第三新東京市郊外の某山・・・

「(・・・親父、どこで、何やってんだよ・・・
 生活費くらい、入れろよな・・・)」

 ケンスケは、テントの中で、寝込んでいた。

 その頬はこけており、どこと無く、悲哀を感じる。

 実は、ケンスケは家を追い出されていたのである。

 元々、ケンスケが住んでいたのは、ネルフの社宅であった。

 その為、父親が犯罪者として、投獄された後、直ぐに追い出されのであった。
(ケンスケは、父親が投獄された事など知らないが・・・)

 当然、追い出される時、ケンスケは、チャンと家賃を払うと言ったのだが・・・

 管理人も、ネルフ関係者だった為、そんな事には耳を貸さず、荷物共々、追い出したのであった。

 本来なら、勧告があって、数日、時間があるはずなのに、そんな余裕も与えなかったらしい。
(投獄の理由が、ある意味、戦犯に近いモノがあるし、その原因がケンスケであると知っていたし、 某人の八つ当たりのようなものもあった)

 その為、ケンスケは、(自分と父親の)着替えと機材以外は、何とか質屋に売り、 父親が戻ってくるまで泊めてくれる所を探した。

 だが、ケンスケを泊めてくれる友人も居なかった。

 皆、シェルター事件の原因を察して居り、冷たかった為である。
(機材があった為、一緒に持ってくる荷物も多いし・・・)

 そして、一縷望みをと、トウジの家に行ったが、何処かに引っ越していたらしく、誰も居なかった。

 トウジの父親は、かなり、仕事が忙しくなり、殆ど家に帰れなくなった為、ネルフ本部に住み込むようになった。
(最初はネルフを辞め様と考えたらしいが、色々あって、それは出来なかった)

 更に、トウジ自身も、チルドレンになった為、色々な事情で、ジオフロント内に拘束されている状態だ。
(これも原因の1つである)

 また、ネルフは微妙な状態になっている。

 それ故、トウジの父は、祖父を説得し、ネルフを辞めてもらい、 鈴原妹と洞木一家と一緒に引っ越疎開して行ったのである。
(トウジの祖父は年が年だし、部署の関係上、比較的に退職しやすかったのである)

 その引越し場所が、何故か第16(第16独立連隊)と碇家の勢力が強く、 ゼーレやネルフが手の出せなくなった地域であるが・・・
(バレバレ?)

 因みに、ヒカリの父親経由で、引越し先の近くにある警備会社に勤める事となったらしい。

 無論、ケンスケはトウジも駄目とわかると、自分でアパートを借りようと考えた。

 だが、保証人が居ない為、この第三新東京市内では、アパートなどを借る事は出来なかった。

 第三新東京市周辺では、(ネルフ関係以外の)不審者を極力減らし、 また、そう言うのに目星をつけ、見張る為に、そう言う事には、ネルフの管理が確り行き届いている。

 その為、身元をハッキリさせる事ができない者や、保証人がいない者がアパートを借りるという事は、 余程の金額を積まない限り、不可能なのである。
(加持が隠れ家を持てるのは、ネルフの関係者で、それを前面に使うからである)

 まぁ、そう言う訳で、結局、ケンスケは、宿無し状態になり、父親の遺した貯金と、盗撮写真の販売で、 暫くの間、生計を立てて暮らす事になったのである。
(ある意味、遺したは、誤字に非ず)

 そして、ケンスケは、カメラ等の機材などがあるので、屋根を求めて、ホテル暮らしを始めたが・・・

 流石に、金が掛かり過ぎる事に、数日で気付き、サバイバル生活に切り替えた。

 だが、ケンスケは戦争ごっこであるサバゲーは出来ても、 サバイバルと言う本格的に自然の中で暮らす為の知識は少なかった。
(憧れていたと言うだけで、銃等を扱う表向きの格好良い部分は出来ても、 本格的に、その場で生き抜くと言うある意味、裏方の知識は無かったと言う事である)

 最初のうちは、金があるので、憧れていた軍用の、しかも、上級仕官が食べるような良質のレーション等を、 態々探して買って、嬉々として食べていたが、レトルトよりも、余計に金が掛かってしまう事となる。
(因みに、それは本物ではなく、その手の業者が嘘っぱちで作り出したものであり、本当は存在しないらしい)

 更に、機材など、テントの中に入れていたが、雨が降った後などの湿気などで、壊れたりした。

 そこで、機材を諦めれば、まだ良かったのだろうが・・・

 ケンスケには父親が遺した、そこそこの金額の貯金があった。

 まぁ、そこそこと言っても、中学生から見たら、かなりの額である。
(将来、ケンスケを良い私立大学まで行かせる為に父親が貯めていた金だし・・・)

 止める存在が居なかったので、ケンスケは、新しい、しかも、前よりも高級な機材を買い、 そして、又、同じように壊してしまうという無駄金を使ってしまったのである。
(買い揃えた理由は、収入を得る為であったが、余計な出費をしただけで、本末転倒であった)

 更に、ケンスケのHPは、某事情により、ネルフが潰しており、それに加え、 学校内での販売も、顧客がいなくなり、収入が無くなっていた。
(機密漏洩の宝庫だった為と、あの事件以来、流石に、皆、ケンスケを避けるようになっていた為)

 HPに広告を載せていてくれた所は、HPが消滅した途端、全て連絡が取れなくなった。
(実はそこ、戦自を始めとするネルフに敵対する所のダミー会社だったりする・・・理由はおして知るべし・・・)

 故に、収入がゼロになり、父親の遺した貯金も使い果たし、金が尽きた。

 釣り道具も買ってなかった為、魚は釣る事ができないし、罠をかけても、動物も捕まえられない。
(その辺は、金が尽きるまで、考えていなかったらしい)

 尤も、動物を捕まえても、ケンスケには、捌けないだろうが・・・

 仕方なく、本屋で立ち読みをし、食べられるキノコや野草を覚えて、探したが・・・

 間違えて、似ている毒キノコを食べてしまい、お腹を壊したのである。

 ケンスケの命は、イイ感じに危険だった。

 だが、捨てる神があれば、拾う神?が居た。

「ここで何をやっている?」

 ケンスケのテントを開け、覗き込む男が居た。

 偶々、散歩で近くを通りかかったらしい。

「・・・あう・・・」

 ケンスケは男の方を見るが、弱っていた為、ロクに応えられなかった。

「ふむ・・・」

 男には、ケンスケに見覚えがあった。

「(コイツは、確か相田ケンスケだな・・・
 父親がコイツの所為で、戦犯として投獄された為、社宅をおいだされたか・・・
 まぁ、あの司令か誰かの指示だろうな・・・
 チルドレンの情報や、その他、色々な警備情報を漏らしていたんだし・・・
 それで、金が無くなり、サバイバルを始めたが、間違えて食べられない物でも食べて、腹を壊したか・・・
 自業自得かも知れんが・・・確か、コイツも707の1人なんだよな・・・
 チルドレンがほぼ居なくなっている今、確保した方が賢明か?)」

 男は、かなりネルフの内情に詳しい位置に居るらしく、ケンスケを見て、そんな事を考えていた。

「(それに、よく見れば・・・じゅる)
 お前、住む所がないなら、俺のところに来るか?」

 何か、聞き捨てなら無いような思考があるようだが、男は、そうケンスケに言った。

「・・・」

 ケンスケには、その男が神に見えた。

 そして、弱っていた為、声は出せなかったが、涙を流しながら、頷いた。

 心の声は聞こえないから・・・

 聞いていたら、這い蹲ってでも、逃げただろう・・・この時は・・・

「じゃぁ、逝くぞ♪・・・」
(実は・・・誤字にあらず)

 男はそう言うと、ケンスケをお姫様抱っこで抱え、連れ帰った。

 その夜から、ケンスケが強引に新たな世界に踏み込まされたらしいが・・・
(某お方々、勿論、ご想像通り、期待通り、あの薔薇?の世界です)

 まぁ、今は関係ないので、割愛する。

 ただ、言えるのは、その男は、かなり鍛えているのか、筋肉ムキムキのマッチョで、一見、男らしく見えるが、 よく見れば、何ゆえか、普段から薄化粧をしており・・・

 自宅やプライベートでは、女言葉である事が多く・・・

 プライベート等では、部下達(無論全員男)に避けられているらしい。

 因みに、よく行くバーは、オ○マ系のバー・・・

 ホステスではなく、ホストが居る所に良く行く。

 故に、まだ聞かないでやって欲しい。

 どうせ、ドップリ、某棘のあるお花の世界に浸からせられるまで、彼が外に出られることは無いのだから・・・

 多分!










新起動世紀ヱヴァンガル改

第十七話 様々な転機

presented by とりもち様











 更に、数日後・・・ネルフ本部・ゲート

 そこには、冬月、リツコ、数名のネルフ所員・・・

 対峙する様に、戦自の制服を着た者達・・・

 そして、コンテナが在った。

 戦自からの荷物をネルフに持ってきてもらったのだが・・・

 現状では、戦自関係者をネルフ本部内に入れるわけにも行かず、 かと言って、この荷物の受け渡しには、ネルフの責任者が、直接するサインが、必要な為、 入り口であるゲートで行う事になったのである。

 尤も、戦自がネルフに入るのを一番に拒んだのは、実はゼーレであり、 こう言う受け渡しを指定したのも、ゼーレである。
(無論、ネルフとしても拒むだろうが・・・)

 何せ、色々とあって、今の戦自内に植えていた草の数が恐ろしいほど減り、 内情があまり読めず、ある意味、敵対勢力とも言える状態になっているからだ。

 なぜそんな状態になっているかというと、某人々が、そう言う工作をしまくり、関係各省に、 圧力をかけたかららしい。

「・・・では、ここにサインを」

 戦自の将官が、書類を冬月に渡した。

 冬月はサインをすると、隣のリツコにその書類を渡す。

 そして、リツコもサインをして、その戦自の将官に渡す。

「本来なら、この受け取りも、ネルフ司令に、直接、サインをしていただきたかったんですが・・・
 まぁ、入院中らしいですからね(正体不明?の仮病で・・・)
 お2人ので、良しとしましょう。
 しっかし、本当に、何を考えているか、わかりませんね」

 書類を確認しながら、不満そうに、どこと無く、嫌味を混ぜながら、戦自の将官がそう言った。

「そ、そうかね・・・」

 額をピクピクさせながら、冬月がそう言った。

 つい先日までは、取るに足らないと思っていた相手に、頭を下げなければならなくなっているのだから、 心情的に辛いものがあるだろう。

「えぇ、ともかく、お荷物をお引渡しいたしますよ」

 コンテナが、ネルフ側に押されていく。
(因みに、コンテナには車輪がついており、戦自の兵達が押していたりする)

「・・・確かに」

 リツコが、覗き窓らしきものから、中身を確認すると、そう言った。

「では、今後、二度とあのようなマネをさせないようにしてください。
 次にやった場合、また、あの条約を破った場合、即座にネルフの宣戦布告とみなし、 A-801が発令され、我々は即座に報復行動をさせていただきます」

「わ、分かっているよ・・・」

 戦自の将官の言葉に、冬月はそう答えた。

「では、失礼します」

 戦自の将官がそう言って、兵達を連れて、去っていった。

 そして・・・

「ここで開けるかね?」

「そうですね。
 バラしたほうが、片付けやすいでしょうし・・・
(何が仕掛けられているか、わからないし・・・)」

 疲れたように言う冬月にリツコはそう答え、コンテナのスイッチを入れ、コンテナから離れた。

 すると、コンテナが自動的に展開していき、まるで紙で作った立方体をばらしたかのように開いた。

 そして、そのコンテナの中には・・・

「ごぉ〜〜〜
 ごぉ〜〜〜」


 ミサトが、いびきをかきながら、腹を出して寝ていた。

 中には、ビールの空き缶や弁当のゴミ、オマルなどが散らかっていた。
(壁だった所には、ミサトの拳の跡がある・・・って、どんな力だ?)

「ココに運ぶ前に、アルコールに睡眠薬を混ぜて、与えたのは本当らしいね」

 冬月は、その様子を見ながらそう言った。

「えぇ、そう報告を受けています」

 リツコがそう答えた。

 おそらく、運んでいる最中に暴れさせない為の対処であろう。

 まぁ、閉じ込められている最中に、ミサトがえびちゅを要求した事もあるだろうが・・・

 周りの部下達も、かなり呆れた顔で、ミサトを見ていた。

 とても、女性の寝姿とは思えない。

「よく寝ているな?」

 現実逃避をしたいのか、冬月は、あさっての方向を見ながら、そう言った。

「ですね・・・
 しかし、どんなのを使ったんでしょう?
 飲んだ量を考えると、よほど強力なモノでしょうね。
 ぜひ、処方を教えていただきたいですわね」

 科学者としての性か、リツコはぐっすり寝ているミサトを見ながら、そんな事を呟いた。

 何せ、最近は耐性が出来たのか、自分の調合した強力な奴が、段々、効き難くなっているからだ。

「だが、既に、戦自に対しては、ネルフからは、要請どころか、直接何かを訊く事すら、出来ない事になっている。
 何かを訊くにも、国連や、日本政府を通さなければならない・・・
 それなのに、なんと要請を出せばいいのかね?」

 冬月は、疲れたようにそう言った。

「まさか、ウチの作戦部長を無力化させる為・・・とは言えませんですものね。
(空き缶の中に少しくらい残っていないかしら?)」

 実は、ミサトをネルフに返し、事を大きくしない為、戦自は色々な条件を出してきたのである。

 その中には、余程の事がない限り、ネルフには協力しないし、ネルフが強権を持ち出してきても、きく必要はない。

 ネルフが、無理やり、何かをしてきたら、物理的な反撃を即座に出来る。

 等という、トンでもないものも含まれていた。

 コレは、大金食いのネルフには、実績が無いどころか、被害を拡大させるのに対して、別組織で、 あまり、予算のかからない第16の方が、使徒を速やかに、更に被害を少なくして、倒せた事が大きい。

 故に、戦自は、このミサトの暴走?を理由に、第16に協力しても、 今後、ネルフには、使徒殲滅に関する事を始め、一切、協力し無いし、 命令も受け付けないという事になってしまった。
(国連も認めた)

 当然、日本政府も、ネルフの強権緩和を求めてきた。
(日本政府に対する要求などがし辛くなった)

 無論、流石にそこまでされたら、今後不都合が色々と起こるので、ゼーレは、 戦自や日本政府の中に潜んでいる草達に、それを、少しでも、緩和させるように命令を出したが・・・

 今まで、最終的には、ネルフに攻撃させる為、出来うる限り、連携し無いようにと、色々行動させていた事もあり、 今までの行動と矛盾しまくる事になり、目を付けられることとなっている。
(つまり、ゼーレの草とバレタのである)

「・・・ところで、作戦部長の処遇ですが・・・
 技術部長としては、このまま特別室に案内したいのですが・・・」

 リツコが疲れきったような表情で、どこと無く、目の笑っていない笑顔でそう言った。

「かまわないだろう?
 副司令としても、承認するよ・・・」

 胃を押えながらも、同じような顔で、冬月はそう言い、懐から猫印のついている瓶を取り出し、 その中の錠剤を食べ始めた。
(赤木特製胃薬?)

 そして、ミサトは、今度はネルフの特別独房行きとなった。

 ある意味、正解であっただろう。

 もしも、ミサトを拘束していなければ、戦自で得たとある情報により、 ミサトは、誰にも報告せず、連絡せず、相談せずに、再び暴走し、戦自に乗り込んでいって、 ネルフ本部は戦自から物理的な報復を受けただろう。

 そう、本部を占拠もしくは、壊滅させられる可能性があったのである。









 その頃・・・

 戦略自衛隊つくば技術研究本部のある一室・・・

 そこには、大人バージョンのカヲルと、戦自の技術仕官らしい女性が居た。

 因みに、カヲルが上座に座り、責任者の方が下座に居る。

「ありがとうございます。
 コレで、日本政府及び戦自内の我々の派閥を強化し、あちらさんの方をかなり駆逐する事が出来ます」

 そう、実は、この技術仕官が、この基地での第16派のトップであったりする。

「良いんだよ、木野君。
 うちの部隊も、日本政府や戦自とも、良い関係で居たいからね。
 それに、上手く、爆弾も仕込めた事だし・・・
 まぁ、不発だろうけどね(その分、アレにストレスを与えられるね)」

 カヲルは面白そうにそう言った。

 どうやら、名前は木野と言うらしい。

「えぇ、最初の奴に、引っかかれば、奴らも終わりでしょうね。
 そうならなくても、あの条約を結んでしまった事を、後悔するでしょう。
 手出しができませんから・・・」

 木野も面白そうにそう言った。

「どう転んでも、既に後手後手だよ、ネルフはね。
 それで、君等の所に植えられていた雑草の判別は出来たかい?」

「はい、政界の方も、戦自内の方も、お陰さまで、かなり・・・
 何せ、条件が厳し過ぎた為、それを緩和させようと、今までとは矛盾した事をしなければなりませんからね。
 ある程度は分かりましたよ。
 後は、それを使って、芋蔓式に残りも見つけ出すだけです」

 カヲルの質問に木野はそう答えた。

「でも、気を抜かないようにね」

「勿論です。
 気を抜いて、セカンド・インパクトの二の舞はごめんですから・・・
 二度と、妖怪どもの好きにはさせません」

 どうやら、この気のという女性、ゼーレの老人達の事を知っているらしい。

「そうだね」

 カヲルが頷く。

「ところで、あの少女達は?」

 木野が不思議そうにそう訊いてきた。

「それについて言える事は、本人ではないよ。
 お2人とも、年も違うしね。
 まぁ、ソックリさんさ。
 でも、六家の血族の方だよ」

 カヲルはそう言った。

 因みに、六家とは、財団連合の中核である碇、アンカード、霧島、渚、山岸、皇神の六大財団の事である。

 そして、その六家の本家の家族に関しては、かなりのトップシークレットになっている。

「なるほど・・・と言う事は、もしかして・・・行方不明のチルドレンと言うのは、元々・・・」

「おそらく、そうだろうね。
 アレが引き取るまでの経歴が一切白紙・・・
 更に、DNAなどの検査記録等がないから、ハッキリ、言えないけどね。
 アレは碇家のご息女を騙して、結婚し、排斥されるまで、横領をし続けたんだ。
 もしもの事を考え、予備のために、分家から、似たような娘さんを攫っていても可笑しくは無いさ・・・」

「そう言えば、確か、十年程前起こった事件で、今は迷宮入りした事件が・・・」

「おっと、その件は・・・分かっているね?」

 木野が全てを言う前にカヲルが鋭い目で睨みながらそう言った。

「は、すいません。
 ココで言うべきものではありませんでした」

 木野はそう言って、慌てて口を閉じた。

「では、後は頼んだよ。
 確りね」

 カヲルはそう言って、席を立ち、手をさしだした。

「えぇ、お任せください」

 木野も席を立ち、そう言って、カヲルの手を握った。

 そして、カヲルはその部屋を出て行った。










To be continued...


(あとがき⇒悪あがき?)

 ケンスケ、次に出てくるときは一体どうなるのでしょう?

 アイの戦士になったりして・・・(意味深)

 日本政府&戦自は殆どゼーレの支配下から抜け出る事となります。
(日本政府のゼーレ派議員はかなり居なくなっており、今回のことで、駆逐されます)

 色々とやっている事があるみたいですが・・・

 後はどうやって、ネルフの寿命を延ばすかですね。

 ネルフがなくなったら、つまんなくなる可能性がありますし・・・
(ゲンドウが消え、ミサトも・・・)

 実は、延命工作で、考えている事があるんですが・・・

 ただ、問題は、予定よりも、ネルフのダメダメ度が進んでいる為、そこまで生き延びることが出来るかです。(;´Д`A ```

 前の時は、なんとなく持っていたんですけどね。
(潰さなかっただけで、潰れない理由は考えてなかったし・・・)

 まぁ、何とかなるでしょう。(デムパで・・・)



(リクエストにお応えして、ながちゃん@管理人のコメント)

ケンスケ、とうとうアッチの道に踏み入りましたか!(笑)
でもこれから登場あるのかなー?
あるとしたら、もうオ○マ言葉にドップリと染まってるんだろうなぁー。いやきっと(笑)。
ミサトの腹だしポリポリの高いびき姿にも、思わず想像しちゃいました(笑)。
しかし、このまま隔離されて、ご退場でしょうかね?
いや、まだまだ出番はあるとみた!うん、きっと!いや是非にも!
ゲンドウも自分が与り知らないところで、ジワジワと陥れられていますねぇー(笑)。いい気味ですよ。
しかし10年近く前に迷宮入りした事件って何なんでしょう?ちょっと気になりますね。ハテ、過去話にあったっけな?
まぁ、鬚のことだから、きっとロクでもないことなんでしょうけど…。
しかしまぁ何ですなぁー。もはやネルフは虫の息ですなー。
まさに、穴熊やってもしょうがない、ですかねぇ?
ま、これからどんな風に延命処置を施すのか、お手並み拝見といったところです。
次話を期待しましょう♪
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