は少ないだろう

 とまあ、立派な理由がある事はあるのだが

 この情報規制、ネルフの独断で行われた

 内容は某国の新兵器がうんぬんかんぬんと言った物であり

 それに対抗する巨大兵器の映像も出た

 それだけではどうって事はない、むしろ大概の人間は信じるだろう

 人類以外の物による人類の未曾有の危機よりも人類と人類の大喧嘩のほうが幾分マシというものだろう

 問題は独断であったと言うことだ

 つまり、ネルフは戦自に対して何もしていない



 情報規制の説明(使徒の行動理由すら)どころか、使徒との戦闘で犠牲になった者への弔いの言葉すらない

 使徒の目的はあえて隠しているのだろうが

 とりあえず、そう言うことは司令や副司令、もしくは作戦部長などの上層部が行うべき事である

 しかし、たちの悪いというか、何というか・・・彼ら、きれいさっぱり忘れていた

 思いつかなかった、が正しいだろう

 彼ら、そんなことは微塵も考えないだろうから 特に司令と作戦部長

 元々、使途不明金などで評判の悪いネルフ

 しかも、使途不明金の4割は上層部(約二人)のポケットマネーとして消えているのだから始末が悪い

 話が逸れた

 詰まるところ、戦自の過激派にネルフは反感をかったのである

 こうやって敵を作って行くネルフ

 敵を作る上層部のことを総じて無能と、言うべきなのだろう


 その無能のおかげで出来た敵の中に使徒との戦闘記録を取っている者が居た


 なお、これは当然のことである

 一度攻めてきた物が何であれ、軍では戦闘記録、敵の情報などはきっちりと記録しておく物である



 彼らにしてみれば些細な復讐だったのだろう


 しかし、彼ら自身は無事でも、そうならない者が居た





 トウジの話に戻ろう



 「それでな、家の妹の奴・・・あいつに助けられたとかいったんや・・・・わらってな
  その人に貰ったとかいって黒いボールまで持ってきおった、
  周りの友達にも自慢してたみたいでな。
  それで・・・それでな・・・・昨日から返ってこんのじゃ・・・・・妹が・・・
  警察?んなもん、そのうち帰ってくるでしょうってクソの役にもたちゃーせん
  家は、おとんもおじんも仕事でおらんし・・・
  なぁ・・・何かしらんか?」


 そこまで言い終わった時には、トウジは真っ白な砂のようにシンジには見えた









 そう、無事ではない者

 それは、真実を知っている一般人である





 直接通報した者の口を閉ざすのは簡単であるが、安易にはそう言うことは出来ない

 なぜなら、その話に真実味が増すからである

 しかも、その番組は【真実の記録】などと謳っている

 つまり、何もせずにヨタ話として処理した方が良いのである

 だが、これには、ひとつの条件がある











 聡明な読者ならすでにお気づきのことだと思う















 そう、目撃者、真実を知る者が居ないことである
















 戦自の連中はそんなことも考えなかったのか?

 ネルフはそこまで甘い組織ではない

 上は自己中心的主義者の固まり人間的には三級品以下で、敵を作ることにかけては一級品、作戦や知略、駆け引きといった物はなく

 下に責任を押しつけるだけの迷惑製造者達(具体的には三人+その信奉者達)が居たとしても


 ネルフは巨大な組織である

 上が無能でも、末端はそうではない・・・・

 いや、末端こそが有能の集まりであろう

 そうでなければ、ネルフなぞ、すでに消え去っていることだろうから




 いっそ、逆転させてみたらどうだろう?

 ものすごく真面目で有意義な組織ができあがるだろう事は想像に堅くない






 だからこそ







 戦自の些細な復讐


 その割を食ったのは、まっさらな少女だった

























 シンジはトウジの話を聞き終えた直後、駆け出した


 それと同時に耳に手を当て、強く相手に呼びかける


 一般的にテレパシー、もしくは念話と呼ばれる種類の技である


 何故彼が使えるのかは、今は置いておく


 (舞子!)


 シンジはグラウンドまで駆けた


 (舞子ッ!)


 そのまま、道路に飛び出し、自宅に向かって跳んだ


 地面を駆けたのではない


 跳んだのだ


 5メートルはあるであろう住宅の屋根に飛び乗り


 直線で自分の住むマンションに向け、奔った

















 「舞子!」


 シンジが自宅に舞い戻る道の途中に黒コートのみを着た舞子が立っていた


 「解ってる、眠らされててエトの反応が遅れてたけど、ちゃんと守ってる。
  あの子には何もされてないよ。・・・それと・・・ゴメン。」


 何を言われるでもなく、舞子がシンジの聞きたいこと全てを答え、自分のミスは素直に謝る


 それは、彼女が有能である事の証拠でもある


 シンジは首を振って気にしないように振る舞った


 それでも彼女の顔には暗い影が浮かぶ


 「それは、いいさ。今大事なのは、これからのことだから。」


 シンジは舞子の不安を吹き飛ばすように語りかけた


 まるで長年連れ添った、熟年の夫婦のように−−−−−−−−−−−−−−


 その言葉に活を入れられたように


 立ち直った舞子を見たシンジは聞いた


 「場所は?」










 「ネルフの地下・・・紅いのが見える。それに紅いサングラスをかけた髭男の姿も。」


 そこまで聞いてシンジは状況の大筋を把握し、その髭男の正体も予想をつけた


 彼もまた、有能であった






































 「ふ、だいぶ手こずらせてくれたな。」


 サングラスの髭男は、眼前の光景を見て言った




 そこには



 自らが命令してさらって来させた少女が怯えるようにしてしゃがみ込んでおり


 その前には、体中に弾丸を受けて体液をまき散らしている一見鹿のような黒い生物が少女を守るように立ちふさがっていた




 少女の先には逃げ場はない


 なぜなら此処は髭男と他数人しか知らない、コアの保管所だからである


 と、言っても今はコアは一つもない


 代わりに今は液体だけが満ちている


 そう、まるでエヴァのケイジの様に





 さて、少し状況を整理しよう


 位置配置的には


 壁|  |少女||鹿|     |髭男の私兵達数人|   |髭男|       |出口兼入口
====================================================床


 と、いった状況で、前にも言ったとおりエヴァのケイジのように一本道でしかも狭い


 通風口(換気口)といった物はあるし、少女どころか大の大人が縦に二人入るほどの大きさではあるが


 とても少女が登れる高さになく、しかも液体のプールの先なので逃げ場としてあり得ない


 普通に見れば絶体絶命


 この数分後には少女は見るも無惨な姿に変わり果てているだろう


 事実、髭も私兵もそのことを想像し舌なめずりまでしていた


 けれど、彼らはその状況の真実を知らなかった


 そこには一つのイレギュラーが存在している事を


 本当に理解している者が居たなら追いつめられているのはどちらか


 しかし、皮肉にも運命の神というのは髭男に、まだその真実を伝える気が無いらしい






 トゥルルルルルルルル トゥルルルルルルルル




 髭男の携帯が鳴った


 「私だ。」


 髭男は携帯をとった


 「使徒・・・ちぃっ。」


 伝えられた情報に舌打ちし私兵に自分が戻るまで少女には手を出さないことを命令し、髭男はその場を去った


 これが髭男にとっての幸運だったのか不運だったのか・・・








 さて、髭男が去った今、私兵達の行動を止める者は居ない


 居ても居なくても同じか




 少女を捕獲し、あわよくば・・・・と思っているのが見て取れるほどに彼らの表情はゲス色一色である


 彼らは少女に一歩、また一歩と近づく


 彼らにとって目の前のにいるのは少女のみであり、その他は目に入っていない


 鹿はまだ動ける状態で有るにも関わらず、彼らの脳内では既に毛皮と化していた


 欲望に駆られた人間なぞ、所詮こんなものである


 彼らは注意を払うべきだった


 入り口にも、目の前にいながら無視を決め込んだ鹿自身にも、そして通風口にも






 カツン


 また一歩、私兵が近づく


 しかし、そこで彼らの動きは止まった


 否


 止められた



 誰に?



 分からない


 いや、彼らは知っているはずだった


 ただ、覚えていなかっただけだ


 それがどんな英雄か



 それが、どんな伝説を作ったかを






 そこには


 銃を持った、緑の目をした銀の鎧を着た人間が立っていた
























 舞子は内心焦っていた


 間に合ったのが嬉しくて、最低限の装甲だけを持って飛び出してしまった



 まぁ、この反応は誉められた物ではないが、動かない人間よりはましであろう


 状況が状況だし



 ついでに舞子の言う最低限の装甲とは、自らの顔が隠れていて、と、言うよりは自らが好きなヒーローの姿を取る事を指す


 つまり、中身が無いのである


 時間をかけるか、シンジの助けが有れば話は別だが


 このままの状況では、敵を倒すどころか良くて的がせいぜいであろう






 彼女もまた忘れていた、イレギュラーの存在を












 舞子は考えた、考え抜いて結論を出した


 逃げりゃいいじゃん、と


 単純明解、しかし、それ故に実行は難しい








 舞子が私兵の前に躍り出れた理由


 それは、単純に後ろから(入口から)入って、私兵を飛び越しただけである


 私兵は後ろに注意を払っていなかった


 誰も来ないだろうと高をくくっていたのかもしれない


 だが、彼女はそこで失敗を犯した


 タイミングが早すぎたのだ


 逃げるにも戦うにも準備が足りない


 だけど、逃げないわけにはいけなかった






 舞子は振り向き少女を抱え上げ、話しかけた


 「ゴメンね、遅くなっちゃった。少し捕まっててね。」


 その言葉に応えるように、少女は舞子の首に手を回し、体を預けて目をつぶった



 それを確認した舞子は、目標を定める


 目標は通風口


 そこまでならば自分は飛べる、飛べるはずだ


 しかし、私兵は彼女が飛ぶのを黙って許すはずがない


 彼らは持っていた銃を構え、一斉に指に力を入れ・・・


 入れれなかった









 その代わりに現れたのは醜悪なオブジェ


 枝に何かが刺さっている



 さながら、百舌の早煮え






 早煮えの正体はヒト







 「あ、そうだった。」


 このあきれたような声を出したのは舞子であった


 「ゴメンゴメン。エトのことすっかり忘れてた。」





 そう、舞子は鹿・・・エトのことをすっかり忘れていたのである


 いや、忘れていた訳ではない、エトが居ることは知っていたが、傷があることから戦力換算していなかったが正しい




 エトは頭を振るい全ての私兵をプールに叩き落とし、自らは舞子の影に寄り添うようにして消えた


 「おつかれさま。」


 そして彼女たちは帰路についた





































 さて、先ほどまでの話で、シンジが居なかった事に気がついただろうか?


 髭男が口走っていたことを覚えているだろうか?


 そう、シンジの方は緊急収集をネルフから受けていて


 今は、ケイジにいた









 目の前には上から見下ろす司令らしき人物


 横にはリツコと知らない人、それに青い髪をしてベッドに横たわってる少女


 そして上の人から声が響く


 『乗らないのなら帰れ!』



 と













 種を明かそう


 ネルフ司令は第三使徒で出来なかった事を第四使徒でやろうとしているのだ


 つまり、シンジはエヴァがなんであるか以前にエヴァの操縦方法すら聞いていない




 そして、こりもせずに上の人は前回と全く同じ台詞を口走っているわけで


 シンジはシンジで


 「だから、デザインの仕事でしょ。書いてきたって、言ってるじゃない。」


 と、からかっているとしか言えない台詞を口走っていた



















 少し時を遡ろう


 シンジの携帯にマヤから緊急収集の連絡が入った


 ちなみにシンジの携帯番号を知っているのはネルフではマヤのみだったりする


 んで、諸々の心配はあるが、そこは舞子への信頼の強さがあり、シンジは舞子と別れてネルフのケイジに行った






 そこで、シンジはリツコに出会った


 と、言うよりもリツコが知らない人と共に待っていた


 「こんにちはシンジ君。」


 「あ、こんにちはリツコさん。」


 挨拶の後、シンジの一言


 「緊急収集って、まさか本気でデザイン変えるから書かせてくれるんですか!?」


 その台詞に、少しリツコは唖然となる


 しかし、すぐに首を振って考え直した


 (そういえばそうよね。彼には、あの後何も言ってないし・・・・)


 何も言ってないのは司令の指示だったりする


 そして、上からの台詞が来た


 『そうだ』


 と



 「いやっほ〜ぅ。」


 その言葉を聞いて、いそいそと持ってきた鞄から数枚の紙を取り出し、リツコに笑顔で渡す


 屈託のない無邪気な笑顔であった







 そして上の人



 『ふ、出撃。』



 とりあえず、ちゃんと話を聞きましょう上の人


 もしかしたらアドリブきかせるだけの演技力も無いかもしれないけれど、それぐらいは出来るでしょうに


 二度目ですよ?これ








 んで、リツコの横にいる人がなにやら叫んで司令と言い争って、なんか言っている内に包帯だらけの少女が運ばれてきて


 シンジはシンジで、なにやら考え事をしていて



 『乗らないのなら帰れ!』


 と、上の人の台詞に


 「だから、デザインの仕事でしょ。書いてきたって、言ってるじゃない。」


 と、返ったわけである







 しかしまあ、この話を聞かない上の人


 『レイ、予備が使えなくなった。もう一度だ。』


 何がもう一度なのだろうかと、不思議に思うが、とりあえず上の人的には正しく進んでいるらしい


 レイと呼ばれた包帯だらけの少女はおもむろに身を起こそうとしてリツコに止められた


 「君は、あの姿を見て何も思わないの?彼女傷だらけなのよ?逃げるの?傷だらけの彼女に押しつけて逃げるの?」


 と、横でシンジの肩をつかんで叫ぶ知らない人


 耳元で叫ばれたのだからシンジは耳を押さえてうずくまった






 シンジのその行動を見た一同、この行動を別の意味で取った


 そのまま、レイの傷の事を中心に攻める攻める攻める


 君が乗らなきゃこの傷だらけの子が乗るのよ、とか
 傷だらけの少女をかばって乗る・・・かっこいいじゃないか、とか


 口々に言ってくる



 しかし、シンジは耳を押さえたまま立ち上がろうとしない


 それを見て、後一押しだ、と思った上の人


 『レイ・・・出撃。』


 と、とどめのつもりで言った



 そこまでやったところで、おもむろにシンジが立ち上がる


 数々の罵倒にも似た誘導の言葉を受けつつレイに近づく


 おもむろに彼女の包帯に手をかけた



 それは端から見れば、傷を慈しむ少年として絵にもなったろう


 事実、発令所ではその光景に心を奪われた人物が居た


 次の瞬間、副司令から切られたのでそのままの心境のまま残ってしまった


 それは幸運だったのだろう










 シンジは包帯の上層部を軽く撫でた


 撫でて確信した



 「みなさん、傷だらけの子を闘いに出すんですか?」


 シンジは静かにそういった


 返答は決まって


 「だから、君が乗りなさい。」







 そして、次の瞬間にシンジは腕を一閃させた



 包帯がちぎられ、病的なほど美しい白い肌が露わになった



 美しい白い肌が露わに



 美しい肌が







 「で?何処に傷が有るんですか?」


 彼らは答えるすべを持たなかった





 「ゴメンね。」


 シンジはそうつぶやいて


 「帰ります。」


 ケイジをでていった


















 ちょうどそのころ


 カレーを食べるのを邪魔された女性が第四使徒をパイルバンカーで貫いている映像が発令所に流れていた


 その後、コアのみが消失した遺体?をネルフが秘密裏に処理したのは言うまでもない










To be continued...


(あとがき)

 藤「鷹使い!大変だ!」
 鷹「な、何だってー!!」
 藤「何も言ってないが?」
 鷹「分かっている!感想がこないのだろう!!知ってるさ・・・しってるさ・・・・・」
 藤「見捨てられたな・・・・」
 鷹「とりあえず、撲殺。」

 鷹「良い運動をしたところで、ちょっとネタばらし、今回のヒーローですが・・・」
(0w0)「ダディーナザァーン」
 鷹「帰ってください。」

 鷹「んでは今回もクイズ
   しかも二本立てっ!冒頭の台詞はエヴァメンバーの物ですが何番目が何番目でしょうか!(わかるかっ!)
   もう一つは、これなんでしょうクイズ
   髭18電柱12青葉3日向7リツコ4加持6レイ2牛47(本人15使徒32)
   分かる分けないな
   正解者にはシンジ君設定レベル1舞子設定レベル1併せてプレゼント!
   今回は返事を書きます(すんませんすんませんすんません)」

 では、次回もよろしくおねがいします



 藤「使徒がないがしろって言うか弱いような・・・」
 鷹「直死の魔眼で倒す気が無いからな、主力はおそらく農協だ(ぇ。」

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