三十六秒。

それが、『プロトエグゾス』が『テンプシコレ』を地に伏せさせるのに掛かった時間だった。






ARMORED CORE NINE BREAKER 〜Raven's Sky〜

第三話 THIRD WING 神託

presented by 与吉様







「すごい……」

紅いACは空中に飛び上がると両手に持った銃から赤い弾丸と青い弾丸を沢山放ち、
赤紫のACを瞬く間に地に伏せてしまった。

「さっすがイツァム・ナー。また強くなってるわ」

「あらあら、リターンマッチでここまで酷くやられるのはちょっと酷かしら?」

「……ミューズはあそこでECHIDNA2を放つべきだったわ。
そうすれば少なくとも一発は当たっていたもの」

ECHIDNA2? なんだろう?
僕はレイさんに聞いてみる事にした。

「あの……ECHIDNA2って、何?」

僕がおそるおそる聞くとレイさんは、

「ECHIDNA2とは特殊コンテナを放ち、そのコンテナから放たれる十発のミサイルで攻撃する肩武装。
ロケットとミサイル、両方の特性を持つ武器で重量はあるけれど使い勝手は良いわ」

「あ、ありがとう……」

ごめんなさい、半分くらいしか分かりませんでした。

「つまりあれはね、ミサイルを詰めた箱を飛ばして更に中のミサイルを飛ばすのよ。
ミサイルが詰まったコンテナに当たればアウト、中から飛び出して来たミサイルに当たってもアウト。
当てるチャンスが二度ある武装なのよ、あれは」

と、リツコさんが教えてくれた。
(何故か『クリムゾンキャッスルさん』と呼ぼうとしたら睨まれた。)

「それにしてもあれよね、最近ここも治安悪いわよね」

「外の方でミラージュが結構暴れてるらしいから。
外からならず者が集まって来るのよ。ま、しょうがないかしら?」

また僕にはよく分からない話だ。付いて行けない。

「町の自警団とかアークAC部隊とか最近結構出動が多いみたいだしね」

そんな事を言いながら会場から出て行く四人を追って、僕はレイヴンズ・アークのアリーナと言う所から出た。




「じゃあ、アークの格納庫の方に行きましょうか」

「格納庫?」

「そう、この町に滞在しているレイヴンのACを全て格納庫に保管しておいてくれるのよ。
それで貴方が乗っていた機体を見に、ね」

そう言えば僕もACに乗っていたらしい。
病院で起きる前はどこか砂が沢山ある所を走っていた気がする。

「ねぇ、あれ何?」

ミサトさんが空を指差す。
この人はリツコさんの家で倒れていた人だ。
なんでもアスカさんの『オペレータ』らしい。

ミサトさんが指刺した所を見ると何かが飛んでいた。
黒い、プロペラが二つあって、何かを四つ吊している様だ。

「あれって……」

「逆関節型MT『CR-MT78T』?
それも四機も……? 何をするつもりなのかしら」

と、突然その四つの『何か』……リツコさんの言ったMTが空中で切り離され、地上へ向かって落ちて来た。

「ちょっ、何よあれ!? 町中で戦闘する気!?」

アスカさんのヒステリックな声と共にオレンジの塗装を施された四機のMTは細長い両腕を前に翳す。
そして、その先端から丸い光が放たれた。
光はビルの外壁を砕き、骨子を歪ませ、ビルそのものを粉砕して行く。
四機のMTがそれを同時に行っているのだ。その被害は言うまでもない。
僕等の方にも爆風……と言うよりは粉塵をまいた風が吹いて来た。
アスカさんにレイさん、ミサトさんはまるでありえない『何か』を見る様に呆然としていた。

「アスカ、レイ。ACに乗ってあれ、叩き潰すわよ」

リツコさんのその一言で二人は弾かれた様に駆け出した。
多分、ACがあると言う格納庫へ。

「シンジ君はすぐにシェルターに行きなさい。皆が走っているのを追えば良いわ。
絶対に戦闘が終わるまで外に出てはダメよ」

リツコさんは僕にそう言うと未だ呆然としているミサトさんの手を握って走って行った。

相変わらず僕の目の前では四体のMTによる一方的な破壊が行われていた。
MTの腕から光が放たれる度にビルが爆発し、黒煙が上がっている。
人々の悲鳴に混じって臭うのは人の肉と血の焼ける嫌な臭い。
心なしか唇がベタ付いた。
早く……早く逃げなければ。

僕は駆け出した。
色んな人達が走って行く後ろに付いて行き、ビルの横にある路地に差し掛かる。
と、そこには四体のMTの内の一体が悠然と立っていた。
元は作業用機械だったらしいけど、もはやその影はない。ただの殺戮兵器だ。
MTの腕の先端に光が収束する。
僕はそれに気付き、路地の向こうに跳んだ。
僕が跳ぶのと光が放たれたのはほぼ同時で、路地からの爆風と共にかつて『人だったもの』が転がって来た。
ブスブスと焼け焦げた臭い。
おそらく女性だったのだろう。今はセミロング程になってしまった髪の毛も本当はロングストレートだったのかもしれない。
もう、僕の頭は混乱しきっていた。
だから、闇雲に走った。
逃げろ逃げろと体の芯が悲鳴を上げる。
それに従ってひたすら足を動かし出来るだけ町の外へと出ようと走る。

けれど、見つけてしまった。
青と橙、白のドレスを着た女の子が路地の横に倒れていたのだ。
彼女は右足を怪我していた。
白い足から流れる真っ赤な血がむしろ美しく見えた。

「うぁっ……痛ぅっ……」

彼女は足を押さえて痛みを堪えている様だった。
そして、僕は彼女に近づいていた。

「大丈夫?」

「う……誰……?」

「僕はシンジ。シンジ・アンカー」

「私はマナ……マナ・ミストアイランド」

彼女の目は澄んでいた。
茶色い瞳は真っ直ぐに僕を射抜いていて、どこか心を見透かされている様な感覚に囚われる程だ。

「足、怪我したの?」

「うん、落ちて来た硝子を避け損ねて……」

彼女の足下を見ると血に濡れた硝子の破片があった。
ともかく、ここは不味い。いつあのMTがこちらに光を放つか分からない。

「ちょっとごめんね」

「へっ? んきゃっ!?」

彼女の背中に右腕を回し、左腕を彼女の膝の下に回して持ち上げた。
彼女は戸惑いながらも僕の服(ジャージ)の襟を両手でしっかりと掴んだ。

「ちゃんと捕まっててね」

そして、僕は走り出した。
瓦礫を飛び越え、落ちている焼け焦げた紙を踏ん付けて、僕は走った。
路地を曲がるとそこには再びMTが。
爆風から逃れる為にビルを盾にして再び走る。
しかし、更に路地から出て来たMTは僕等の方を見下した。
そして、両腕の先端に光が収束する。

「いやぁっ!!」

「くそっ!」

僕にはもうどうする事も出来ない。
このMTと言う圧倒的な暴力から自分も、彼女も護りきる事が出来ない。
ふと、脳裏に今日出会った人達の顔が浮かんだ。
レイさん、アスカさん、ミサトさん、リツコさん。
ごめんなさい、ほんの少しの間でしたけど、迷惑掛けました。
もう、ダメだ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そう思った、その時だった。
MTがふと、左を向いた。
次の瞬間、無数の火線がMTの装甲撃ち、穿ち、破壊した。
バチッ、と今にも爆発しそうなMTを更に大きい、紅い『何か』が蹴り飛ばした。
そう、それはACだった。
真っ赤なカラーリングの施された真紅のAC。
左肩には炎に包まれた少女の絵が貼り付けられている。
蹴り飛ばされたMTはそのまま吹っ飛び、ビルに直撃した後、爆発した。

『何してんの! あんた達早く逃げなさい!』

「あ、アスカさん!?」

ACから聞こえて来た声はアスカさんのものだった。
紅いACは踵を返すと飛び上がった。
そのまま地上にいるMTに両手に持った銃を連射する。
圧倒的な暴力を更に圧倒的な暴力が蹂躙していく。

「スルト……」

「え?」

胸の中で女の子……マナさんが呟いた。

「どっかの神話に登場する炎の巨人の名前。
あのACの名前は確かそれだったと思う」

炎の巨人。
今目の前でMTを次々と撃破して行く真紅のACを見るとそれが納得出来た。
右手に持った小型のマシンガンと左手に持った大型のマシンガンが左右に弾丸を吐き出す。
ACスルトの左右を挟むように位置していたMT二体に次々と弾痕が刻まれ、MTはそのまま爆発する。
炎の上がる街に立つ真紅の巨人。
まさに『炎の巨人』だ。

「とにかく、安全な所に行こう」

僕はそう口に出すとACとMTが戦う方向に背を向けて走り出した。
マナさんは足を怪我している。
出来れば早く安全な所に行って彼女の傷を手当てしなければ。

しかしこの時、僕は気付くべきだったのかもしれない。
これが全て僕を狙ったものである事を。







アスカが街中でMTを相手にしている頃、レイは街外れの高台から輸送機を狙撃していた。
たった四体のMTが相手ならばとっくに戦闘は終わっていた。
だが、次々と輸送機から投下される為、一行に数が減らないのだ。
そこでレイは敵に視界外からの狙撃で輸送機そのものを落とす事にした。
彼女のAC『リリス』は紺碧の塗装がされた中量二脚タイプ。
右手に長射程エネルギースナイパーライフル、左手に高性能二点射型スナイパーライフル、左肩に軽量型レーザーキャノン、右肩に七発同時発射型マイクロミサイル、側肩部には緊急用補助電源供給装置、肩内部にはロックオンやレーダーを妨害するECMを搭載している。
通常、キャノン系武器と呼ばれる武器は構え動作が必要である。
これはキャノン発射時の反動故の仕様であり、安定性が向上する強化人間、地上での安定性が最高の四脚型、地上・空中でも最高の安定性を誇るタンク型亀喇瑤鮖藩僂靴覆じ造蠕・造・佞・#
今ACリリスは右膝を地に跪き、左肩のレーザーキャノンを構えていた。
サイトタイプ『遠距離』のスナイパーライフルとレーザーキャノンと言う組み合わせでロックオンサイトはかなり小さくなっているが、精密な射撃を行う場合はこの方が良い。

サイトタイプは大きく分けて六つある。
一つが『標準』。
文字通りに最も標準とされるロックオンサイトの大きさである。
このタイプのFCS(火器管制システム)は全体的に『サイト並列処理』が低く、両手に武器を持った機体には相性が悪い。
二つ目は『広角』。
こちらも文字通り最も広いロックオンサイトの事を指す。
基本的にロック可能距離が短く、近距離戦型の機体に向いている。
三つ目は『遠距離』。
レイが使用しているFCSはこのタイプで、全サイトタイプ中最もロックオンサイトが狭い。
これはスナイパーライフル等の精密射撃に向いたタイプで、むやみにサイトが広いよりも目標を絞って射撃が出来る。
四つ目は『特殊』。
サイトの大きさは『遠距離』以上『標準』以下と言った具合である。
このタイプはFCSには存在せず、武器の持つ『得意サイト』でのみ適用される。
基本的にこのタイプの武器はエネルギー兵器であり、威力も高いが如何せん中途半端なサイト故に好んで使う者はあまりいない。
五つ目は『縦長』。
上下に長くサイトを取ったタイプで、基本的に使う者はいない。
上下のみに動く対象物を狙うのには向いているが、横幅が狭い為AC対ACの戦闘で使う者はいない。
最後は『横長』。
アスカのACスルトが搭載しているのはこのタイプである。
ロック可能距離、サイト並列処理、サイトの大きさ全てにバランスが良く、扱いやすい。
サイト並列処理が高性能な程両手に武器を持った際にサイトが大きくなり、このタイプは全体的にサイト並列処理が高い。
ミサイルのロックオンもバランスが良く、サイトの大きさも高速戦闘を行う上で問題ない大きさである。

して、レイは先程からキャノンを使って輸送機が街に入る前に落としている。
だが。

「数が減らない……?」

いや、むしろ輸送機の数は増えていた。
北の方角から次々と現れる輸送機にレイはもううんざりしていた。

「アスカ、聞こえる?」

"レイ? 何よ今忙しいのぉっ!"

通信を開いてみれば姉であり親友でもある少女のなんとも勇ましい声。
ついでにバックからは盛大な爆音が聞こえて来る。

「輸送機減らないの」

"はぁっ!? なんですって!?"

「どんどん来るわ。私一人では対応しきれない」

"あーもうっ、こいつしつこいのよ、邪魔っ!!"

彼女は余程ストレスが溜まって来ているらしい。
このままではジリ貧だ。

「アスカ、私もそっちに行くから待ってて」

取りあえず、合流した方が良さそうだった。







「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

息が荒い。
ついでに言えば横っ腹も痛い。
僕は彼女……マナさんを抱き上げたままひたすら街を逃げ回っていた。
行く所先々にMTが突撃して来るのだ、まるで僕を狙っているかのように。
そして今、僕は彼女を抱きかかえたまま街外れ倉庫の中にいた。

「……ここまでは追って来ないみたいだね」

「うん……」

腕の中の彼女も疲れたように言った。
未だに彼女の足からは血が流れていた。
僕は彼女を近くにあった木箱の上に座らせ、ジャージの裾で流れた血を拭いた。

「こんなので拭いてごめんね」

「ううん、ありがとう」

彼女のその言葉を聞いて少し安心した僕は倉庫の中を見回した。
暗い、光源はせいぜいドアの間から漏れるほんの少しの、ほぼ暗闇に近い空間。
一体なんの倉庫なのかはよく分からないが、多分何か機械を置くための倉庫だろう。
何故なら倉庫内にはオイルの臭いが充満しているからだ。
いくら作業機械でもここまでオイルの臭いはしないだろう、むしろ焼け焦げた様な臭いがするはずだ。
今彼女が座っている木箱も何か機械部品が入っているのだろう。
と、僕はそこで何か大きなものを見つけた。
微かな光の照らされて、それはその巨体をうっすらと見せている。

「AC……」

後ろにいる彼女の声。
それが答えだった。
その身を横たえているACは傍目からみても美しい機体だ。
蒼と白の美しい、神々しくさえあるそのカラーリング。
曲線と直線によって形作られているボディ。
静かに、まるで乗り手を待つようにして横たえているACの胸部は開いていて、中にはシートが見える。
おそらくパイロットシートだろう。
このACは何故こんな倉庫に寝かされているのだろうか?
そう、考えたその時だった。

「きゃあっ!」

「うわっ!」

突然の揺れが襲った、機械の駆動音が聞こえる、MTだ。
僕は木箱から落ちた彼女を抱き抱えるとACに向かって走った。
曲線の走りにくい所はジャンプし、シートに着地する。

「えっ、あっ、ちょっと操縦出来るの!?」

「分からない」

彼女の声に簡潔に答え、僕はシートに座り、彼女をシートの後ろにあった狭い副座に放り込んだ。

「ちょっと、こんなので出て行ってもやられちゃうよ!?」

「何もせず、ただ死ぬよりはマシさ」

シートベルトを締め、刺さっている鍵を右に捻った。
それと同時に機体の電源が入る。
そしてメインモニターに表示されたのは……。

「いーぶいえーえぬじーいーえるあいおーえぬ? えっと……」

EVOLUTION
ABBREVIATE
NEON
GENESIS
LACHESIS
ICARUS
ONSET

EVANGELION

と、書かれている。
その頭文字、または頭二文字を取って『EVANGELION』と読むようだった。
……そう言えば、僕前にこの単語を言った気がする。

「ちょっと、本当にやる気? ねね、やっぱり潔く投降しない?」

「したら逆に殺されるかもよ、街の人だって殺していたんだ。見逃して貰える訳ないよ」

僕はそう言うとコックピットカバーを閉じた。
一瞬、コックピット内は暗闇が支配したが、すぐに明かりが点いた。
三次元モニターによってACの視点がコックピット内に映し出される。

『システム起動。ユーザーネーム、またはレイヴンネームを登録して下さい』

「あ、新品」

機械的な女性の声とマナさんの声。
どうやら持ち主がいない機体だったらしい。

「えっと、あのすぐに降りるつもりなんだけど……」

『ユーザーネームを登録して下さい』

「だから……」

『ユーザーネームを登録して下さい』

……だめだ、こりゃ。
レイヴンネーム……つまり、偽名って事かな?
どうしよう、本当に思い付かない。
こうしている間にも振動は激しくなって行く。
名前……名前……。

「ねぇ、何か書いてあるよ」

「えっ?」

後部座席にいる彼女が指差した所には確かに何かが書かれていた。
殴り書きの様で、でも何かの誓いを打ち立てた様な字で、それは書かれていた。

「ORACLE……オラクル?」

『了解しました。レイヴンネームを"オラクル"で登録します』

「えっ、あっ、ちょ、待ってよ、ねぇっ!」

このコンピュータ、かなりマイペースだ。

『レイヴンネーム"オラクル"をユーザーコード指定……指定完了。
レーダー機能ON、周辺にエネルギー反応を感知。
戦闘システム起動。マスター、お気を付けて』

「まったく……」

仕方がない、なってしまったものはなってしまったものだ。
僕は溜息を吐くとグッ、と気を引き締めた。

「しっかり捕まっててね」

後ろにいる彼女に言うと『うん』と返事が返って来た。
僕は右のペダルを思いっきり踏み込み、左のレバーを力一杯前に押した。
この操作が合っているのかは分からない。
けれども、蒼いACは動き始めた。
その、巨大な上半身をゆっくりと起こして。






To be continued...


(あとがきという名の言い訳)

ごめんなさい、一体以前投降した時からどのくらいの時が経ったのか、これを書き終えた時に知りました。
ぶっちゃけ、感想なども頂いたりして嬉しかったです、そして内容がやけに増量しました。
今回はFCSを紹介しました。
どんな兵器でも敵を捉えなければ上手く射撃する事は難しいです、それが狙撃なら尚更。
レイのACはこれまたぶっちゃけゲーム中で使うとかなりへぼいです。
下手すりゃ何も出来ずにやられます、イツァム・ナー姐さんに。
でもそれも小説だから、ゲームとは違ってリアルに書けるからあまり意味は成さない訳で。
逆にアスカの機体は接近しないと役に立たないって言うのが欠点ですね。マシンガンは弾がばらけるので。
そしてシンジ君はマナ嬢と出会い、ACに乗りました。
このAC、ACネクサスを持っている人にはモロバレでしょう。
しかも『オラクル』ってあんた。
そして『EVANGELION』。こいつは悩みました。
取りあえず意味としては、

EVOLUTION……進化
ABBREVIATE……短縮する・省略する
NEON GENESIS……新世紀
LACHESIS……ラケシス(運命の三女神"The Fates"の一人。人間の運命の糸の長さを決める)
ICARUS……イカロス(ダイダロスの子。蝋付けの翼でクレト島から脱出したが太陽に近づき過ぎて蝋が溶け、海に落ちて死んだ)
ONSET……開始・始まり

と言う意味を持っています。
なんの関連性もない言葉を適当に繋げていますが、取りあえず意味はあります。
多分ストーリー中盤……から終盤でとある御方が語るかと。
そして次回はとうとうシンジ君の初陣……戦闘シーン、多分今回より酷いものになりそうな気がします。
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